あらすじ
リクルートワークス研究所・大久保幸夫所長による年代別の「キャリアと能力」の育て方。人気講演のエッセンスを本にしました。雇用情勢の激動期を迎え、一人ひとりの社員が自らキャリアデザインを描き、スキルアップをしなければならない時代に突入しています。しかし、往々にして耳目に入りやすい資格等ばかりに目が向いていないでしょうか。大久保氏によれば、実は生涯にわたってキャリアを充実させていくためには、基礎となる12の「仕事力」が不可欠なのです。長年の大久保氏の講演の中で、各年代のサラリーマンが万遍なく身を乗り出す、人気講演の勘所を公開。
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Posted by ブクログ
主任におすすめしていただいた本。主任は、本部長からおすすめされたらしい。
まだ、腹落ちしていない部分もあるけど、次の新卒へ勧めたい。
仕事をしている内に腹落ちすることがあるはず。
きっとどの企業に勤めても役に立つ。
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転職先の上司の薦めで読んで、とてもよい本だと思った。20代で身に付けるべきスキル、30代で身に付けるべき、40代で・・。もっと早く新卒くらいの時期に読みたかった。機会があれば俺も誰かに薦めたいが中々そんな後輩に巡り合えない。
Posted by ブクログ
まず、本書では「キャリア」に纏わる一般の人が抱く誤解を解くことから始まっている。時代の変化に合わせて、自分も変わっていかなければならない。一つの仕事でずっと食っていけるとは限らない。単なる専門知識ではなく、どんな環境でもやっていける「基礎力」を身につけなれければいけないということ。つまり、「生涯勉強」しろということである。では、その「基礎力」とは何なのか。筆者はそれをお題にあるように、以下の「12」の能力に分類しており、それぞれの能力をどうやって身につければよいか解説してくれている。
Posted by ブクログ
ためになってよかった! 授業とかでているだけという癖はなかなかなおらないので、すぐに直す うなずくことは大事 すべての話は質問するつもりで聞く 勉強週間(まずは集中的に→目標を定める) 学習視点でものを見る習慣をつける、肉体労働も考え方次第で知的労働 興味をもったら本を読んだり、セミナーにいったりというところからはじめる 挨拶の省略はマイナス→愛嬌力 笑顔が魅力的で、丁寧に人の話を聞いて、自分の意見も言うのが好かれる ポジティブシンキングは育った環境の中で時間をかけてつくられたもの 小刻みなスケジュールで目標設定力をつける
Posted by ブクログ
タイトルの通り、仕事をやっていく上で必要な12の基礎力についてが書かれています。
1.反応力
2.愛嬌力
3.楽天力
4.目標発見力
5.継続学習力
6.文脈理解力
7.専門構築力
8.人脈開拓力
9.委任力
10.相談力
11.教授力
12.仲介調整力
この12の力ね。
読みながら「そうそう」とか「へぇ」とか 共感できながら読めるので吸収しやすいです。
就職活動中の大学生にも入社したての新卒社員にも中堅社員にも役員やってる方にもおすすめできます!
Posted by ブクログ
どんな種類の仕事についたとしても使える「基礎力」。私みたいに、いつ、どんな仕事のもとへ落下傘降下するかわからない場合、この「基礎力」の重要さが身にしみます。自分の背中を押したいときに読みたい本です。
Posted by ブクログ
社会人として必要な能力が分かり易く示されていて読みやすい。
個人的に興味のあるキャリアカウンセラーについて参考になる記述があり、嬉しい発見だった。
Posted by ブクログ
著者がいっている通り平易な文章で読みやすい。スピードが出すぎて内容が右から左に抜けてしまうのでは??となるくらいです。
12の基礎力という整理の仕方とそれぞれの関連性はいまいちピンとこない部分もあるけど、ひとつひとつは確かに大事な能力であり、本当に必要なことだと思う。著者の豊富な経験をこの12個に集約・凝縮したのは伝わってくる。
また、それぞれの能力には開発すべき旬のタイミングがあって、それを逃してしまうと絶対NGではないけれど、キャッチアップするのが難しいこと、むしろある年代に達してからは特性が固まってしまうので弱みの克服でなく、強みの強化に注力すべき、というのはその通りだと思いました。
Posted by ブクログ
ビジネス書だけど、比較的読みやすかった。
なるほど~と思うところがたくさんあった。
ぜひ身につけたい12の基礎力。
時間をかけて積み上げることで身に付く能力もある。
ひとつずつ成長したいと思えた一冊。
Posted by ブクログ
反応力 愛嬌力 楽天力
目標発見力 継続学習力
文脈理解力 専門構築力
人脈開拓力 委任力
