大久保幸夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私は今まで、割と学生時代から振り返ってみても、割と体育会系な環境にいたと思う。見て覚える、とりあえずやってみる。
そんな形で育ってきた気がする。時代もあると思うけど。
つい自分が教える立場になり進める時にもその教え方でやってしまいがちな自分。
そんな自分にはたくさんの学びがありました。
まずは教える立場の必ずあるべき姿、そして後輩の目指す姿、それが『プロフェッショナル』であること。
お客様ののぞむ、上のものを目指し提供できること、責任をもつオーナーシップがあること。
それは当たり前のようで、実は馴れ合いになったりしてしまうこともなくはない、中では実は難しいこと。
それを常に体現し続けるのが、先輩や上司。
実はそんな基本的なことが大切でその姿も考え方も背中を見て育つのだと、思います。
だからこそ常に『プロフェッショナルからみてその仕事の仕方はOKか?判断はOKか?』ということも自分自身に投げかけていきたいと思います。
また、信頼関係のこと。
信頼関係がないと人は心を開かないし、何かあっても話そうと思わない。
そうすると、その人の問題や本質を捉えられないからこそ、自ら自己開示していくこと。
カウンセリングと同じで、お客様とつくる信頼関係と同じように。メンバーにもやっていきたいと思います。
そして、ここからが苦手なのだと思い意識していきたいと思いますが、褒めること、そして叱ること。やってみせること。任せること。
やってみせ〜の言葉は山本五十六の言葉だ、と思いました。
まさに、五十六さんの言葉には、モデリング、コーチング、全て含まれていて今の私の行動指針です。
そしてつい、考えさせてしまうのですが、
初めはその判断力もないからこそ、言い切ること、型が掴めるまでは、型にはめて教えること。
これにはなかなか目から鱗、というか考えに全くなかったです。
そして、何より魅了して、この仕事のやりがいや楽しさを伝え理解してもらうこと。
そういった点のやりかた、スイッチや、背中の押しかたの考え方を学びました。
そしてそれらを通じて人師となれるような、関係性を築いていけたらと思える本でした。 -
Posted by ブクログ
キャリアデザインとはあくまで仕事を通して人生を豊かにするためのものと理解していて、それは昇進とは連動しないとは本書の中でも明言されるのだけど、ここまでできるプロを放っておく会社も無いでしょう。
プロの世界は厳しい。要求レベルが高い。
プロ意識とは、仕事に対するアイデンティティ。自己とその仕事を同一化する意識で、仕事に対しても自己に対しても真摯で厳しい態度のこと。
そしてプロが存在する領域は極めて高度で深みのある専門性を有する領域のみ。日々の作業を正確迅速にこなすだけではスペシャリスト止まり。
プロに必要な知識は大学で十数回の講義ができる程度。マジか。もちろん継続的なアップデートが必要。周辺領域の知識も必要。みんなそんなに凄いのか。怖い。取り残されている気がする。てか講義してほしい。
私もアラフォーで、もう筏下りはやめて山登りをする時期だが、基礎力すら身についている自信が無い。伸ばす意識をしなければ伸びないのだろう。努力不足と言われればそれまで。前巻には基礎力は一生鍛え続けるものという説明もあった。
その上で、登る山を決めないといけない。
まずは拙くとも9つの質問に答えるところから始めよう。実は社内で近々にキャリアプラン面談が予定されている。 -
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薄いながらも非常に密度の高い本で、読み進めるうちに「キャリア」という言葉の奥行きを実感させられた。キャリアは単なる職務経歴ではなく、仕事を通して形づくられる自己イメージ、つまり「自分は何者か」という職業アイデンティティが大きな要素を占める。そのため、「できること」「やりたいこと」「やるべきこと」の3つをどう整理するかが重要であり、とりわけ「やりたいこと」を言語化することの難しさが印象に残った。
また、「筏下り」と「山登り」という比喩は分かりやすく、キャリアの前半は偶然性に委ねながら経験を積み、30代後半以降は自分の選んだ山を登るように専門性を高めていく姿が描かれていた。これは、自分のキャリアをどう考えるかの指針として心に残る。一方で、人に従うだけで仕事をこなす姿勢や「やりたいことはさせてもらえない」と諦めてしまう考え方は、キャリアデザインを阻害するものとして厳しく戒められており、自分自身も無意識にそうした思考に陥っていないか振り返らせられる。
本書が繰り返し強調しているのは、基礎力の重要性だ。対人能力、対自己能力、対課題能力といった汎用的な力を30代半ばまでに一定水準に引き上げることが、その後のキャリア形成の土台となる。特に対人能力に関する「親和力」「協働力」「統率力」の整理は具体的で、日常の人間関係や仕事の進め方を見直すきっかけになる。
