菊池真理子のレビュー一覧

  • 「神様」のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~

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    絵の軽やかさが事実の重さをだいぶ和らげてくれるけれど、それでも何度も暗澹たる気持ちにさせられました。
    幼少期や青春時代にこんな制約があって理不尽な生活を強いられているなんて…と思うし、実際に学校にそんな子がいたらそう思っていただろうけど、それは冠婚葬祭の時くらいしか自分の宗教・信仰を意識しないような”無宗教”の身だからなんでしょうね。
    それが当たり前だと思って過ごしてきた中で違和感を覚えた時、自分だったらどれだけ衝撃を受けてもがくだろうかと想像したら息が苦しくなる思いでした。

    随分前にいしいさやさんの「よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話」も読みましたが、こういった宗教2世問題がコミック

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    2023年09月07日
  • 「神様」のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~

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    ネタバレ

    宗教2世の人達のインタビューをもとにしたコミックエッセイ。やっぱりこの人のは絵もかわいくて読みやすい。明確に宗教名が出ているわけではないけど、分かるのは分かる。幸福の科学が文句つけてきたのか。手かざしの会が薬禁止だとは知らなかった。アトピーで薬禁止だなんて、かわいそうに。医者だったというお父さんはほんとにどう思っていたのか。切ない。今ネットで見たら、手かざしもいろんなグループというか、宗派?があるのか。私が学生の頃、めちゃめちゃ流行ってたけどな。祈らせてください、みたいなの、やられたことあるし。こないだ旅先のカフェで新聞の読み合わせしてたおばあちゃん達いたけど、あれ何かの宗教の新聞だろうからな

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    2023年09月05日
  • 酔うと化け物になる父がつらい

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    ネタバレ

    まさにACで読むだけで辛くなるわ。モラハラDV男はほんと別れられて良かったと思う。変な事件にならなくて良かったね。父を飲ませる近所の人達にも腹立つし。これが生きづらさに繋がっているんだもんな。でもそういう経験をしてきた人が大勢いるというのがまた驚きというか、自分がいかにラッキーであったかと思う。私も父のことは好きではないけど、まぁ毒親というほどではないと思うし。母も性格的に宗教にはまってもおかしくなかったよな。そういう環境が身近にあったら、危なかったかもしれない。田舎で良かった。

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    2023年07月28日
  • 生きやすい 2

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    ネタバレ

    続編も一気読み。コロナ禍のことも書かれてた。仕事柄、リモートワークにもならなかったから、こんなにみんな大きく生活が変わったんだな。私もリモートワークしたい、と思ってたけど、当時は。担当さんのわっしーに連絡できないと悩む話で、わっしーがそれを見抜いていた、というのはぐっと来た。ちゃんと理解されてるんだよな。友達だもの。

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    2023年07月28日
  • 生きやすい

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    ネタバレ

    分かるーという部分も多いけど、私はここまでひどくはないわ。ほんと生きづらいだろうに。でも私よりコミュニケーション能力に長けてるよな。友達も多そうだし。やっぱ人をもてなそうという気持ちが強いんだろう。HSPの本もはやったし、もはや『一人でいるのが好き』に否定的な人はいないのではないか。バーをやってる人の話はすごいなぁと思った。近い分野で働いてたのに、役立つことができてないよな、私は。でもこれから変わるかもしれないし、とも思う。そう思える私はやっぱ自己肯定感は高いんだろうな。それほど苦労せずに育ってありがたいことだ。

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    2023年07月28日
  • 「神様」のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~

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    そうか、親に愛されなくなるってことに悩むのか。
    そこまではまり込むってことが私はないので、
    「そうか、そこまで信じられるってすごい」
    と思ったりもする。
    宗教もいろいろあるからなあ。
    生きることはやはり大変だ・・・

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    2023年04月20日
  • 「神様」のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~

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    親に愛されたかっただけ、親に幸せになってもらいたかっただけ、の言葉が悲しい。
    発信しなければ確かに何も変わらないけど発信すること、伝わること、共感してもらうこと、理解してもらうことの難しさも感じます。
    このような現実を本にして世に出してくれた文藝春秋社と著者の信念を尊敬します。
    今の機運が醒めないうちに、何か変わるのだろうか、変わってほしい、とも思います。

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    2023年03月01日
  • 生きやすい 2

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    思い込みが激しすぎて読んでいて苦しくなるところもあるけれど、2巻も概ねまさに私でした。
    あ、これって私だけじゃなかったんだ、と思うことが多く、自分自身の滑稽さに笑えてきます。

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    2023年02月08日
  • 生きやすい

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    私のことを言っている?というくらいあるあるばかりでおもしろかったです。全くシリアスな感じじゃなくて笑える本でした。

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    2023年02月03日
  • 「神様」のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~

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    「神様」って、なんだろう。
    自分を支配する、絶対的な存在。
    こころの拠り所になる場合もあるだろう。
    でも、神様にすべてを委ねることは、自分のアタマで考える力を奪うことにもなるのかも、とも思う。
    「神様」に支配される親に育てられた子どもにとっては、自分を支配する、その親こそが「神様」という現実。
    自分の意志で、外の「汚れた」「不幸な」世界を拒否した本人はよいが、そこで育てられ、外の「普通の」世界を知ってしまった宗教2世の苦しみが、わかりやすく伝わってくる。
    急激に市民権を得た「宗教2世」の問題を、(宗教名が特定できそうなほど)具体的に描くことによって、多くの人が身近な問題としてとらえるきっかけに

