【感想・ネタバレ】毒親サバイバルのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年09月17日

――インスタで、成宮氏の紹介で。
買おうと思った。

それはもう流れ星が見たら願うとかでははなくて
もう目にした瞬間に手を伸ばして掴んでしまったような

どの家庭もとんでもなくて、めちゃくちゃで。

でも、家庭がとんでもなくて、めちゃくちゃであること中で必死で生きてきたことを、訴えるのでもなく

...続きを読むなたにとって、家族が幸せでないのなら
あなたは、家族と離れてもいい
というメッセージに、救済があると思った

少なくても、私はそのメッセージに、救われた。

普通の家庭のような
普通の価値観のような

それは、あっていい、
でも、違ったものを選んでもいい、
そう言ってくれる本は、まだまだ少ないと思う

多くの人はきっと、そう言ったら
まだまだ、「でも」、と言いたくなってしまうと思うから。

でも「親なんだから」
でも「家族なんだから」

だから?
誰の? 人生なの?

運命は、自分で選んでいい

生き方は、自分で、決めていい。

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購入済み

久しぶりに泣きました

2018年09月08日

どの話もとても共感できるものでした。
私は4年前にようやく母から逃げることができて一切の連絡を断ち、楽天的な夫のおかげで今は普通の楽しい日々を送れています。
が、時折まだ罪悪感を感じ「精神的にも落ち着いたしそろそろ母に連絡くらいしたほうがいいのかな…」と迷う瞬間があります。
でも本書を読んで「...続きを読むやっぱり連絡はやめよう!自分の幸せだけを考えよう!間違っていないんだ!繰り返してはいけないんだ!」と改めて思うことができ、危ない一歩の抑止力になりました。
周囲の人とは重い話題をすることもできないので、マンガでこうやって色んな方のお話を聞けて良かったです。

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Posted by ブクログ 2022年12月06日

アルコール依存症の父親との顛末を描いた「酔うと化け物になる父がつらい」で世に衝撃と共感をもたらした菊池真理子さんが、今度は毒親から生還した10人を取材してコミックにまとめました。
「酔うと化け物になる父が辛い」の作者菊池真理子さんの家族は、父はアルコールと仕事、母は創価学会の活動にしか目が向いておら...続きを読むず、ろくに世話をされない真理子さんたちは父の世話をするだけの毎日を過ごしていた。
母の自死から、真理子さんは後ろ指指されないように明るく元気に表面をつくろって、心を閉ざして生きてきた。
父に似た大酒飲みでDVの彼氏と付き合う日々は、真理子さんにとって父に振り回される日々に似ていて、なぜか居心地が良かった。
だが彼氏との付き合いと明るく元気な表面をつくろって生きていくことに疲れ果てた真理子さんは、彼氏と別れてから押し殺していた父親に対する感情が吹き出して父親に怒りをぶつけたが、「家族は敬うもの。父親に怒りをぶつける自分はひどい娘だ」と自分の中の「普通」に真理子さんは苦しんだ。だが自分の体験談を作品にした際に取材したアルコール依存症セミナーの医師に話を聞いた真理子さんは、父がアルコール依存症であることと自分の家族が普通ではないことを知り、自分の中の「普通」から自由になれた。
ニセ健康情報を糾弾している朽木誠一郎さんの母は、父への不満から自分を医師にするように毎日勉強させ「人を収入で見下す価値観」を植え付けられた。友人の女の子からもらったプレゼントを勝手に母に燃やされた事件をきっかけに誠一郎さんは母親に反抗するようになったが、母と同じ人を見下すプライドの高いだけの人間になってしまった。彼女にフラれ、コラムのライターをするようになって自分を知り、社会の中で揉まれながら自分を育て直し母親の価値観から脱却することが出来た。
様々な場所で活動する朗読詩人成宮アイコさんは、おじいさんから暴力を受け続け「お前は家族の最下位だ」と言われながら育った。父親とおじいさんは連日喧嘩して、おばあちゃんと母親はアイコさんを庇い暴力を受けた。アイコさんはストレスでチック症になり、おじいさんとの喧嘩に嫌気が差した父親はアルコールに走り家出した。声をからかわれ人と話せなくなり学校にも通えなくなったアイコさんは、行き場のない感情をブログや詩で表現して朗読するようになった。憎んでいたおじいさんが亡くなっても憎しみは消えず苦しんだアイコさんは、アイコさんの友人が自死してから「共に生きていこう」というメッセージを詩に込めるようになった。
他にも、社会での境遇の不満を子供や妻の揚げ足取りにぶつける父親に苦しんだライター、パチンコ依存症の母の世話のために自己破産した会社員など様々な方の体験談が、この本で描かれている。
毒親の共通点は、何らかの依存症にはまっていたりモラハラやDVの常習犯で、歪んだ価値観を植え付け子供を支配する。毒親の支配を受ける子供は、家族という閉鎖的な空間で自分の家族が普通ではないことに気付くのが遅くなってしまう。毒親から脱却するには、植え付けられた歪んだ価値観を変えて自分を育て直していくことが必要。この本に登場する人たちは、虐待の世代間連鎖から脱却してサバイバルした人たち。毒親に苦しんだ人も読めば、希望が持てるノンフィクション漫画。