最後に印象的だったのは、「キャリアの大半は能力向上であり、真の選択は就職時と専門領域を決めるときの2回にすぎない」という指摘だ。キャリアとは派手な転機の連続ではなく、日々の努力と積み重ねの延長線上にあるものだと改めて感じさせられた。ChatGPTのようなツールを使いながら、自分の「ウィル・キャン・マスト」を整理し、自分の人生にリーダーシップを発揮する方法を模索していきたい。 -
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ネタバレこれまで何となくでしかやってこなかった人材育成を振り返り今後に活かすための知見取得のため一読
★4.5の5点
人材育成に興味がある自分としては、ぜひもう一度読みたいと思えた本。
「適切な「思い」と「つながり」を大切にし、「挑戦し、振り返り楽しみながら」仕事をする時、経験から多くのことを学ぶことができる」
やはり最重要と思っていた「抽象化概念をどれだけ理解するか」がポイントと記載されており、大いに納得。
若いうちから成長の角度を持っているとそれが維持なり拡大する傾向がある(p218)、若いうちからいいモチベーションを持たせることは大切だと再認識。
【学び、備忘録】
・昇進前に子育てを経験しておくのもアリ(理不尽なことを包容力がつく)
・ロールモデルを具体的に置きすぎるのは注意
・262のローパフォーマーはマネージメントの責任もあるのではという見解は盲点
・ミドル以降は自己信頼(①未来に対する希望②自分に対する自信③他者との人間関係)によって挑戦意欲を駆り立てる
・補完(スーパーの事例:シニアと若者両極だけにしてみる)
・役に立った割合:7経験2薫陶1研修
・OJTとは「変化と異常への対応」
・体の中に溜まっている暗黙知が、「ひらめき」に繋がる。
・闇研究を許す。寛容さがイノベーションには必要
・成長エンジン 3年以内は競争型ジェネラリストが一番高い
「21世紀のキャリアを考える研究会」 -
Posted by ブクログ
主に30代後半以降の山登りについて解説しており、1章ではプロフェッショナルになることをエキスパート型、ビジネスリーダー型、プロデューサー型スペシャリストがあり、ジェネラリストやスペシャリストとは異なることを解説している。
2章の専門力を磨く中の、専門知識を得るには、読書、セミナー(公開講座)、大学等で学んで経験を理論に変えることなどがある。専門技術を磨くには、師弟関係、技術を形式知化する、経験を積み上げるなどがある。
そのうえで、読む、書く、描く、話す、散歩するの5つの自分の好むスタイルで考えを深めることとしている。専門力の証明は経験や資格があることになる。
3章では、山登りのキャリア形成についてまとめている。
何度も読み直してもよい本だと思った。 -
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著者が他書でも書いている能力の定義とキャリア(いかだ下り と 山登り)に分けて解説しており、基礎力編は、基礎力と30代までのキャリアについてのまとめである。
1章で、能力の構造について、2章で筏下りの高校・大学・入社・30代半ばまでについて述べ、3章は基礎力を身に着けることについてまとめている。
特に基礎力には近いものとともに詳細な解説が役立った。
能力を「基礎力」と「専門力」に分けて、「基礎力」を5つにわけて考えている。
①対人能力(親和力、共働力、統率力、他院能力を高めること)
②対自己能力(感情制御力、自信創出力、行動持続力、隊自己能力を高めること)
③対課題能力(課題発見力、計画立案力、実践力、隊か大能力を高めること)
④処理力(言語的処理能力・数量的処理能力)
⑤思考力(論理的思考力、創造的思考力)
にわけて考えている。専門力などはⅡの専門力編で解説していた。 -
Posted by ブクログ
上司に「仕事させる」というのは、上司に仕事を押しつけるということではなく、部下が上司を戦略的に動かして、自分の仕事やチームの仕事の成果を最大化する、ということを指す。
上司を便利な「フリーウェア」とした上で、7つの便利な機能があると整理している。
・キャリア・コーチ――「こうなりたい!」を実現するための相談相手
・アセッサー――仕事の成果や部下の能力の評価者
・トラブルシューター――トラブルの処理役・謝罪役
・スタンパー――GOサインを出してくれる承認者
・ハイパー・プロフェッショナル――無料でノウハウを教えてくれる師匠
・コ・ワーカー――できない仕事を代わりにやってくれるパートナー
・ネットワーカー――仕事上必要な人脈の紹介者
また、上司との関係づくりの要諦を、「上司を知り」「上司に慣れ」「己を知らせ」「信頼関係を築こう」としているが、とりわけ「上司の信頼を得る」が最も重要なポイントとしている。
「信頼を得る」ための、上司が考える「良い部下」の条件を以下の4点にまとめている。
・「相・連・報(=相談・連絡・報告)」ができる部下
・上司である自分の顔をつぶさない部下
・手が回らないところを補ってくれる部下
・反応力(=リアクション力)が高い部下
まとめとして、「上司と部下は業績をシェアできる関係」であり、「同じ目標に向かって進む仲間」なのだと述べられている。非常にポジティブで、目から鱗の発想である。面白く、極めて有益な仕事論の一冊。