ハルカゼのレビュー一覧
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ネタバレま、まりこさんが普通の女の子に!!!!
なんだかすごく意外で、でも可愛らしく愛おしくて
ほんと頑張って欲しいなと思った
ハイド氏なんかも協力態勢に入るみたいだし、
一応確定されたもののようだし
頑張れまりこさん…
チラッとスーも出てきて嬉しい
我が心の癒し
可憐な皿洗い
エド少年はやはり、別れ際の父親の言動に、
ピシャッと雷に撃たれたみたいな衝撃があった
どこまでも高潔な種族
でもそこに情がないかと言われたらそんなわけはなく
思想は違えど我々と同じなんだなぁと夢想する
エドの香り嗅ぎたい本当にお願いします
ランスはほんとただただやるせない
どこまで尽くしても諦められるような
そんな一方 -
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危うくも妖精の国から帰ってきたランスとカイは
ハイドの求めでロンドンへとやって来た。
ロンドン。報告局本部のある街。そして、
隣人として彼らの住まう、ゴーストの街。
壺から解放されてのち行方の知れない美柴の足取りを探しているうちに
2人はゴーストパーティにたどり着き
そこでゴーストを襲う「死神」の噂をきくのだったーーー
******以下ネタバレあり********
面白かった…
ラストの疾走感が良かった…
徐々に登場人物たちの思惑や内情が知れてくる
欲しかった言葉
伝わらない想い
重ねたい心
とても不器用な彼ら
選択に生も死もなく
後悔は等しくあり
それでも最後に救うのは誰 -
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『式神仙狐の思い出帖』 (平成30年初版発行)
著者 栗原ちひろ
積読していた本の中から。表紙のイラストとタイトルの雰囲気、帯には「記憶を探す青年・嘉月と、思い出を喰う式神。」とありました。今頃思い出したように読んでみたくなりました。(富士見L文庫、ラノベかな?)あとがきを入れて250ページ程、軽めの文章でサラリと読めます。
主人公は生来体の弱い大学生の沖世嘉月(おきせかづき)。大学の夏休みも終わる頃、転地療養のため、母と二人で小学生時代を過ごした祖母の家を訪れるところから始まります。祖母の喜代は嘉月が生まれた同じ日に亡くなっています。
のっけから、不穏な気配が付き纏っています。この世の -
購入済み
人と妖怪のお話
一作目の「払暁」が面白くて続けて読みました。設定もエピソードも面白いと思いました。気持ちの切り替えが早く、一冊で終わってしまうのはもったいない、もう少しゆっくり読みたい作品でした。
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追い詰められたエトの願いを叶え、白銀は四人だけの世界を作り上げた。世界を守る霧の壁にはいかなる力も及ばず、壊すことも進入することもできない。サリとラルフの記憶も操作され、偽りの平穏な生活が続いた。だが“化け物”への憎悪を募らせる村人たちが壁の外に火を放ち、サリはその優しい夢から醒める。そしてエトが再び白銀に救いを求めた時、白銀はすべての火を消すものの、人々の魂を手当たり次第に喰い始めてしまう。暴走する白銀を止めて皆を救うために、サリが呼んだのは・・・?
河上先生の描く主人公たちは、みんな不器用だったり苦手なところを持っていて、それが欠点として最初描かれるんだけれど、たくさんのことを乗り越えて -
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王都を離れ、サリの故郷に到着した一行。白銀は姿を消し、サリ、ラルフ、エトの3人で人里離れた山で暮らす生活が始まるなか、ラルフはサリの秘められた思いを知り、エトやサリの過去に向き合って二人への思いが変わっていく。一方サリは村の人々に自分が帰ってきたことが分かったことで説明しに向かうが警戒されてしまう。エトを追う王弟一派が山の中まで来たことで、エトが白銀に願ったことは・・・。
1巻から間をおいたせいか、サリの口調こんなだったっけ?と慣れるまで少しかかってしまった。話し方だけだと男子みたいで。あとがきで先生も書かれていますが、サリは全然変わらないけれどラルフの変貌がすごい。まるで別人すぎてw魔法を -
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長らく会っていなかった父の葬儀で、柚葉の前に父の弟子だという美しい少年が現れる。
妖が見えるが故、妖を見る能力を消すための旅に出る。
現代が舞台の妖怪×人間の恋愛ファンタジー。
美しい人外と人間の切なさ漂う恋愛もの、永遠に好きな設定ですね。
帯のコメントが「平穏な生か、禁断の恋か」なので、もっとドラマチックなのを想像したけどあっさりな印象。まぁラノベ系だし読者層考えるとこんなものなのかな。
美少年て書いてなくても大体美形を想像するもんだから(笑)周の容姿も美少年て言葉じゃなくて描写がもっとあったら読者はそれぞれの美少年を想像できて楽しいんじゃないかなと思った。 -
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精霊の声を聞く力を持っていたために生まれ故郷で迫害を受けて育ったサリは、現在ランカトル王国の公安局に所属する優秀な公安精霊使いとして、傲慢な公安魔法使いラルフをパートナーに王都ザイルを守護している。人はおろか精霊使いからも異端扱いされることは多いが、サリは自分の力が受け入れられる場所を離れるつもりはなかった。ところが、王弟デューカの“鑑賞会”に魔物の子として連れてこられた少女をかばおうとした際、サリとラルフの力が入れ替わってしまい・・・?
河上先生の作品に出てくるキャラクターって、最初びっくりするくらい馬が合わないというか仲悪いですね(笑)それでも事件に巻き込まれて互いに知らない面を思い知っ -
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ネタバレ天狗などのあやかしが「ばけもの」と文字だけだとなかなかどストレートで遠慮なしに呼ばれていて(普通なら「化け物」と呼ばれたらネガティブな展開しか想像できない)しかも、普通の人間たちと共存している日本というその設定からして、まずびっくりしました。
現代日本なのに非科学的な存在を受け入れちゃったかという。
だから、ばけものと恋も結婚もできちゃったりする。
お試し夫婦から始まった、カラスのばけもの(正確にはちょっと違うけど)で「結婚適齢期」な青年と、結婚を考えていた相手と破局して傷心中の人間の女性の不器用な恋愛ものではありますが、和紙に関わるトリビア的あれこれも楽しくて、すいすいと読めました。
ちょっ -