ハルカゼのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレすばらしくよかった!
この作者さんの書く主人公は、何かしらの秀でた能力を持っていながらも、満たされていない「持たざる者」が多い気がします。
サリも優秀な精霊使いでありながら、迫害されて育ち、現在も周囲に馴染めないという陰陽でいえば陰に属する者です。
対するパートナーのラルフはエリート街道まっしぐらの陽キャラ。
加えて精霊使いに対し見下していることを隠しもしない尊大な男で、いろんなところの感想から噂には聞いていましたが、本当に初期のラルフは嫌なキャラでした。
ここまでお互いに対して冷めきってる主人公たちはめずらしいくらい。言い争ったりするシーンも、ケンカするほど仲がいいんでしょって感じではなく、 -
購入済み
よかった!
読了後の余韻に浸る。これが読書の醍醐味だと思う。
最後までページをめくる指が止まらなかった最終巻。緊迫した雰囲気の中、それぞれの人物達視点に変わるけれど、それも違和感がなかった。様々な人の想いが優しさが心地よかった。良い話に会えたと思う。 -
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購入済み
ほんわかしたストーリー
癒されました!ちょっとしたミステリーも恋ばなも、心がほんわかして、読み終わった時の気持ちの良さ。何度でも、癒されたい時に読みたいです。
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購入済み
爽やかな結婚物語
糸森先生の作品として、かなり女性的な心情描写、大人っぽくて面白かった。コバルト文庫のような事件を通しての恋物語、報われない男の空回り劇と違った作品でした。こんな日常的雰囲気で書かれた作品を私は知らなかった。
北海道の函館という実在の都市であったせいかもしれない。私は旅行で函館に行き、雪に埋まって道すら見えない倉庫街を覚えている。だから、懐かしいく思えたのかもしれない。坂といえばバスで上から降りた時の急な傾きといつた実際の光景を浮かべられる。そこをヒロインがどう歩いたかなど身近に感じられた。おばけがなければかなりの恋愛小説と言える作だと思う。
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購入済み
ひよくれんり好き!
ガラケー時代から愛読しておりました。今回未読の6巻7巻を読んで「やっぱり懐かしいなあ」と結局全巻購入になりました。色々な見方はあるかと思いますが何より「ハッピーエンド」に勝るものはありませんよね。
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Posted by ブクログ
ネタバレ英国幻視の少年たち最終巻
うわあ……ついに終わってしまった……。
ここ最近で一番夢中になったシリーズ。終始低体温な感じで進んでいくんだけど、それがすごく心地よくて。間違いなくわたしの2018年読んでよかった本ベスト3に入る。
カイ、ランス、スー、シンシア、はんぺん、鞠子、エド、ハイド、美柴、グレン、リヴァー、ヴォルフ、狼、白昼夢、パトリシア、フィン、タガート兄弟、ロス……。
この人たちに出会えて本当によかった。
ランスがもうあっちの世界に留まろうと思わなくなったことがとても嬉しかった。彼は居場所を見つけた。
そして、スー。彼女は最後までかわいかった。なにあの「パットリシア!」って。あま