ナナカワのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
夜明けに一番に会いに行く——そんな青春の物語が描かれるこの小説は心を揺さぶる。
青春とは感情が混沌とし言葉が追いつかない時期でもある。本心を伝える難しさ、それを隠すための無表情や嘘。その矛盾が誰もが通る通過儀礼のように感じられる。
人はなぜ本心を言えないのか。本心を伝えることで相手を傷つけるかもしれない。あるいは心配をかけてしまう、また嫌われる恐怖がある。だからこそ顔や表情に現れる本音を無理に隠し言葉を偽る。だがその無表情が時に言葉以上に「本心」を語ってしまうこともある。
本心を伝えることは勇気がいる。それでもその言葉が真に相手に届くとき人間関係は深まり心は軽くなる。青春とはその葛藤と -
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Posted by ブクログ
私が長らく利用しているWEB小説サイト「カクヨム」様で出会った小説を書籍化した作品。ほとんど本を読まなかった当時に、切なくも美しいラブストーリーにとても心惹かれたことを覚えています。
単行本として久々に本作に触れましたが、やっぱりこの作品、大好きですね。
命が尽きる約一ヶ月を待つ入院中の少女と死神さんを中心に描く物語ということで、舞台も主に病院で、世界観は儚めで繊細。それでも微笑ましい掛け合いにはニヤけて胸キュン要素もあり。そして、終盤で起こる展開には目頭が熱くなり、感動しました。
私の「好き」が詰まったような、そんな物語でした。
少女漫画的な切ない物語やスターツ出版系が好きな方に、ぜひオ -
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