【感想・ネタバレ】キャリアデザイン入門[II]専門力編 第2版のレビュー

あらすじ

◆40代が近づくと、公私ともにキャリアの節目を迎える。キャリアの選択肢をどのように上手に絞り込み、自分の専門性をいかに高めるか? また部下に仕事を任せ、受けつがせていく進め方をわかりやすく解説。
◆改訂にあたっては、(1)プレイングマネジャーとしての役割を求められるようになったミドルは、部下を育てながら自分のキャリアをどう磨くかや、(2)経験を伝えながら新しいことを学び続けるコツ、(3)セミリタイア、個人事業主としての生き方を選ぶには、といった内容を新たに盛り込む。
◆うまくいったケースばかりでなく、ミドルやシニアになるとどのようなキャリアの危機が訪れるのかや、職業人生の前半でうまくキャリア構築できなかった人はどう立て直すのかといったことも解説する。
◆著者は、リクルート内で自ら研究所を立ち上げ、率いてきた、人事や働き方に関する第一級の識者。

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Posted by ブクログ

キャリアデザインとはあくまで仕事を通して人生を豊かにするためのものと理解していて、それは昇進とは連動しないとは本書の中でも明言されるのだけど、ここまでできるプロを放っておく会社も無いでしょう。

プロの世界は厳しい。要求レベルが高い。
プロ意識とは、仕事に対するアイデンティティ。自己とその仕事を同一化する意識で、仕事に対しても自己に対しても真摯で厳しい態度のこと。
そしてプロが存在する領域は極めて高度で深みのある専門性を有する領域のみ。日々の作業を正確迅速にこなすだけではスペシャリスト止まり。

プロに必要な知識は大学で十数回の講義ができる程度。マジか。もちろん継続的なアップデートが必要。周辺領域の知識も必要。みんなそんなに凄いのか。怖い。取り残されている気がする。てか講義してほしい。

私もアラフォーで、もう筏下りはやめて山登りをする時期だが、基礎力すら身についている自信が無い。伸ばす意識をしなければ伸びないのだろう。努力不足と言われればそれまで。前巻には基礎力は一生鍛え続けるものという説明もあった。

その上で、登る山を決めないといけない。
まずは拙くとも9つの質問に答えるところから始めよう。実は社内で近々にキャリアプラン面談が予定されている。

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

入門1に続き、とても勉強になった
キャリアデザインという漠然な言葉、キャリアとは何なのかという問いに対して、自分なりにこういうことだろうという解釈を見出すことができた
そして、30代からの歩み方についての道しるべが漠然とではあるが見えた気がする
定年まではまだまだ長くもあるが、自らデザインしていくという意識を持って、日々の仕事に取り組みたいと思う

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2025年07月25日

Posted by ブクログ

主に30代後半以降の山登りについて解説しており、1章ではプロフェッショナルになることをエキスパート型、ビジネスリーダー型、プロデューサー型スペシャリストがあり、ジェネラリストやスペシャリストとは異なることを解説している。

2章の専門力を磨く中の、専門知識を得るには、読書、セミナー(公開講座)、大学等で学んで経験を理論に変えることなどがある。専門技術を磨くには、師弟関係、技術を形式知化する、経験を積み上げるなどがある。

そのうえで、読む、書く、描く、話す、散歩するの5つの自分の好むスタイルで考えを深めることとしている。専門力の証明は経験や資格があることになる。

3章では、山登りのキャリア形成についてまとめている。

何度も読み直してもよい本だと思った。

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2017年01月15日

Posted by ブクログ

30代後半以降のミドルのキャリアデザインに関する本は、管見の限り、あまりない(50代からのキャリアデザインの類書はある)。本書は、ミドルが日々の業務に追われながら今後の将来像を描くためのきっかけになる本だと思う。

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2023年10月18日

Posted by ブクログ

著者の提示する理想が高く、人生の午後も少し過ぎているような年齢の自分が読むと全然何も築き上げていないなと虚しさを感じる。会社での時間のカウントダウンとその後の人生への漠然とした期待やおそれを主体的にコントロールするにはどうすればいいか。

著者が言うように人生が続く間をなんらかのキャリアで埋めていくこともできるだろう。それは人生を有意義にするためのキャリアなのか経済的に必要となる仕事なのかでも大きく意味合いは違うだろう。全体的に経済的な理由で必要な労働とキャリアデザインという美しい考え方のギャップは感じる。キャリデザインを考えられるようなレベルに到達できる人はそれ自体で成功しているとも言えるだろうし。

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2024年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ビジネスプロフェッショナルとスペシャリストの違い。
課業の専門化=スペシャリスト=仕事内容が定義され、ある程度の水準に達するとスピードや正確さが成長となる。専任職。
プロ=人の専門化=自分が概念的な定義を加えながら成長し高度化する分野。専門職。知識を深めて周辺分野にも精通する。経営者こそプロ性が求められる。サラリーマンのなれの果てではできない。プロデューサー型のプロもある。
プロのサラリーマン、はプロフェッショナルではない。

企業経営には、自由市場の論理、管理の論理、プロの論理が必要。

ゼネラリストの誤解=ゼネラリストは何でもできるようで何もできない人。プロとして専門分野を持ちつつ経営のプロになるために山を登る。ゼネラリストだから山を登らなくていいわけではない。キャリアを人任せにしていたら筏下りの先はない。

吸収する学習から考える学習へ。
調べながら読む、一度に集中して読む=目的の達成のために勉強する。アウトプットを前提とした読書。JMOOCなど。
新聞の切り抜きサービスを利用する。

メンターの語源は、オデッセイアの登場人物のメントール。息子テレマコスの先導者。
一般教養が豊かだと思考力が高まる。
発表は、電子出版や業界雑誌の寄稿も考慮する。

200文字程度でプロフィールをつくる。最終学歴、職歴、主要な役職の履歴、所有資格、受賞歴、公的役職、教歴、著書論文、主な業績や作品。
学歴は修士以上。

個人ブランドとは、自分が何者か、を追い求めた結果辿りつくもの。

5年後のキャリアイメージを作る。そのために
得意なこと、やりたいこと、価値を感じること、専門性、自分らしいリーダーシップ、制約、チャンス、組織からの期待、を考える。
弱みを直すより、強みを磨く。

ある分野でプロになれば、必然的にリーダーになる。スペシャリストで終わったらそうはならない。

山を登った後、近隣の山にも上る。
20年で専門性はピークを迎える。50歳ならもうひとつ山を登ることもできる。山の頂上にとどまることはできない。ブランクは怖い=役職定年や早期退職など。

高齢者に多い求人は、警備員、営業、成層関係、ドライバーなど。独立開業を目指すべき。
生涯現役を目指したい人が多い。だんだん引退年齢が遅くなる。

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2022年11月15日

Posted by ブクログ

いわゆる社会人基礎力について、分かりやすく解説されており、その部分が大変参考になった。
良い本であると思う。

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2016年04月14日

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