【感想・ネタバレ】声を聞かせて(3)精霊使いサリと魔法使いラルフの帰還のレビュー

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2021年08月17日

読了後の余韻に浸る。これが読書の醍醐味だと思う。
最後までページをめくる指が止まらなかった最終巻。緊迫した雰囲気の中、それぞれの人物達視点に変わるけれど、それも違和感がなかった。様々な人の想いが優しさが心地よかった。良い話に会えたと思う。

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Posted by ブクログ 2021年03月31日

追い詰められたエトの願いを叶え、白銀は四人だけの世界を作り上げた。世界を守る霧の壁にはいかなる力も及ばず、壊すことも進入することもできない。サリとラルフの記憶も操作され、偽りの平穏な生活が続いた。だが“化け物”への憎悪を募らせる村人たちが壁の外に火を放ち、サリはその優しい夢から醒める。そしてエトが再...続きを読むび白銀に救いを求めた時、白銀はすべての火を消すものの、人々の魂を手当たり次第に喰い始めてしまう。暴走する白銀を止めて皆を救うために、サリが呼んだのは・・・?

河上先生の描く主人公たちは、みんな不器用だったり苦手なところを持っていて、それが欠点として最初描かれるんだけれど、たくさんのことを乗り越えていくうちに克服して前向きになっていくので元気が出ます。後書きで書かれていましたが、サリのラルフへの気持ちが成長するのはまだ先になりそうだなあ~。だけど片っ端から縁談を断るラルフが待ちきれなくなりそうですが(笑)お互いに良い方向に変わっていけるって素敵なパートナーですよね。エトがやりたいことを見つけて前に進んでいけていることも嬉しい。

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