咲坂伊緒のレビュー一覧
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初恋
主人公の2人はもちろんのこと 周りのお友達も
ほんとうにいい子ばっかり
まっすぐ恋をしてる主人公の女の子と想いを寄せる男の子がその子に見せる素の自分
周りのお友達が気付くほどなのに
これからどう気づいて2人がハッピーエンドまで
行くのか スムーズにいけばいいけどと思って
います -
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誰に苦しさを伝えたわけでもない。誰に助けてくれと言ったわけでもない。
それでも誰かの優しさによって咲は救われた。だから咲は人に優しくする大切さを知ったし、自分も誰かに優しくしようと思えたのだろうね
それは時に人から「いい子ぶってる」と嫌味を言われてしまうものなのに、咲にとってはその言葉こそ自分が人に優しく出来ているという証明になるのだろうね
物語の構成が、咲という少女がどうして現在のようなタイプになったのかというプロローグから始まるために、物語に感情移入しやすくなっているね
そして咲はただ人に優しくすればそれで気が済むというわけではなく、自分を助けてくれた恩人にお礼を言いたいという想いを含 -
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遂に訪れた最終巻。前巻の海外赴任引きはオーソドックスなクライマックスを呼び込むものになるかと予測していたのだけど、海外赴任問題から良い意味で二転三転したね
まず提示された結論は父親だけが単身赴任するというもの
これは11巻にて親の都合に対して子供がどう思っているかという点を真摯に伝えたことで生まれ得た選択肢
真に子供を思い遣った考え方であって朱里や理央にとって不満なんて有るはず無いもの。親に振り回されてきた彼女らだからこそその選択肢を享受する権利がある
でも、それは子供が受け身であるという点は変わらないままなんだよね
今回は親が子供の為になるようにと配慮してくれた。でも、その配慮をいつまで -
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和臣による親への必死の反抗、そして理央による親への助言
表面的には和臣を思っているように聞こえる父の言葉は一方で和臣の挑戦や経験を奪ってしまうことにも繋がる。何よりも本心を打ち明けられない家族というのは閉塞的に過ぎる
それを親に気付かせ状況変化のきっかけを得られた和臣や理央はとても貴重な経験をしているね
特に和臣や朱里はどうしても場の調和を意識してしまう人間だから、こうして家族間の不和を解消できただけでも非常に大きな意味を持っているように思える
また、男子達が親に反抗している裏で自分を変えようとする朱里
朱里の弱い所も駄目な所も判った上で全部フォローすると言ってみせた亮介は付き合っていた頃よ -
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亮介に朱里を取られてしまうかもしれないというプレッシャーから少しずつ行動的になっていく和臣
どうにか追いついた先で朱里と話したのは想いを伝えるとかそういう甘いものではなくて、離婚の危機に揺れる朱里の内面に触れるというもの。相変わらず踏み出さないままの和臣の姿はほんの少し残念でも有ったけど、これが和臣の素の姿でも有るんだろうなぁ……
由奈への遠慮から理央の家に残る訳には行かないと考え更にそれを伝えることにも遠慮する朱里。朱里に想いを伝えるよりも朱里の笑顔を守ることを優先してしまう和臣
こういった部分を見ると本当にこの2人はそっくりというか芯の考え方が瓜二つなんだよね。行動する前に周囲を見てその -
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朱里母が夫婦喧嘩への対処法にと出した答えが極論すぎて絶句……
朱里と理央に関しては両家の再婚によって恋愛や人生が思うように行かなくなってしまったわけだけど、こうして朱里母の極端にも程がある決断を見ると朱里の方が被害規模が大きいように感じてしまう
でも、一方で家族によって自由が抑圧されてしまうという点は和臣と重なり共感できる部分でも有ったりするんだよね……
家庭環境の危うさを抱えつつ和臣との距離を詰めようとする朱里
亮介との再会で自分の言葉を相手に伝える大切さを認識した訳だけど、それだけで行動の全てを変えられるなんて有る訳がない
和臣がバレンタインに思わせ振りな言葉を発しても、その後に別の思わ