相談力 教授力 仲介調整力
すべての話は質問するつもりで聞く
Posted by ブクログ
20070818
○失敗の原因を丁寧に分析して、ノートの書きとめておく
・繰り返した失敗が貴重な情報となる。
○ポジティブシンキングに変える方法
1) 学習支店でものを見る習慣
2)会議中に活用(論理整理ノート、専門分野ノート、理論を学習したときに図表化して整理
20090301
○技術とか資格とかではなく、もっと本質的に「いい仕事を、楽しくやる」ための「対人」「対課題」「対自己の能力について詳細に記載。
○キャリアについて
・専門家といえるほどの専門技術や専門知識を持つまでに至らず、ひとつのことをもっぱら繰り返しやることを職務として専任職レベルにとどまってしまいがちになる。
・専門家になることと、マネジメントをすることを対立的な概念としてとらえることは決して正しいことではない。
・専門分野をもつこととは会社の枠を超えて通用する専門分野を持つことです。
○キャリアの階段を純情に上がっていくと、どんな世界が待っているのでしょう
・自己概念がキャリア選択を方向づけるアンカー(船の錨)の機能を果たすようになる
?自分の強み、弱みとは何か
?自分の目標は何か
?自分の価値観とは何か
という問いかけを長年にわたって繰り返すことで自己概念が生まれてきて、自分の航路を間違えることなく進められるようになる
○12の基礎力とは
1)反応力(リアクション力)
・反応力とはコミュニケーション時にうなずくなどリアクションをうまくとる。反応力を磨くには「すべての話は質問するつもりで聞く」
2)愛嬌力
・柔和な表情や茶目っ気のある笑顔で人を引きつける力
3)楽天力
・仕事にはつきもののストレスに対して、自分に適した処理方法を持ち、戦略的に解消していく力
・ポジティブ・シンキング(前向き思考)でいれば、厳しい環境下にいても、他の人よりも感じるストレスは少ない。
・見通しの立たないことがストレスとなる場合には、ある程度やるべき仕事の枠組みが決まっていて、仕事の半分以上はルーティンワークであるような仕事を選ばざるを得ません。
・ポジティブシンキングに変える方法のひとつとして「学習視点」でものを見る習慣をつける。
4)目標発見力
・自らの仕事の目標を自ら提起する力。まず問題を発見し、その解決を目標とすることが一般的。
・「自立」というのは、「自己責任」という言葉とあわせて、企業が個人に求めるキーワードになっています。
・個々人の目標は、会社の掲げるビジョンや会社目標、部門目標に照らし合わせて、個々人で考えてくれという風潮になっています。
・「夢エネルギー」「問題発見スキル」が必要。この二つの力がある人は、今日の目標も簡単に設定できますし、人生の目標も比較的見出しやすい。
・「夢エネルギー」は目標を追いかけるという行動は習慣化するから、ひとつの目標を追いかけている人は、それ以外のことでも積極的になります。
・「問題発見スキル」は練習を重ねることで磨くことができるスキルです。構造は簡単で「あるべき姿」と「現実」の「ギャップ」を見つけるということです。
・日々の小さな業務でも30分で区切り目標をクリアしていくことで、目標設定癖がつくだけなく、集中して仕事を仕上げるクセや段取りを決めるスキルが向上し、山のような仕事を抱えてもパニックにならないようになる。
5)継続学習力
・必要な時に必要なことを学習する習慣。自然に毎日勉強する習慣化する。
・例えば年間150冊(2日に1冊のペース)以上、本を読むという目標から、量が多すぎて頭に入っていなかっても達成した後には、頭の中には確実にインフラとして残っている。多くの場合は達成前に挫折するから実感できない。
・学習の転移効果から1つのことをマスターすると、次の課題は比較的マスターしやすくなっている。
6)文脈理解力
・背景・文脈の異なる人との間で意見の調整をする力
・相手の発言の背景を想像する。相手を理解することから始める。
・論点整理の習慣をつける。⇒「論点整理シート」をつくる。それぞれ獲得したい論点は何か?どのような質問が想定されるか?などを1枚の簡単なメモにまとめておく習慣をつける。
7)専門構築力
・自分独自の強みを計画的に作り上げる力
・専門分野を構築するための重要な原則として「理論と実践の両方をバランスよく深める」ことです。実際にできる、と理論的に説明できることで専門といえる。
・重要な役割を果たすのが自らが作ったノートです。実践の中で疑問に思ったことや気づき、専門家に聞いたり、本で読んだりしたことを書き込みます。
8)人脈開発力
・ビジネスの仲間や情報源となる人を開拓し、その関係を維持していく力
9)委任力
・人に仕事を頼み、任せる力
・「自分でやったほうが早い」という悪魔の力
10)相談力(カウンセリング)
・相談される力。人の話を聞き、一緒に問題を考えていく力。カウンセラー方上司を目指して!