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    2023年01月29日
  • 生きやすい

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    目次 人と会うと疲れる/眠れない/悲しいニュースに敏感すぎる/しがらみが嫌/服を買うのが苦手/自分から連絡するのが苦手/人に頼れない/拒絶されると心が死ぬ/二度目ましてが苦手/突然落ち込む/怒りを伝えられない/素の自分がわからない/突然現実感がなくなる/自分の話をするのが苦手/自分のいたわり方
    月刊エレガンスイブとウェブコミックサイトSouffleの人気連載が1冊にまとまりました 。
    人と会うと疲れる。本音を言えない。怒りを伝えられない。眠れない…
    そんな生きづらい自分との付き合い方を描きます。
    最新話が発表されるたびに「気が楽になる」と話題を読んだ、「酔うと化け物になる父親が辛い」の菊

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    2022年12月19日
  • 「神様」のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~

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    以外にもっつうかなんつうか、カルト教団寄りの宗教団体の人で何人か、「嫁は熱心だが旦那は無信心」と言ふ家庭が出て来る。
     宗教二世はそれで「いろいろ」ある。
     本著刊行時のいろいろ(この団体は他で「いじられ」てるんだけども)が書いてある。
     さらに、刊行できたと思ったらと言ふアレまである。
     重い。

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    2022年11月22日
  • 酔うと化け物になる父がつらい

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    逃げる為の酒はいかんぜよ。
    自分はよくても人に迷惑かける酒もいかんぜよ。
    楽しさも伝染するけど、闇も伝染させるのが酒。
    化け物に対峙しようとして自分も別の化け物になる。

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    2022年09月10日
  • 酔うと化け物になる父がつらい

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    とにかく辛い

    お酒で人がここまで変わるという恐ろしい例を見てしまいました。
    このような思いをする人がいなくなるように、この問題について考えさせられました。

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    2021年08月14日
  • 酔うと化け物になる父がつらい【分冊版】 1

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    辛い…

    読んでいてとても辛くなりました。
    私ならこの生活に耐えられなかったでしょう。
    家庭の解決しにくい問題について考えさせられる漫画でした。

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    2021年08月14日
  • 生きやすい

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    共感しなくてもいい

    共感するマンガなのかと意気込んで読んだらびっくりするほど共感しなかった。なぜだろう?思い当たることもあったのに。わかることと共感することは別なんだろうな。そして、共感するしないが作品の良し悪しを決めるわけでもない。この作品の良さは共感しない人でも面白く読めるところだと思う。

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    2022年09月30日
  • 毒親サバイバル

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    本読んで思い出したけど、
    学校の母の日の詩で、多くの方が産んでくれて有難う的なこと書いてて、あれは13とか14くらいの子が本当に心からそう思って書いたのか今でも不思議。
    自分にはどうにも不気味に感じられて。

    最後の「こっちだよ」が良い。

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    2020年11月05日
  • 酔うと化け物になる父がつらい

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    私の母の再婚相手もアルコール依存症で、それまでは暴言止まりだったのが包丁を持ち出してきたところで母と弟妹が夜逃げ(私は他県に嫁いでいた)することで関係は終わった。それでもそうするまでに10年以上かかってしまったので、著者が逃げられなかったことも非難できない。私は独り暮らしすることで一度は逃げたけれど、それでも男性観や家族観が歪んでいたためトラブルが続きうつ病になって実家に戻ってしまった。でもその後縁あって遠く離れたところに住む男性と結婚、義父とほとんど顔を会わせなくてすむようになった。けれど今度は私の息子をベタ可愛がりする良きじいちゃんの顔をすることにモヤモヤするようになったし、それに笑顔をむ

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    2020年10月21日
  • 毒親サバイバル

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    子供は家庭や学校という限られた空間が生きる世界の全てだから、異常を異常と気づけない。成長して自分の家は異常だと知ったとき、絶望するのだと思う。
    幼少期に受けた心の傷は成人してもなかなか癒えるものではない。そんな中で過去の自分や家族を客観的に見つめ、これは普通じゃないと気づき、自分を変えようと努力する登場人物たちの前向きな姿勢に心を打たれた。

    酒、タバコ、ギャンブルをしない、する人と結婚しないことがこうした家庭を生み出さないために私にできることかな。

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    2020年03月30日
  • 毒親サバイバル

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    ネタバレ

    コミックエッセイ。筆者含め11ケース紹介されている。毒親とあるけど毒祖父母もあるんだな。まぁそこから守ってくれなかったってことで毒親なのか。これも虐待になると思えばほんとにたくさんの虐待家庭があると思う。私も父は毒親だと思っているし。まぁ今は年を取って丸くはなったけど。でもまだ不条理さは感じるし。ほんとやっぱ結婚したいなんて思わなかったもんな。家族しか知らない、そこしか居場所がない子供時代はほんとに大変だと思う。最後、信田さよ子さんも書いてるけど、依存症の人の多さ。子供との共依存が半端ない。まぁそうしなきゃ子供は生きていけなかったんだろうけど。コロナで騒いでる場合じゃないよなーとつくづく思う。

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    2020年03月15日