ナナカワのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ主人公である女子高生花林の幼馴染隆一郎は惚れっぽい恋愛体質。そして彼が好きになった女性は皆なぜか犯罪に関与している。
ポップで軽めの文体の割には事件は殺人ばかりでどれも重い。最終話も特に。「ラブコメ×本格ミステリ」みたいな宣伝文句をどこかで目にしたけど、ラブコメ感はないな。いろんな意味で結局誰も幸せにならない感じ。
まあ「彼が好きになった瞬間が犯行を決意した(あるいは犯罪を実際に犯した)」という特殊設定ミステリともいえるかもしれん。そう考えれば・・・うーん。そう考えたら「この流れを最終話でどうひっくり返すのか?!」みたいな期待感がちょっと弱く感じてしまうんだよな。花林に惹かれ・・までは予想通りだけどじゃあ彼女の犯罪は・・?となると。 -
Posted by ブクログ
恋愛と友情に揺れる女子高生の物語。
一目惚れした男の子は親友の片思いの相手だった。大切な親友の気持ちを知って、彼への想いを絶とうと決意するが・・・
次女おすすめの一冊。自分からは手を出さないであろう作品。他薦書は読書の幅を広げてくれます。
ありそうでなさそう、なさそうでありそうな定番の設定ですが、同じ男の子を好きだと言い出せない主人公の戸惑い、悩みが女子高生目線で描かれていて、思春期の初々しさ、幼さを感じながらもどこか新鮮な気持ちで読めました。
こういう悩みにすぐに答えを出して、悩まなく(悩めなく)なった現在の自分に気づき、大人になってしまったなとつくづく思います。 -
Posted by ブクログ
「夜更けに会いたくなる人は、体で恋うるだけのただの欲望の対象。夜明けに会いたくなる人は、心で愛している永遠の恋人よ。」
本文に登場する中でいちばん好きな言葉。
つまり、「月が綺麗ですね」に似た隠れた愛の告白を体現したようなもの。
かなり高評価されている作品だと思っていたので、号泣できると期待していたけれども、涙は出なかったな...。
でも、汐見先生の表現のバリエーションが幅広くて、空の彩も、絵の表情も、想像がしやすいし、コロナ禍前にマスク依存症に着眼点を置いているのも凄いと思う。
野いちご文庫の世界観を最大限に反映しているのがすんごい伝わってきた。
私も「夜が明けたら、いちばんに君に会いに行く」
って想える人に出会いたい。
そう言ってみたい;; -
Posted by ブクログ
マスク依存症がテーマの一つですが、驚いたのはコロナ前に執筆されている点です。当時そんな単語すらワタシは知りませんでした。慧眼というか、期せずして作品の位置付けが変わった後に読むことができ幸運でした。
読んでいて思い浮かんだのは『嫌われる勇気』、そしてミセスさんの『ダーリン』の歌詞。というかダーリンは確信犯では…?というくらいに素材が散りばめられています。
まぁ、飲み屋でモテてやろうという邪な企みから覚えた知識をひけらかしているわけですが。
と思ったら待て待て、ダーリンは2025年リリース。まさか…これは本当に慧眼では!
こんな(ダメダメ)オジサンがAudibleおすすめのまま予備知識なしで読んだ結果、、、おじさんは恥ずかしくて恥ずかしくて顔真っ赤。胸の奥の方〜〜にある高校の思い出を、辛うじて引っ叩いて呼び覚ましては、大失恋したな〜…あぁ大恋愛もあったな〜なんて、なんだか鼻の奥まで甘酸っぱくなりました。
飲み過ぎの胃酸過多だ。
いつのまにか映像化されて観客が泣いてる画がCMで流れてたりして気付いたらプライムビデオのおすすめで出てくるんでろうなー。(2023映画化済みでした)
ごちそうさまでした。
社会派ライトノベル。私には新鮮な体験。 -
Posted by ブクログ
ネタバレコロナ禍になり、日本では誰もがマスクを
はめるようになった。
それ以前に書かれた小説だが、
心理的なマスク依存症。
17歳と言う多感な頃の女子にはある事だろう。
マスクは確かに顔半分、顔の輪郭、歯並び、表情も隠せる。
中高年になると化粧を怠けて紫外線対策にも使えて便利だ。
今となれば、マスクを外さなくなった人も
多いので、、依存症と揶揄される事も
ない。
多感な頃に他人に嫌われないようにと
協調性を重んじる事も悪い事ではない。
しかし、、出来れば誰だって正直に生きても他人に嫌われたりしないで自由に発言出来た方が良い。
優等生で自分を隠す少女「茜」
自由奔放に発言行動する少年「青磁」
この色のついた名前は、中盤から
美術の色彩になぞられる。
心模様と空模様、
心の変化を色で表現される描写は
読者の想像力を掻き立てる。
この本に感動する人は色について
多少の知識が必要だし、心の若さも
必要だと感じた。
それにしても、青春は何故こうも
眩しいのだろう。
夜明けの朝日を一緒に見たい人を
イメージしながら読むのも良いかも
しれない。