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Posted by ブクログ 2020年11月21日

毒親、使いどころがなかなか難しい言葉だけど、この漫画に出てくる方々は、恨みつらみやどろどろというよりも、さわやかで、読んで良かったと感じる。第2弾も作って欲しいな。

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Posted by ブクログ 2020年07月28日

毒親サバイバル
そのタイトルに 本当に心から
「生還してよかった」と言いたい​​​​​​​
この本に書かれている親子関係は
ほどんどの人には
信じられないくらい辛いものが多い
よくぞ生きてた と思う
毒親に絶望してる人に届くといいな

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Posted by ブクログ 2019年02月07日

自分や周囲の人に向き合えなくて、子どもともちゃんと向き合わなかった親に育てられ人たちの体験談。

私はずっと生きるのが苦しかった。
家族の悪口なんて言ってはいけないと思っていた。
うちの家族が普通だと思っていた。
ここ数年友人が子育てをはじめて、「家族」について話す機会が多くなった。
そのなかで、う...続きを読むちの母は変だった、ということを知った。
今でも生きるのは苦しいし、つらい。
何もうまくいかなくて怖い。悔しい。
でも、「許さなくていい」この言葉で、ちょっと救われた。

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Posted by ブクログ 2020年11月05日

本読んで思い出したけど、
学校の母の日の詩で、多くの方が産んでくれて有難う的なこと書いてて、あれは13とか14くらいの子が本当に心からそう思って書いたのか今でも不思議。
自分にはどうにも不気味に感じられて。

最後の「こっちだよ」が良い。

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Posted by ブクログ 2020年03月30日

子供は家庭や学校という限られた空間が生きる世界の全てだから、異常を異常と気づけない。成長して自分の家は異常だと知ったとき、絶望するのだと思う。
幼少期に受けた心の傷は成人してもなかなか癒えるものではない。そんな中で過去の自分や家族を客観的に見つめ、これは普通じゃないと気づき、自分を変えようと努力する...続きを読む登場人物たちの前向きな姿勢に心を打たれた。

酒、タバコ、ギャンブルをしない、する人と結婚しないことがこうした家庭を生み出さないために私にできることかな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年03月15日

コミックエッセイ。筆者含め11ケース紹介されている。毒親とあるけど毒祖父母もあるんだな。まぁそこから守ってくれなかったってことで毒親なのか。これも虐待になると思えばほんとにたくさんの虐待家庭があると思う。私も父は毒親だと思っているし。まぁ今は年を取って丸くはなったけど。でもまだ不条理さは感じるし。ほ...続きを読むんとやっぱ結婚したいなんて思わなかったもんな。家族しか知らない、そこしか居場所がない子供時代はほんとに大変だと思う。最後、信田さよ子さんも書いてるけど、依存症の人の多さ。子供との共依存が半端ない。まぁそうしなきゃ子供は生きていけなかったんだろうけど。コロナで騒いでる場合じゃないよなーとつくづく思う。

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Posted by ブクログ 2020年01月18日

本当にいろんな家庭があるんだなって。自分が想像する以上に。

自分が抱えてた家族コンプレックスとも、読みながら向き合う。
毒親とは言わないかもしれないけど、子供の頃は両親の言い合いが絶えなかった。ハタノさんちに少し似てるかなって思った。
自分自身が家庭を持つこととか想像できない。
でも、それでもいい...続きを読むんだよなあ。

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Posted by ブクログ 2019年09月03日

痛烈な読後感。
訴えるものが激しすぎて、ゆっくり、ゆっくりとしかすすめない。
子どもや思春期の学生にぜひ知って欲しいと思った。
満たされて生きている子には触れて欲しくない、と思う一方、届くべき人には届いて欲しいと痛切に願う本。

