ロバートキャンベルのレビュー一覧

  • 戦争語彙集
    ロシアに侵略を受けたウクライナ、市井の人々の体験、ロバートキャンベル氏の思索。言葉の持つ力、言葉は第二のシェルター。戦争解説ではなく、イデオロギーはまったくない。ウクライナの人々・戦争被害者の困難な状況、戦争の終わり・平和、はつまり勝利への思いが言葉で伝わる。
  • 戦争語彙集
    この本におさめられているウクライナの市井の人たちの言葉は、とても深刻で、時に可笑しくも美しくもあります。日常生活に戦争が入り込んでしまった人たちにとっては、普通の言葉、単語ですらとても重い物語を持つのだと実感されました。ただそのような言葉、物語を語ることで救われることもあるのでしょう。キャンベルさん...続きを読む
  • 戦争語彙集
    紐解き始めてみて、頁を繰る手を停めることが出来なくなってしまった。強く惹かれてドンドン読み進んだ。或いは、ウクライナ関係のモノということでは「こういうモノこそ読みたかった」というような気もしている。
    ウクライナの詩人でエッセイストでもあり、様々な活動をしているオスタップ・スリヴィンスキーの作品を、米...続きを読む
  • ピンクはおとこのこのいろ
    読み聞かせ(2分20秒くらい)
    ジェンダーレスの時代にぴったりの絵本。
    『おとこのこだから…』『おんなのこだから…』はもういらない!
  • ピンクはおとこのこのいろ
    6年生のクラスで読み聞かせ。
    「ピンクや赤が女の子の色」って
    誰が決めたんだろうって読みながら思った。
    性別関係なく、好きな色は好きっていいんだよって
    背中押してくれる本。

    読み終わって
    「私が小学生のころは、
    男の子のランドセルは黒、女の子は赤と決まっていて
    それ以外の選択肢がありませんでした。...続きを読む
  • 戦争語彙集
    作品紹介にある通り、ウクライナ戦争により心身共に傷ついた市井の人々の生の声を元にした詩だ。
    ニュースやドキュメンタリーとは異なり、直接心に響く。
    後半はロバートキャンベル氏が、実際に詩の元になる証言をされた方々との会話を中心に、その心情に触れる。

    食べもの
    東部地域からやってきた家族を一晩お世話す...続きを読む
  • 戦争語彙集
    この本の意義は、証言者の1人であるオレーナさんの語ったところ(210頁)に尽きる。「(他国による侵略という事態を)経験した多くの人々の感情のスナップショット」。「とても新鮮な記憶、とても新鮮な傷、とても新鮮な感情を伝えるもの」。それらを時をおかずに世界中で共有することの重要性。ロバートキャンベルのレ...続きを読む
  • 戦争語彙集
    アレクシェーヴィチの「戦争は女の顔をしていない」が過去から現代に現れてしまった。
    死と隣り合わせになることで、人生が詩になってしまうと言う皮肉。

    自由
    「自由といえば、誰かがかわりに手に入れてくれるものではありません。誰かが与えてくれることもなければ、プレゼントしてくれることもなく、誰かに期待する...続きを読む
  • 戦争語彙集
    ウクライナの人々の日常に起きている生きている言葉

    物々しさだったり、ユーモアだったりと
    いろんな感情が垣間見れる

    後半は、この本をまとめるにあたっての話しだったが
    そちらは端折ってしまった
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2
    金田一秀穂さんは
    日本語は緊急事態に向かないと言う

    緊急事態を宣言します、には
    本当に緊急事態なの?

    緊急事態宣言を発出します、だと
    ああそうですかとどこか他人事

    日本語の得意は落とし所を探す事

    ロックダウンより20時閉店
    和を持って貴しとなす、それでいい
  • ピンクはおとこのこのいろ
    柔らかく固定観念を取り去ってくれる。
    声高でなく自然に受けとめられる絵本に出会えて良かった。もっとこんなふうに自由な世界が広がってほしい。決めつけないでねって。コレって色だけではないよね。
  • ピンクはおとこのこのいろ
    今の仮面ライダーと戦隊ヒーローはどちらもピンクが男の子。時代を反映してますね。昔は赤は女の子黒は男の子みたいな感じでしたが、今はそんなことないですね。(カープのキャップが赤になった時、男の子達は最初男が赤なんてって抵抗があったみたいですよね)戦隊ヒーローは赤が男の子でリーダーとかが多いけど、かといっ...続きを読む
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2
    コロナ後の日本社会はどのように変化してゆくのか。変化した社会にどう生きるか。桐野夏生さんの「不寛容な時代、自由な小説から力を得て欲しい」の言葉に、不安の塊がふうっと軽くなりました。
  • 日本古典と感染症
    編著はロバート・キャンベル。
    本書編集のきっかけは、2020年4月、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下で、国文学研究資料館の館長である編著者が配信した動画である。職員が在宅勤務となり、がらんとした書庫の中から、古和書について、また、古和書に描かれた感染症について語るもので、2022年1月現在でも...続きを読む
  • ピンクはおとこのこのいろ
    【母セレクト】
    タイトルを読んだ5歳の娘が
    『ちがうよねーおんなのこのいろだよねー!』
    と良い反応を示してから読み聞かせ。
    難しいことは言わず
    すべての色はすべての人のものという
    ジェンダー論をシンプルに伝えてくれるので
    子どもにもわかりやすかった様子。
    ピンクのシャツにピンクの蝶ネクタイを付けた男...続きを読む
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2
    コロナ禍をテーマにした、識者たちの短いインタビュー記事が集められたものだが、人間の生死について、人間どうしの関係性について、また経済について(これに関しては私自身の基礎知識がなく、よくわからなかったが…)など、コロナ禍に限らず、人間社会が抱える普遍的で本質的な事柄が多岐にわたって言及されていた。
    ...続きを読む
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2
  • 日本古典と感染症
    読み解くの難しかった。

    何度も感染症の流行があって、「距離を取る」対処とか今に通じるところがあって面白かった。隣町まで移動してたとか印象残る。
  • ピンクはおとこのこのいろ
    どんな色も、男女年齢関係なく「この色好き〜!」
    っと言える幸せ、自由。
    だって、どの色もステキだものね。