菊池真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「『神様』のいる家で育ちました〜宗教2世な私たち〜」などの著書のある菊池真理子さんの一冊ということで手に取り。
菊池さんの本はコミックエッセイの形式で社会問題を描いてくれることで、こういうことにあまり意識がなかったり手に取るきっかけがなかったりする人にも比較的とっつきやすいのでは、と思います。
ジャンルで言うと社会問題であり、形式はコミックエッセイですが、自分は実話を元にコミック化している点でノンフィクションジャンルとしても良いのではないかと思いました。
内容は反医療(薬や医療を与えない)、きょうだい児(障害を持つ人のきょうだい)、マルチ2世、貧困、陰謀論、DV、ギャンブル依存症、ヤングケアラー、児童虐待とヘビーですが、絵柄が優しく、全て良い結末(何らかの解決に至っている)で終わっているので安心して読めます。実話ベースで良い終わり方というのが読んでる人の救いにもなると思います。
巻末に問題解決のための糸口となる関連団体や書籍の一覧があります。
自分はきょうだい児の立場だったので「親は半生、きょうだいは一生」という言葉が一番刺さりました。
両親亡き現在、まさにきょうだいは一生を実感していますが決して背負うばかりではないと思っています。
大人になればそれぞれの人生があり、それぞれの人生の手当や繋がりの中で負担を負わずに生きていく手段もあると今は知りました。
この本を手に取られた人自身の今現在の「問題のトンネル」はいつか抜けられると思えるようになることを願います。 -
匿名
無料版購入済み自分の親も毒親だったせいか、この漫画に出てくる己の子孫残したいという他人の欲求にゾッとする気持ちは痛いほど判る。あとアル中父親の類友もまともな感覚なくて娘を責めてだけなのが本当ツライ
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匿名
無料版購入済みこの漫画に出てくる家族を取り巻く周りの人も全てがゴミなのもアル中の父親を持つ娘達を追い詰める。アル中の父だから類は友を呼ぶな感じで似たような仲間が集まってるせいなのか。いずれにしても酒は悪。
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匿名
無料版購入済みやっぱりお酒は悪だ。毎日酔って帰る父により
母が自殺してもどうせ酒でまともな判断もできないのだろうこの父親は。しかも友達連れ込んで家で麻雀とか最悪すぎる。 -
Posted by ブクログ
絵の軽やかさが事実の重さをだいぶ和らげてくれるけれど、それでも何度も暗澹たる気持ちにさせられました。
幼少期や青春時代にこんな制約があって理不尽な生活を強いられているなんて…と思うし、実際に学校にそんな子がいたらそう思っていただろうけど、それは冠婚葬祭の時くらいしか自分の宗教・信仰を意識しないような”無宗教”の身だからなんでしょうね。
それが当たり前だと思って過ごしてきた中で違和感を覚えた時、自分だったらどれだけ衝撃を受けてもがくだろうかと想像したら息が苦しくなる思いでした。
随分前にいしいさやさんの「よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話」も読みましたが、こういった宗教2世問題がコミックになることで読み手のハードルが下がって広まりやすくなるのは希望の一つかもしれないですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ宗教2世の人達のインタビューをもとにしたコミックエッセイ。やっぱりこの人のは絵もかわいくて読みやすい。明確に宗教名が出ているわけではないけど、分かるのは分かる。幸福の科学が文句つけてきたのか。手かざしの会が薬禁止だとは知らなかった。アトピーで薬禁止だなんて、かわいそうに。医者だったというお父さんはほんとにどう思っていたのか。切ない。今ネットで見たら、手かざしもいろんなグループというか、宗派?があるのか。私が学生の頃、めちゃめちゃ流行ってたけどな。祈らせてください、みたいなの、やられたことあるし。こないだ旅先のカフェで新聞の読み合わせしてたおばあちゃん達いたけど、あれ何かの宗教の新聞だろうからな。それをカフェで読み合わせるってのが、都会だよなー。真如苑は調べて初めて知った。ほんといろんな宗教があるんだよな。しかし文芸春秋が引き取ってくれて、こうやって本になって本当に良かったと思う。同じ宗教2世の方で救われる人もいるだろうし、私のように知らない世界を知れる人もいるだろうし。そうやって見識を広げ、想像力を広げることが人間として大事な気がする。
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Posted by ブクログ
「神様」って、なんだろう。
自分を支配する、絶対的な存在。
こころの拠り所になる場合もあるだろう。
でも、神様にすべてを委ねることは、自分のアタマで考える力を奪うことにもなるのかも、とも思う。
「神様」に支配される親に育てられた子どもにとっては、自分を支配する、その親こそが「神様」という現実。
自分の意志で、外の「汚れた」「不幸な」世界を拒否した本人はよいが、そこで育てられ、外の「普通の」世界を知ってしまった宗教2世の苦しみが、わかりやすく伝わってくる。
急激に市民権を得た「宗教2世」の問題を、(宗教名が特定できそうなほど)具体的に描くことによって、多くの人が身近な問題としてとらえるきっかけになるのでは。