ハルカゼのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ英国幻視の少年たち第4巻
3巻が書店になかった(売り切れ)ので泣く泣く4巻から読むことに。
鞠子、エド、グレン、ランスの過去編+カイ視点の現在のお話。
幻想的生命体を見ることはできても、親しくはなれないってものすごく寂しいことだろうな。グレンみたいになりたかったのに、と泣く鞠子が、1巻の鞠子とあまりにかけ離れていていい意味でびっくりした。鞠子は最初から強い人だと思ってたから。よく考えたらそんなわけないのに。この過去編で鞠子にもちゃんと人間らしい感情があったのだなあ(失礼)、と彼女への好感度がぐっと増した。
あんなことがあって、ただひたすら待つしかなかった彼女とグレン二人ともが切ない。妖精の -
Posted by ブクログ
いよいよ妖精の国からの奪還の日が近づく中で
示された最後のピース
強い想い、それだけが
彼の国の誘惑を払う力となるのか
カイ、ランス、そして彼らと関わる全てのものたちの
掴みとる未来とはーー
***シリーズ感想***
(基本的に六巻の内容に触れたネタバレ等の感想はなし)
終わってしまった…本当に寂しい、あまい
自分も妖精の国にでもいたように
時間が経つのも感じないまま一気に読み切ってしまった…
イギリス、ファンタジーが好きで
そういった話をよく読んでいたので
書店でタイトルを見たときから、
そして裏のあらすじを読んで確信として
この話は好きだ!と思えたわけだけれど
本当に素敵な作品 -
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ネタバレ 購入済み
苦手意識があった
河上朔先生の物語は、主人公が苦労する話恋愛薄めというイメージがあり、文章も淡々と進んで好みでは無かったが…それは勝手な苦手意識だった。いや、主人公のサリの生い立ちを想うとやはり厳しい!となるが…。
最近のライトノベルは、設定に合わせた性格の人物達が多いが、この物語は各々の個性が話を作っていく。この世界観の中で人物達が無理をせず個を表現しながら自然に生きている。そういう話を読むのは心地がいい。
サリもラルフも個性が強い。特に序盤のラルフは自尊心高めの性格悪い奴。しかし彼は最初から最後まで己の信念を貫き、挫折をする描写さえカッコイイ奴だった。そんなヒーローは好きだ。
良い話に出会えた -
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購入済み
糸森環作品♪
糸森環作品の世界観が好きで購入。 化け物の話ながら、設定は現代!?読み初めは違ったかも?と、ちょっと違和感を覚えてました(何せ相手が烏で、烏の姿のまま)が、人の姿をした頃から、段々とすんなり読める様に・・・と思ったら終わりを迎えてた!?始まったーと思ったら終わりを迎えてた。ん〜ちょっと物足りない読み足りない。続き5巻位はまとめて読まないと、何だかフラストレーションが溜まる⤵︎
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ネタバレ 購入済み
龍と人間の恋
ファンタジーが大好きなので、楽しく読みました。
タイトルから、察するべきでしたが、ヒーローは龍でした。龍が人間を好きになり、そして、ヒロインも龍を好きになってしまう。
色々な人や妖怪?が登場し、息をつかせぬ展開で、面白かったです。 -
Posted by ブクログ
主人公が儚げ病弱キャラに見えて意思の強気こと動かざる山のごとしだったり、ツンデレ狐が愉快犯的に街の人達の記憶を食べてしまっていていいやつなんだか悪いやつなんだか掴みづらかったりとか、どのキャラもわかりやすいキャラ立ての裏に別の面を併せ持っている。そこがいい。
わかりやすい敵や、わかりやすい味方の出てこない、複雑に絡まった糸を解していくような物語。全体的に透明な寂しさが漂っているけれど、痛すぎたり苦しすぎたりはしないので安心して読めるお話。こういうさらっとしたお話は最近増えている気がする。
主人公と狐の関係が意外と複雑で、これからどうなっていくのか見守りたい。続編求む。
おばあちゃんと狐