菊池真理子のレビュー一覧
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ものすごく細かいところがイイ
そうそう、そうなんだよと言いたくなるエッセイです! 細かすぎて笑えたり、ウルッときたり。心を代弁してくれてるなあと嬉しくなったり。いろんな人にオススメできます!
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購入済み
久しぶりに泣きました
どの話もとても共感できるものでした。
私は4年前にようやく母から逃げることができて一切の連絡を断ち、楽天的な夫のおかげで今は普通の楽しい日々を送れています。
が、時折まだ罪悪感を感じ「精神的にも落ち着いたしそろそろ母に連絡くらいしたほうがいいのかな…」と迷う瞬間があります。
でも本書を読んで「やっぱり連絡はやめよう!自分の幸せだけを考えよう!間違っていないんだ!繰り返してはいけないんだ!」と改めて思うことができ、危ない一歩の抑止力になりました。
周囲の人とは重い話題をすることもできないので、マンガでこうやって色んな方のお話を聞けて良かったです。 -
ネタバレ 購入済み
重なる
ウチも一般より父が飲み過ぎる方だった。
朝起きると冷蔵庫の前に時折、吐瀉物。平日は毎日飲むから寝た後にしか帰宅しない、わたしの登校時間はまだ寝ていて、週末は昼過ぎまで寝ているし、起きてもほぼ会話などした事はなかった。お互いに話す事はなかった。
父が酔って帰宅し、何か温めようとしたらしく、そのまま火が消え、ガスだけ漏れ、
明け方まだ小学生だった弟がトイレに起きて気づき、兄弟で急いで家中の窓を開けた事もあった。そんな中も、父は食台で突っ伏して寝たまま。その日何故かたまたま母はおらず実家に行っていた。思い返せば母が実家に一人で泊まったなんてあれっきりだったかもしれない。
ガス漏れ未遂事件はも -
Posted by ブクログ
ネタバレこれ読んで、そんなに父親が嫌なら別居すればよかったのに…って思う人いそうだけど
この人は父親に見切りをつけられなかったから、同居の道を選んだんだと思う。
何度も何度も父親と「ふつうの家族」になろうとして、その度に裏切られる作者の姿がとても切なかったし、
父親を諦めきれなかった故か、深刻な認知の歪みを抱えたまま大人になって
無意識に父親と似たようなパートナーを選んでしまう流れが本当に怖かった。
結婚前に別れられて本当に良かった。
作者の認知の歪みが自分とそっくりで、読み終わった後相当辛い気持ちになった。
毒親を持った人間の認知の歪みがしっかり描写されていて本当に良い作品だと思うが
良い作品故に -
購入済み
アルコール依存症のご家族を持った苦悩を描いた一冊です。ネタバレにしないよう詳しい内容は伏せます。
様々なケースがあるかとは思いますが現在進行形であっても過去であっても同様にお辛い心況にある方々は1度読んでみても良いかと思います。
自身を大切に。
決して巻き込まれない為に。
勇気ある発信をされた菊地真理子さんに感謝と敬意を送ります。有難うございました。 -
購入済み
よく書いてくださいました。
著者さんと妹さんには心から、心底幸福な人生を歩んで欲しいと切に願います。
この本はきっとたくさんの人に気づきをもたらし、助けになると思いました。
ご自分の人生をよくぞここまで書いてくださいました。
深く敬意と感謝の気持ちを持ちました。読めて良かったです。
ありがとうございました。 -
購入済み
痛みに刺さって涙が出た
私は作者とは違う体験だけど、親からの暴力など性格が歪む体験をたくさんして育った。今でも人を傷つけながら、愛してしまう。元夫には殴られて離婚した。
娘にも繰り返してしまいそうだったけれど、(少しは繰り返してしまったのかもしれないけど)自制心は働いている。
書き下ろしの部分、怖いくらいに私も世間とはズレてて作者よりだ。
作者の罪悪感、自己嫌悪が刺さる。涙が止まらない。
この作品に出会った時、心がザワザワし見ないと先に進めない気がした。
今、読後直後のため、心の揺れが激しく、うまく言葉も見つからない。
ただ、アル中でなくても、親との何らかの確執があり、苦しい体験をした人は読んだ方がいいと思う。
心 -
購入済み
読んでいてつらい
父もひどいけど周りの大人のクソ加減にも嫌気がさした。
あと、元カレの人格の破綻ぶりにぞっとした。
こんな奴が一流大卒、一流企業の敏腕社員だなんて恐ろしい。
作者にも妹さんにも幸せになってほしい。
あなたは何も悪くない、それどころか、よくがんばりました、
この作品を書いてくれてありがとう、とお伝えしたい。
酒で家族に介抱されるのが当たり前と思ってる人に強制的に読ませたい。
アル中の更生施設にぜひ置いてほしい。 -
Posted by ブクログ
アルコール依存症を断酒会やカウンセリング、病院などを取材した人から見たコミックエッセイ。
作者は父親が酒好きだった過去があり、その体験を綴った本も1冊出しているとのこと。
自分が酒を飲むこともなく、周りにも酒飲みはいないので、アルコール依存症に対する知識はこの本を読むまでぼんやりとしたものしかなかった。
でも、ファミレスやコンビニ等手軽に手に入る「酒」はいつ自分を蝕んでもおかしくはない。
知ることで何かかわるものは無いかな、とこの本を手に取った。
実際に読んでみて、酒を断つことが出来ない人の気持ちやアルコール依存症の人を支える支援団体や医師、看護師のスタンス・気持ちを知ることが出来た。
作 -
Posted by ブクログ
「『神様』のいる家で育ちました〜宗教2世な私たち〜」などの著書のある菊池真理子さんの一冊ということで手に取り。
菊池さんの本はコミックエッセイの形式で社会問題を描いてくれることで、こういうことにあまり意識がなかったり手に取るきっかけがなかったりする人にも比較的とっつきやすいのでは、と思います。
ジャンルで言うと社会問題であり、形式はコミックエッセイですが、自分は実話を元にコミック化している点でノンフィクションジャンルとしても良いのではないかと思いました。
内容は反医療(薬や医療を与えない)、きょうだい児(障害を持つ人のきょうだい)、マルチ2世、貧困、陰謀論、DV、ギャンブル依存症、ヤングケ -
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匿名
無料版購入済み自分の親も毒親だったせいか、この漫画に出てくる己の子孫残したいという他人の欲求にゾッとする気持ちは痛いほど判る。あとアル中父親の類友もまともな感覚なくて娘を責めてだけなのが本当ツライ
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匿名
無料版購入済みこの漫画に出てくる家族を取り巻く周りの人も全てがゴミなのもアル中の父親を持つ娘達を追い詰める。アル中の父だから類は友を呼ぶな感じで似たような仲間が集まってるせいなのか。いずれにしても酒は悪。
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匿名
無料版購入済みやっぱりお酒は悪だ。毎日酔って帰る父により
母が自殺してもどうせ酒でまともな判断もできないのだろうこの父親は。しかも友達連れ込んで家で麻雀とか最悪すぎる。