上間陽子のレビュー一覧

  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    なんとなく、読むことを恐れていたこの本は、女の子たちの置かれた厳しい現実が描かれながらも、著者のあたたかな眼差しを感じる本でした。

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    2025年03月28日
  • 海をあげる

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    ネタバレ

    沖縄の怒りに癒され、自分の生活圏を見返すことなく言葉を発すること自体が、日本と沖縄な関係を表していると私は彼に言うべきだった。

    上間陽子さんのこの文章、私も忘れません。
    静かな部屋で、読みました。何度も。

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    2025年02月24日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    沖縄で、家庭の問題(DVなど)で生活の問題を抱えている女性の生活史調査の本。筆者自身、そうした人々を支援する立場にあるとのことなので、研究書というよりは、ある意味ノンフィクション小説に近い感覚を抱いた。

    以前、読んだ岸雅彦さんの本でこの本が挙げられていたので読んでみたが、ディティールがすごい。
    ディティールとは、読者との間で理解を再現しようとする試みであるが、細かい組み立てが非常に面白く、印象に残る。
    私自身、知らない世界であり、そこも含めて印象に残った。

    例えば、「カバンにドレスを詰め込んで」という章では、DVを受け、障害のある子を産んだシングルマザーの話だが、生まれた当時はカバンに夜職

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    2025年01月10日
  • 海をあげる

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    何を言えばいいかわからない。読むべき。読ませたい。読んでほしい。娘をかわいいと思うすべての人が。小さな女の子のかわいさを愛するひとが。沖縄で暮らすということが、女であるということが、女が娘を育てるということが、差別の中に暮らし、育てるとはどういうことなのかを。想像させてくれたし、想像させられてしまったから辛くて辛くて、動揺させられて、差別する側にしかいない自分が(行動しないのは現状を仕方ないとして容認することでしかないのではないか?)しんどくて、でももちろん行動なんかしたくなくて、他人事にしておきたいのに、それはやっぱりゆるされないと思う。

    描かれているのはきちんと生きている明るい日常であっ

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    2024年12月20日
  • 海をあげる

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    本土に出るには飛行機に乗らないといけなかったり、好きなアーティストのグッズを買うのに高い送料を払ったり、本土の人と明らかに経験できることが違ったりで、正直沖縄で生まれ育ったことに対してそこまでいいなと思ったことはなかった。
    だけどこの本を読んで、沖縄に生まれたというアイデンティティを大切にするべきだと思ったし、せっかく沖縄に生まれたんだから地元のことをより知ろうと思えた。

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    2024年12月02日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    ネタバレ


    貧困家庭で育つ女の子たちが売春をしたりキャバクラで働きながらなんとか生きている日々を切り取った話。

    家族や友達に恵まれてなんとか暮らしていける子もいれば、この先も不安にさせる子もいて、人間関係って大切だと思う。

    お友だちのお家で毎日晩御飯をご馳走になってた子がいて、そんな関係があるのは救いだなと思う。

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    2024年06月08日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    フェミニズムといえば勝手にとある女性コメンテーターさんが連想され、苦手に思っていましたが、フェミニズムに対するイメージが180度変わる程面白かったです。
    特に上間先生の活動や考え方には感銘を受けました。若ければ琉球大学に行って学びたいと思ったほど。

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    2024年05月14日
  • 言葉を失ったあとで

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    実践を積み重ねてきた二人だからこそ、提示できる視点、言葉、違和感。

    加害男性の人間的薄さやずるさが際立つ。

    DV更生プログラムはそういうことなのかとか、沖縄がネタにされがちな学問の世界のせこさとか、あー↘あー↗の連続。

    上間陽子さんの寮美千子批判が鋭い。善の陳腐さ、みんな被害者論の陳腐さ。

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    2024年04月11日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    ネタバレ

    貧困や暴力に苦しみ育ってきた沖縄に住む6人の少女のお話。
    彼女らが育ってきた環境は目を背けたくなるものばかりだが、そんな中で現状を少しでも変えようと自身で努力した1人の少女のお話は唯一のハッピエンドかに思えた。その少女の家庭環境は父親は居ないが、母親からの愛情を人並みに貰って育ったのが読み取れた。
    幾つになっても家庭環境は人生において大きく影響するものだと考えさせられる一冊だった。

