あらすじ
リクルートワークス研究所・大久保幸夫所長による年代別の「キャリアと能力」の育て方。人気講演のエッセンスを本にしました。雇用情勢の激動期を迎え、一人ひとりの社員が自らキャリアデザインを描き、スキルアップをしなければならない時代に突入しています。しかし、往々にして耳目に入りやすい資格等ばかりに目が向いていないでしょうか。大久保氏によれば、実は生涯にわたってキャリアを充実させていくためには、基礎となる12の「仕事力」が不可欠なのです。長年の大久保氏の講演の中で、各年代のサラリーマンが万遍なく身を乗り出す、人気講演の勘所を公開。
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Posted by ブクログ
著者がいっている通り平易な文章で読みやすい。スピードが出すぎて内容が右から左に抜けてしまうのでは??となるくらいです。
12の基礎力という整理の仕方とそれぞれの関連性はいまいちピンとこない部分もあるけど、ひとつひとつは確かに大事な能力であり、本当に必要なことだと思う。著者の豊富な経験をこの12個に集約・凝縮したのは伝わってくる。
また、それぞれの能力には開発すべき旬のタイミングがあって、それを逃してしまうと絶対NGではないけれど、キャッチアップするのが難しいこと、むしろある年代に達してからは特性が固まってしまうので弱みの克服でなく、強みの強化に注力すべき、というのはその通りだと思いました。
Posted by ブクログ
目次とコメント
第1章 キャリアに関するさまざまな誤解
第2章 キャリアを成功に導く12の基礎力
1.反応(リアクション)力
うなずく、雑談する、質問するつもりで話を聞く
2.愛嬌力
愛敬愛嬌、応援したいと思わせる人、あいさつ、笑顔
3.楽天力
ストレス対処、失敗から学び成功する、ポジティブ
シンキング、すべての時間・経験は自分とっての学び
4.目標発見力
夢[あるべき姿]、問題発見[ギャップ]
5.継続学習力
集中、身近な目標、すぐ出力、習慣化、成果を挙げる
6.文脈理解力
理解しあい共感しあう。感情の抑制、論理的思考、日本語力
7.専門構築力
理論と実践、理論の図表化・実践の振り返り、専門家のネットワーク
8.人脈開拓力
会いたい人に会う、裏を返す、弱い紐帯
9.委任力
抱え込まない、信頼(見る目)、仕事の設計図
10.相談(カウンセリング)力
キャリアカウンセラー、信頼関係・目標共有・専門知識・相手に決めさせる
11.教授力
ラポール、「褒め方」「叱り方」
12.仲介調整(コーディネート)力
専門知識・人脈・ニーズ把握・明朗・ゴール・合意形成・アドバイス・マメ・誠実
第3章 キャリアの階段を着実に上るための法則
キャリアの階段を上る
関連し合う12の基礎力
必要条件としての二つの技術
情報収集(英語、検索)、数字読解(統計・経営数字)
大人のためのインターンシップ
階段の上にある世界