あらすじ
◆40代が近づくと、公私ともにキャリアの節目を迎える。キャリアの選択肢をどのように上手に絞り込み、自分の専門性をいかに高めるか? また部下に仕事を任せ、受けつがせていく進め方をわかりやすく解説。
◆改訂にあたっては、(1)プレイングマネジャーとしての役割を求められるようになったミドルは、部下を育てながら自分のキャリアをどう磨くかや、(2)経験を伝えながら新しいことを学び続けるコツ、(3)セミリタイア、個人事業主としての生き方を選ぶには、といった内容を新たに盛り込む。
◆うまくいったケースばかりでなく、ミドルやシニアになるとどのようなキャリアの危機が訪れるのかや、職業人生の前半でうまくキャリア構築できなかった人はどう立て直すのかといったことも解説する。
◆著者は、リクルート内で自ら研究所を立ち上げ、率いてきた、人事や働き方に関する第一級の識者。
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Posted by ブクログ
ビジネスプロフェッショナルとスペシャリストの違い。
課業の専門化=スペシャリスト=仕事内容が定義され、ある程度の水準に達するとスピードや正確さが成長となる。専任職。
プロ=人の専門化=自分が概念的な定義を加えながら成長し高度化する分野。専門職。知識を深めて周辺分野にも精通する。経営者こそプロ性が求められる。サラリーマンのなれの果てではできない。プロデューサー型のプロもある。
プロのサラリーマン、はプロフェッショナルではない。
企業経営には、自由市場の論理、管理の論理、プロの論理が必要。
ゼネラリストの誤解=ゼネラリストは何でもできるようで何もできない人。プロとして専門分野を持ちつつ経営のプロになるために山を登る。ゼネラリストだから山を登らなくていいわけではない。キャリアを人任せにしていたら筏下りの先はない。
吸収する学習から考える学習へ。
調べながら読む、一度に集中して読む=目的の達成のために勉強する。アウトプットを前提とした読書。JMOOCなど。
新聞の切り抜きサービスを利用する。
メンターの語源は、オデッセイアの登場人物のメントール。息子テレマコスの先導者。
一般教養が豊かだと思考力が高まる。
発表は、電子出版や業界雑誌の寄稿も考慮する。
200文字程度でプロフィールをつくる。最終学歴、職歴、主要な役職の履歴、所有資格、受賞歴、公的役職、教歴、著書論文、主な業績や作品。
学歴は修士以上。
個人ブランドとは、自分が何者か、を追い求めた結果辿りつくもの。
5年後のキャリアイメージを作る。そのために
得意なこと、やりたいこと、価値を感じること、専門性、自分らしいリーダーシップ、制約、チャンス、組織からの期待、を考える。
弱みを直すより、強みを磨く。
ある分野でプロになれば、必然的にリーダーになる。スペシャリストで終わったらそうはならない。
山を登った後、近隣の山にも上る。
20年で専門性はピークを迎える。50歳ならもうひとつ山を登ることもできる。山の頂上にとどまることはできない。ブランクは怖い=役職定年や早期退職など。
高齢者に多い求人は、警備員、営業、成層関係、ドライバーなど。独立開業を目指すべき。
生涯現役を目指したい人が多い。だんだん引退年齢が遅くなる。