?同じ目標を共有することは、カウンセリングにとって極めて重要です。
?専門知識に基づいてきちんと説明する
?最終的には相手に決めさせる
11)教授力
・自分の持っている知識や技術を人に教え、育てる力
12)仲介調整力(コーディネート)
・物事を調整する力。仲介する力。推進する力
Posted by ブクログ
【読む目的】
仕事におけるキャリアと能力の育て方を知りたい。
【読んだ感想】
「キャリアに対する誤解」「キャリアを成功に導く12の基礎力」がとても参考になります。自分のキャリアの棚卸し、自分のキャリア形成のためにこの本が役立ちます。
Posted by ブクログ
後輩に上げるために久々に読み返してみた。
自分に足りなかったものは上司に対する愛協力。だと思う。一番難しかったんだよなぁ。
仕事をビジネスマンになるにあたって
必要なことがわかりやすく書いてあるオススメの一冊。
Posted by ブクログ
目次とコメント
第1章 キャリアに関するさまざまな誤解
第2章 キャリアを成功に導く12の基礎力
1.反応(リアクション)力
うなずく、雑談する、質問するつもりで話を聞く
2.愛嬌力
愛敬愛嬌、応援したいと思わせる人、あいさつ、笑顔
3.楽天力
ストレス対処、失敗から学び成功する、ポジティブ
シンキング、すべての時間・経験は自分とっての学び
4.目標発見力
夢[あるべき姿]、問題発見[ギャップ]
5.継続学習力
集中、身近な目標、すぐ出力、習慣化、成果を挙げる
6.文脈理解力
理解しあい共感しあう。感情の抑制、論理的思考、日本語力
7.専門構築力
理論と実践、理論の図表化・実践の振り返り、専門家のネットワーク
8.人脈開拓力
会いたい人に会う、裏を返す、弱い紐帯
9.委任力
抱え込まない、信頼(見る目)、仕事の設計図
10.相談(カウンセリング)力
キャリアカウンセラー、信頼関係・目標共有・専門知識・相手に決めさせる
11.教授力
ラポール、「褒め方」「叱り方」
12.仲介調整(コーディネート)力
専門知識・人脈・ニーズ把握・明朗・ゴール・合意形成・アドバイス・マメ・誠実
第3章 キャリアの階段を着実に上るための法則
キャリアの階段を上る
関連し合う12の基礎力
必要条件としての二つの技術
情報収集(英語、検索)、数字読解(統計・経営数字)
大人のためのインターンシップ
階段の上にある世界
Posted by ブクログ
仕事をする上で必要な力を年代ごとに簡単にまとめた本。
反応力に始まり、仲介調整力まで。
「キャリアは偶発的な学習の積み重ね。
あした何が起こるかわからない中で、出会ったチャンスをものにする力を持っている人だけが、キャリアの階段を上れる。」
そのチャンスをものにするために、着実に力をつけることが重要。
Posted by ブクログ
著者は、大久保氏であり、経歴は一橋、リクルート、リクルートワークスの立ち上げ・所長
で、法政大学大学院客員教授。
内容は、非論理的(Non-MECE)で、それぞれ12の能力の深掘りも微妙。というのは、
それぞれの項目によって、詳細に書かれているものと、そうでないものがある。つまり
項目によっては鍛え方まで記載されているものとそうでないものがある。それによって、
「必要な力は分かった。じゃ、どうすれば身に付くの?」には答えてないものもあるって事。
(自分で考えろって言われればそうだが)
結局必要な力って、
1.コミュニケーション力
2.論理的、戦略的思考法
3.リーダーシップ力
の三点に纏められると個人的に考えている。(本書の内容をまとめればって話)
それを、無駄に”12”に分ける必要があるのか??
ただ、一点だけおもしろいアンケート結果?数字??みたいのがあって、それは、
1.ときどき会う人に有意義な情報を得られる事が多い
という事。よって、社内・身近な人も大いに結構だが、少し疎遠になってしまった人や
離れてしまった人と積極的にコンタクトを取り、コミュニケーションした方が、実は
良いという事らしい。
つまり、濃い部分は濃くて良いのだが、積極的に広く浅く人脈を広げていき、
その時は、ギブ&ギブ&ギブっで行こうって事。
人間関係というのは、両方とも連絡を取らなければそれで終わりである。よって、
結局、どちらか一方が連絡を取らなければならない。待つなら、こちから積極的に
声を掛けていこうと思う。