あらすじ
「はじめまして、僕は死神です。君の魂をもらいに来ました。」病室で目を覚ました真尋は、ある日突然目の前に現れた死神から三十日以内に自分の命が尽きることを告げられる。今まで入退院を繰り返しずっと一人ぼっちだった真尋にとって、死ぬことは何も怖くない……はずだった。しかし不器用だけど優しい死神と日々言葉を交わすうちに、どんどん彼に惹かれている自分に気がつく。もっと生きたい。けれど、無情にも運命の日は訪れてしまう。そんな真尋に、死神は今までついていた“嘘”を告白しはじめる――。
これは決して結ばれることのない、余命僅かな少女と死神の切ないラブストーリー。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
=虚しい。って感情でいっぱいになる本、
なんで最期の別れって分かってるのになんも言わなかったぁ??...や...本当いうべきだと思う...文章の意図を理解できてないだけなのかも知れないけど..
ってか自分が死神さんだったら途中で辛すぎてなんもいえなくなるよ??嘘でいいからそのままロサンゼルスで生きててほしかったぁぁぁ...
Posted by ブクログ
タイトルで何となくストーリーの展開は読めていたのですが、散りばめられた伏線が分かりやすくて起承転結の楽しさ!というのは少ないように感じます。
でも文章が丁寧に書かれていて、心にじんわりと感動が広がっていくのが分かりました。展開が読めていたのに泣いてしまったのですが、きっと文章の美しさにも理由があるはずです…!!
他には死神さんの愛情深さだったり、漠然と生を諦めながら生きている真尋ちゃんの心境に変化が芽吹く瞬間も素敵でした。
Posted by ブクログ
私が長らく利用しているWEB小説サイト「カクヨム」様で出会った小説を書籍化した作品。ほとんど本を読まなかった当時に、切なくも美しいラブストーリーにとても心惹かれたことを覚えています。
単行本として久々に本作に触れましたが、やっぱりこの作品、大好きですね。
命が尽きる約一ヶ月を待つ入院中の少女と死神さんを中心に描く物語ということで、舞台も主に病院で、世界観は儚めで繊細。それでも微笑ましい掛け合いにはニヤけて胸キュン要素もあり。そして、終盤で起こる展開には目頭が熱くなり、感動しました。
私の「好き」が詰まったような、そんな物語でした。
少女漫画的な切ない物語やスターツ出版系が好きな方に、ぜひオススメします!
Posted by ブクログ
ほろ苦いストーリーを読まない私でも気軽に読めた作品です。
恋愛の主張が強いという訳ではなかったので恋愛をあまり読んだことのない人でも楽しく?読めると思います。
Posted by ブクログ
初めて読む作者の本。
書いた人も、若いんだろうな~
若い人対象の本なんだろうな~という印象でした。
内容的には、スラスラと読みやすいです。
結末も、ある程度はすぐに予想がつきます。
気になったのが会話で「っ・・・」っていう
表現がとってもたくさん使われていること。
言いたいことはわかるんだけど
あまりにもよく使われているので
読んでいて気になりました。
若い方が書かれているんだろうなと感じました。
内容的には、突っ込みたいところもありますが
読んでいて嫌な感じはしません。
一気に読んでしまいました。