菊池真理子のレビュー一覧
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絵の軽やかさが事実の重さをだいぶ和らげてくれるけれど、それでも何度も暗澹たる気持ちにさせられました。
幼少期や青春時代にこんな制約があって理不尽な生活を強いられているなんて…と思うし、実際に学校にそんな子がいたらそう思っていただろうけど、それは冠婚葬祭の時くらいしか自分の宗教・信仰を意識しないような”無宗教”の身だからなんでしょうね。
それが当たり前だと思って過ごしてきた中で違和感を覚えた時、自分だったらどれだけ衝撃を受けてもがくだろうかと想像したら息が苦しくなる思いでした。
随分前にいしいさやさんの「よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話」も読みましたが、こういった宗教2世問題がコミック -
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ネタバレ宗教2世の人達のインタビューをもとにしたコミックエッセイ。やっぱりこの人のは絵もかわいくて読みやすい。明確に宗教名が出ているわけではないけど、分かるのは分かる。幸福の科学が文句つけてきたのか。手かざしの会が薬禁止だとは知らなかった。アトピーで薬禁止だなんて、かわいそうに。医者だったというお父さんはほんとにどう思っていたのか。切ない。今ネットで見たら、手かざしもいろんなグループというか、宗派?があるのか。私が学生の頃、めちゃめちゃ流行ってたけどな。祈らせてください、みたいなの、やられたことあるし。こないだ旅先のカフェで新聞の読み合わせしてたおばあちゃん達いたけど、あれ何かの宗教の新聞だろうからな
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「神様」って、なんだろう。
自分を支配する、絶対的な存在。
こころの拠り所になる場合もあるだろう。
でも、神様にすべてを委ねることは、自分のアタマで考える力を奪うことにもなるのかも、とも思う。
「神様」に支配される親に育てられた子どもにとっては、自分を支配する、その親こそが「神様」という現実。
自分の意志で、外の「汚れた」「不幸な」世界を拒否した本人はよいが、そこで育てられ、外の「普通の」世界を知ってしまった宗教2世の苦しみが、わかりやすく伝わってくる。
急激に市民権を得た「宗教2世」の問題を、(宗教名が特定できそうなほど)具体的に描くことによって、多くの人が身近な問題としてとらえるきっかけに -
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目次 人と会うと疲れる/眠れない/悲しいニュースに敏感すぎる/しがらみが嫌/服を買うのが苦手/自分から連絡するのが苦手/人に頼れない/拒絶されると心が死ぬ/二度目ましてが苦手/突然落ち込む/怒りを伝えられない/素の自分がわからない/突然現実感がなくなる/自分の話をするのが苦手/自分のいたわり方
月刊エレガンスイブとウェブコミックサイトSouffleの人気連載が1冊にまとまりました 。
人と会うと疲れる。本音を言えない。怒りを伝えられない。眠れない…
そんな生きづらい自分との付き合い方を描きます。
最新話が発表されるたびに「気が楽になる」と話題を読んだ、「酔うと化け物になる父親が辛い」の菊 -
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とにかく辛い
お酒で人がここまで変わるという恐ろしい例を見てしまいました。
このような思いをする人がいなくなるように、この問題について考えさせられました。 -
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共感しなくてもいい
共感するマンガなのかと意気込んで読んだらびっくりするほど共感しなかった。なぜだろう?思い当たることもあったのに。わかることと共感することは別なんだろうな。そして、共感するしないが作品の良し悪しを決めるわけでもない。この作品の良さは共感しない人でも面白く読めるところだと思う。
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私の母の再婚相手もアルコール依存症で、それまでは暴言止まりだったのが包丁を持ち出してきたところで母と弟妹が夜逃げ(私は他県に嫁いでいた)することで関係は終わった。それでもそうするまでに10年以上かかってしまったので、著者が逃げられなかったことも非難できない。私は独り暮らしすることで一度は逃げたけれど、それでも男性観や家族観が歪んでいたためトラブルが続きうつ病になって実家に戻ってしまった。でもその後縁あって遠く離れたところに住む男性と結婚、義父とほとんど顔を会わせなくてすむようになった。けれど今度は私の息子をベタ可愛がりする良きじいちゃんの顔をすることにモヤモヤするようになったし、それに笑顔をむ
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ネタバレコミックエッセイ。筆者含め11ケース紹介されている。毒親とあるけど毒祖父母もあるんだな。まぁそこから守ってくれなかったってことで毒親なのか。これも虐待になると思えばほんとにたくさんの虐待家庭があると思う。私も父は毒親だと思っているし。まぁ今は年を取って丸くはなったけど。でもまだ不条理さは感じるし。ほんとやっぱ結婚したいなんて思わなかったもんな。家族しか知らない、そこしか居場所がない子供時代はほんとに大変だと思う。最後、信田さよ子さんも書いてるけど、依存症の人の多さ。子供との共依存が半端ない。まぁそうしなきゃ子供は生きていけなかったんだろうけど。コロナで騒いでる場合じゃないよなーとつくづく思う。