あらすじ
自覚しづらい依存症。『酔うと化け物になる父がつらい』で話題を呼んだ作者が、その謎を探るノンフィクション・エッセイ!
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Posted by ブクログ
アルコール依存症を断酒会やカウンセリング、病院などを取材した人から見たコミックエッセイ。
作者は父親が酒好きだった過去があり、その体験を綴った本も1冊出しているとのこと。
自分が酒を飲むこともなく、周りにも酒飲みはいないので、アルコール依存症に対する知識はこの本を読むまでぼんやりとしたものしかなかった。
でも、ファミレスやコンビニ等手軽に手に入る「酒」はいつ自分を蝕んでもおかしくはない。
知ることで何かかわるものは無いかな、とこの本を手に取った。
実際に読んでみて、酒を断つことが出来ない人の気持ちやアルコール依存症の人を支える支援団体や医師、看護師のスタンス・気持ちを知ることが出来た。
作者の葛藤やそれに対する作者なりの回答は読んでいて胸に残った。
Posted by ブクログ
依存症って、ホント様々ありますよね…。ギャンブル、アルコール、ニコチン、買い物…その中でも、この作品は、アルコール依存症がテーマのコミックエッセイです。
筆者の菊池さんは、自身のお父様がアルコール依存症ではなかったか…だとしたら、どう関わっていけばよかったのか?そんな疑問から、アルコール依存症についての取材をはじめてこの作品を描かれたようです。アルコールって購入するのに制限があるわけじゃないし、ついつい飲みすぎてしまうこともあるけれど(汗)、節度を守って楽しく飲めれば私はそれでいいと思ってました。
だけど、アルコールが命綱のようになっている方もいるんですよね…。そうなってもギリギリまで受診するのをためらう気持ちもわからないでもない、風邪をひいたら受診するようにもっと気軽に受診してもいいんだと言ってくれた医療機関の看護師さんたち、とっても頼もしく感じました。他の依存症についても知りたいと思いました。