咲坂伊緒のレビュー一覧
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優しい気持ちになれる
いかにも主人公〜ってタイプじゃないので、共感できます。自分が変わるくらいの出会いってありますね。でもそれってきっと変わったんじゃなくて、もともとあって眠っていたものが引出されたのかもしれないですね。読んでいて優しい気持ちになれます。
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さいこう
王道の少女漫画です。主人公も可愛く、男の子たちもかっこよく、気持ちがすれ違ったり、優しい当て馬が出てきたり…少女漫画を読みたい人におすすめです。
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初恋
主人公の2人はもちろんのこと 周りのお友達も
ほんとうにいい子ばっかり
まっすぐ恋をしてる主人公の女の子と想いを寄せる男の子がその子に見せる素の自分
周りのお友達が気付くほどなのに
これからどう気づいて2人がハッピーエンドまで
行くのか スムーズにいけばいいけどと思って
います -
Posted by ブクログ
誰に苦しさを伝えたわけでもない。誰に助けてくれと言ったわけでもない。
それでも誰かの優しさによって咲は救われた。だから咲は人に優しくする大切さを知ったし、自分も誰かに優しくしようと思えたのだろうね
それは時に人から「いい子ぶってる」と嫌味を言われてしまうものなのに、咲にとってはその言葉こそ自分が人に優しく出来ているという証明になるのだろうね
物語の構成が、咲という少女がどうして現在のようなタイプになったのかというプロローグから始まるために、物語に感情移入しやすくなっているね
そして咲はただ人に優しくすればそれで気が済むというわけではなく、自分を助けてくれた恩人にお礼を言いたいという想いを含め行動しているのは非常に好感が持てるね
ただ、その咲の行動を誰もが受け入れられるかといえばそうではなく
陽希が当初は咲の事を鬱陶しいと感じていたのもそれが理由。けれど、そんな咲に付き合って失せ物探しをしてしまったり、咲を助けてしまったりする陽希も充分に優しいと言える人間なのだろうね
よく知りもしない他人の為に行動する優しさ
それは必ずしも受け入れられるというわけではないのだろうけど、あの場面においては琴乃の大切なペンダントトップを取り戻すのに役に立った
それに咲は琴乃と、陽希は美斗士と友達になれたようで。それだけで優しさの対価としては充分過ぎるのかもしれないね
そうして人と積極的に関わりつつようやく生まれた恩人との繋がりと感謝を伝える機会
まさかここで亮介が出てくるとは……!これは前作を読んでいる自分にとってはかなりの驚きでしたよ
ただ、亮介は恩人ではなかったようで、それはちょっと残念だったかな
コメディ作品であればすったもんだの挙げ句の人間違いとして笑い話になる
だから、咲は時間を用意してくれた亮介の為に笑顔を作った。それは優しさと呼べるもの
でも、ここで優しさを発揮するのが咲だけでなく、亮介や陽希も優しさを見せているのはとてもいい展開だね
感謝の気持を伝えられなかったことによる残念で悲しい気持ち
それを慰めてくれるどころか、咲のやっている「いい子ぶりっこ」の意味を大きく受け止めて認めてくれた
あの瞬間、咲はまたしても救われたと言えるのだろうね
咲の心に芽生えた新たなドキドキ。これは『嬉しい』のドキドキか、それとも……
という所で次に続く終わり方は第1巻として申し分ないものだったね -
Posted by ブクログ
遂に訪れた最終巻。前巻の海外赴任引きはオーソドックスなクライマックスを呼び込むものになるかと予測していたのだけど、海外赴任問題から良い意味で二転三転したね
まず提示された結論は父親だけが単身赴任するというもの
これは11巻にて親の都合に対して子供がどう思っているかという点を真摯に伝えたことで生まれ得た選択肢
真に子供を思い遣った考え方であって朱里や理央にとって不満なんて有るはず無いもの。親に振り回されてきた彼女らだからこそその選択肢を享受する権利がある
でも、それは子供が受け身であるという点は変わらないままなんだよね
今回は親が子供の為になるようにと配慮してくれた。でも、その配慮をいつまで受け取っていて良いのか?その点に真っ先に気付いたのは理央だね。
由奈の父から遠慮がちに示された理屈では整理できない感情。これも由奈の父からすれば理央を怒鳴りつける権利ある状況であっても彼は穏やかに納得出来ない感情を伝えるだけに留めた