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Posted by ブクログ 2019年06月07日

毒親に翻弄される本人も苦しいけど、親自身も自分のことで精いっぱいだったり、承認欲求が強いのかなと思った。家がすべてと思わないで外の世界を知ることが大切。

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Posted by ブクログ 2018年11月13日

いずれもとても強烈な経験談、しかも子ども時代の経験談なのだが、あまり違和感なく入ってくるのは、丹念な取材に基づいた話だからではないかと思いました。

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Posted by ブクログ 2019年04月20日

あまりにも過激なものを見てしまうと、まだ自分はましなんかなって思ってしまう。

毒親は子どもを否定的な感情で操る親のことをいうってメンタリストのDaigo言ってた

親にももちろん何かしらの事情が沢山あって子どもにすがるしかなかったんかなって子どもながらに思ってたけど、大人に近づいてきてる今、ありえ...続きを読むないなと思う。
あんなに小さくて、見てる世界も狭い子どもによくもまあすがったりボロカスな言葉ぶつけたりできるなあと。

絶対に生きるのが辛いみたいなことにはさせたくない。
だから私は教師になる。
子どもと密に関わる1人の大人として、子どもの唯一安心できる場所に私がなる。
子育てがしやすくて、お互いの体調や感情を見ながら育児や家事をしていってほしい。
日本はブラック企業化が問題視されてから大人がどんどん鬱で倒れてることが発覚してる。
その人たちの子どもはどうなるの?
鬱にはまだなってなくても疲れてたら子どもと関わる機会失うやん。
それやったら教師や保育士に預けたらいいって、どれだけそこもブラックかしてて給料も低いと思ってるの?
教材研究する時間なくて質の高い授業ができなかったり、そんなんあかんやんな。

どうしたら子どもたちが健やかに育っていくことができるのかを考えて遡っていくとどんどん悪いとこ出てきてほんまに大変。私1人の力じゃ到底変えれない。
だからせめて子どもを救いたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年10月29日

子どもは親を選べない。
親のことを嫌いになっていいんだよ。とある人に言われた時は、何か心の中の重たいものがフッと軽くなった気がした。

実際には一度や二度そんなことを言われても、毎日顔を合わせ、養ってくれている親の影響は大きなものなんだよなぁ…
本当はすぐに救ってあげられたら良いんだけど、なかなか難...続きを読むしい問題ですね。

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Posted by ブクログ 2022年11月23日

著者ほか10人の毒親のもとで育った子どもたちが大人になって一門の人になり、子どもの頃を振り返っている。それにしても、世のなか本当に信じられない親子関係があるものだ。
解説で信田さよ子さんが、文章だと耐えられないほど悲惨だが、漫画だとデフォルメされて滑稽ですらあるというようなことを言っているけど、まさ...続きを読むしくそうであり、だからといって滑稽で済ましてはいけないと思わせるだけのものがあるように思う。また、信田さんは、11人の子どもたちのなかで男性が多いのも特徴と書いているけど、男の子ならではの家族に対する責任意識みたいなのが垣間見えて気の毒だった。一方で、かなり割り切って克服対象に位置づけて乗り越えているようにも思う。女の子は女の子で大変で、人間扱いされなかったり、ライバル扱いされたり、性の対象とみられたり……。血のつながりのとらえ方ってもっと希薄になったほうがいいと思わせる。

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Posted by ブクログ 2021年04月22日

人の家庭とうちは何か違うと思う感覚や、毒親家庭で育った方たちの親についての考え方が参考になりました。親のことは元カレだと思えばいいのよというセリフがとてもストンとしてよかったです。

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Posted by ブクログ 2018年11月05日

あの「酔うと化け物になる父が辛い」の著者がインタビュー形式でまとめた本。


こういう本読むたびに思うけど、「家族を大切にしないやつはだめだ」って声高に言う人って自分の経験が全てなのだろうな、と。たぶん、そういう人たちにとって思いもしないようなことが世の中にはたくさんあるのに気づかない。だからこの本...続きを読むとか読めばいいと思うホント。


サバイブしてきた人たちは「悪いところもあるように、良い家庭環境の人もいる」って当たり前のようにわかるのに、逆は無い(もしくは完全別世界だと他人事とされる)のが辛いよなあ、、。大事にするのはもちろん尊いことと同じように、それができない環境もあるのだと。


紹介されてたのは酒乱、夫婦仲悪い、暴力、金銭トラブルが多かったけど他にも問題はたくさんあるしね。うちも夫婦仲はすっごく良くて仲良しだし。あと、この手のテーマなら過保護系が少なかったのは意外。



担当編集(穏やか?な家庭育ち)が寄り添ってくれたことがなによりの、っていう作者の気持ちが凄いわかる。あっち側のひとに少しわかってもらえるだけで嬉しいのだと思う。でもやっぱ幸せな家庭に育った人って自己肯定感高めで天真爛漫に育つから羨ましいって思っちゃう気持ちもあるし、だからこそ憧れの気持ちがある。

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