オスタップ・スリヴィンスキーの作品一覧

「オスタップ・スリヴィンスキー」の「戦争語彙集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 戦争語彙集
    4.3
    1巻2,200円 (税込)
    「わたしの家も,この街も,置いていけばゴミになるの?」 「ゴミ」「星」「林檎」……戦争の体験は人が言葉に抱く意味を変えてしまった.ウクライナを代表する詩人が避難者の証言を聴き取り,77の単語と物語で構成した文芸ドキュメント.ロバート キャンベルが現地を訪ねて思索した手記とともに,自ら翻訳して紹介.

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ユーザーレビュー

  • 戦争語彙集

    Posted by ブクログ

    バスタブのシェヘラザード、黄色いランプ、林檎の落ちる音。
    人々の祈るような語りは美しく、鮮やかで、凄まじい。

    0
    2025年06月19日
  • 戦争語彙集

    Posted by ブクログ

    現実と違って、どこかユーモラス。
    コントや漫才の一場面みたいな。

    この本が出版された後も、まだまだ戦争は続いている。

    0
    2025年06月04日
  • 戦争語彙集

    Posted by ブクログ

    国の傷みと体の痛みが連動して感じられる能力、他人を全く恐れることなく自信と信頼を持って関われるようになる能力、通常の状態では発揮されない精神の飛躍がある。
    環境の変化がニュータイプを生むという発想は正しい。
    しかしそれが戦争という過酷な状況でしか生まれないのは何とも悲しいことだ。

    他者の中にこそ、私性は宿るというこの当たり前の事実が、先々事実として認識されるようになると良いな。

    0
    2025年03月12日
  • 戦争語彙集

    Posted by ブクログ

    言葉がシェルターになる。
    戦争・侵略は、言葉の意味を変える。

    避難してきた方々から、溢れでる言葉から、感じ、想像する様々な感情、風景。

    そして、単なる語彙集とせず、現地を訪れ、その語彙の周りも丁寧に取材され、記録されたロバートさんの手記で、その語彙の奥行きが深まる。

    この語彙集は、本望では無いにしろ、続巻が出るのだろう。そして、必ず読む。他人事ではなく、隣人のこと。

    0
    2024年07月24日
  • 戦争語彙集

    Posted by ブクログ

    ロシアに侵略を受けたウクライナ、市井の人々の体験、ロバートキャンベル氏の思索。言葉の持つ力、言葉は第二のシェルター。戦争解説ではなく、イデオロギーはまったくない。ウクライナの人々・戦争被害者の困難な状況、戦争の終わり・平和、はつまり勝利への思いが言葉で伝わる。

    0
    2024年05月06日

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