そういったものを正しく受け止めたからこそ、由奈とずっと一緒に居ると決めた理央はこの状況において能動的に選択肢を掴み取ろうとする
理央が見せた決意が朱里や和臣にも影響していく展開はとても良いね
亮介との一件で少し成長したはずの朱里の前に提示されたのは和臣との時間を重視するか、自分の夢を追うか。誰かが用意した好条件を飲むかという面から見ればこの時の朱里は和臣を優先するあまり消極的で自分が納得しきれない道を選ぼうとしていたね
それを選び直させるために極限の選択肢を提示してみせた和臣は鬼ですよ…
これが暴論にならず荒療治の範疇に済む理由は、和臣がちゃんと朱里に伝わるだろうと考えている点、そして朱里がそういった思惑で和臣が「別れる?」と言ったのもちゃんと判っている点
付き合うまでに散々に擦れ違って相手の想いに気付けなかった二人だから、今は正しく察することができるのだろうね
それでも朱里が導き出した結論には驚かされたな
「離れるのはいや」という素直な気持ちを理解しつつ、これからの二人の為に自分が進むべき道を選び取った朱里
朱里がそうした強い想いの下に未来を選び取ったから、和臣もそれと同じように力強く未来を選び取れる
最終巻で提示された幾つもの自発的な選択。一見するとこの中に由奈の選択は含まれていないように思えてしまう面もあるのだけど、よくよく考えると由奈は誰よりも早く変化を迎えてその上で幾つも自分の未来を選び取ってきたんだよね
理央や朱里がこれからの道を選択する際に背中を押したのは由奈。由奈が居たから朱里達は力強く自分の道を選ぶことが出来た。一方で由奈も朱里と出逢ったことで自分の道を選び取る力を身に付けた
由奈と朱里が出逢ったことでこの物語やそして少年少女たちの変化は始まったんだよね
物語が終幕を迎えると共に示された始まりの場所
彼女らがこれまでに歩んできた道を思い返してしまうと共にこれからの日々を想像してしまうようなものだったね
エピローグは控え目に、それでも最大の多幸感に溢れていたね
こういった傾向の作品を読む頻度が少ない自分にとって意外な程にハマった作品。この意外性を再び味わうためにももう少しこういった傾向の作品も読んでみようかな、とそう思える作品でしたよ -
Posted by ブクログ
和臣による親への必死の反抗、そして理央による親への助言
表面的には和臣を思っているように聞こえる父の言葉は一方で和臣の挑戦や経験を奪ってしまうことにも繋がる。何よりも本心を打ち明けられない家族というのは閉塞的に過ぎる
それを親に気付かせ状況変化のきっかけを得られた和臣や理央はとても貴重な経験をしているね
特に和臣や朱里はどうしても場の調和を意識してしまう人間だから、こうして家族間の不和を解消できただけでも非常に大きな意味を持っているように思える
また、男子達が親に反抗している裏で自分を変えようとする朱里
朱里の弱い所も駄目な所も判った上で全部フォローすると言ってみせた亮介は付き合っていた頃より成長しているし、魅力的な男子になっている
これまでの朱里なら受け入れていたかも知れない亮介の提案。これを魅力的と思えなかったのは今の朱里は自分の足で行動し続けたいと思っているからなのだろうね
そうして遂に抱えた悩みから一歩前進した状態で向き合った朱里と和臣
早い段階からこの2人は互いに好意を向けつつもそれを態度に出せないし、相手は自分のこと好きじゃないだろうなんて思っていたりとテンプレのようなラブコメをしていたのだけど、この段階に至っても勘違いラブコメのような遣り取りをするとは思わなんだ
互いに鈍感と言ってしまう程に互いの想いに気付くのが遅れてしまった2人がようやくにして想いを伝え合い結ばれる展開は良かったね
ようやく収まるべき所に収まったという印象があるよ
そうして始まるのは朱里と和臣による初々しいカップルストーリーなのだけれど……
そういや和臣って小学生男子のような天然タイプだったね!最近は朱里への想いに翻弄されるあまりそういった面が出てこないからすっかり忘れていたよ……
「ガツガツしすぎるとひかれる」と助言されてお菓子を大口開けて食べるのではなく、上品に食べるとか小学生か!?と突っ込みたくなるようなマジボケをみせてくれちゃって……
まあ、その後にはちゃんと雰囲気を意識してカップルらしい行為に励むのですが
由奈と理央は順調に家族を交えた付き合いもあり、朱里と和臣は既にバカップル状態
何もかもが上手く回り始めたかのように思えた矢先に飛び込んできた衝撃の報告
理央と朱里は親の都合によって何年も思ったままに生きられない生活をしてきたのに、ここに来て再びその問題が顔を出してしまうのか……
子供にとって親や親が暮らすコミュニティーがどれだけ影響するのかと考えさせるような引きですよ…