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    2024年04月10日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    6人の沖縄の少女の物語。
    丁寧で誠実な仕事・研究。
    ハーマンが一箇所だけ脚注で触れられている。
    正解はない。一筋縄でもない。みな幸せになって欲しい。暴力がなく、安心がありますように。

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    2024年04月07日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    ハーマンについて実践的に論じてくれた上間さんの回がとりわけ素晴らしかった。トラウマ経験者にとって、震えながら読んだ。

    上野さんの半身で組織に関わる提言も素晴らしい。

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    2024年04月01日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    フェミニズムに関わる本とそれで描かれるフェミニズム要素について、4名の方が書かれてるんだけど、どれも異なる視点で面白かったです。読めてよかった!

    『侍女の物語』『誓願』は前から気になってたけどいっそう読みたくなったな〜。最悪な構造の中で異なる立ち位置にいる女性たちが描かれる物語、気になる‥‥。

    あと私は身体が女性で同性パートナーがいて、それを割とカムアウトする方だけどこれって自分が男性だったらこんなにカムアできてただろうかと疑問に思っていて、それが上野千鶴子さんの文章で割と納得できて、読めてよかったな〜(ホモソーシャルにおいて獲得する価値のあるもの・消費するものが女性(性的に)で、その論理

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    2024年02月03日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    白状すれば私は偏見の塊で、生きる為にその選択肢しかなかった女の子達のことを考えたこともなかった。終始胸を抉られるような気持ちだった。
    このジャンルはこれからも読み続けていきたい。そうしなければならない。

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    2023年12月28日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    価値観が一気に変わりました。
    そういうお仕事に抱いていたイメージとは裏腹に生きるために必死で働いている女性がいることを再確認できました。

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    2023年11月07日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    とても感動的であり、ショッキングな内容でもある。
    最初はこの書籍の多くの部分を占める会話文が読み難くて閉口したが、訛りを含んだその会話こそが真実なのだ。

    東京で生まれ育った自分には別世界のような少女達の体験。
    著者の根気強く優しい視線にこちらも涙が出そうになる。

    真実を知り、伝えることが沖縄の現実を変えて行く原動力になって欲しい。
    何か自分に出来ることはないのか?

    同著者の「海をあげる」を引き続き読む予定。

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    2023年10月31日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    特に上間陽子さんの解説が良かった。やはり現場に入り込んでいる人の言葉は重いし、そして思いにあふれている。上間さんが紹介した「心的外傷と回復」を是非読みたいと思ったが、高額すぎて少し躊躇する。

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    2023年08月17日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    記録上の出来事のどうしようもなさと、それでも気高く生きる(しかない)沖縄の女性たち。読んでいて居た堪れなくなってしまう。だからこそ、頼ることの大切さを身に沁みて実感するし、やっぱり自分は上間さんが書く文章が好きだと思わされる。

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    2023年08月14日
  • 言葉を失ったあとで

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    言葉を失ったあと…
    私達は何を語れるのか…
    言葉無く語れるものとは何か
    非行、虐待、嗜癖、性被害、世代間連鎖
    若年妊娠、援助交際…
    関係性の中で生きている私達

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    2023年03月26日
  • 言葉を失ったあとで

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    読もう、読もう、と思いながらもなかなか読めずにいましたが、ようやく読めました。

    印象に残ったことをここでは2つだけ書きます。

    選択不能性について。
    ものすごく少ない選択肢の中からしか選べない状況にある人がいるということを、私はどれだけ理解して「自己選択」「自己決定」の言葉を使ってきただろうかと、自分の理解の浅さを感じました。

    性暴力、DV加害をどのように見ていくかについて。
    頷くばかりで納得しかない感覚でした。
    怖さや危うさを改めて感じました。
    カウンセリングから、社会調査から、多くの方の声を聴いてこられたお2人の言葉には、とても説得力がありました。
    加害者の被害者性を取り扱うことのリス

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    2022年08月05日
  • 言葉を失ったあとで

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    信田氏と上間氏の対談をまとめた本。

    最前線で活躍する臨床心理士と社会学者の対話は前提となる知識が必要でところどころ難しく感じ、何度か読み直して理解を深めたいと思う。

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    2022年07月16日