上間陽子のレビュー一覧

  • 裸足で逃げる ――沖縄の夜の街の少女たち

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     キャバ嬢になること/記念写真/カバンにドレスをつめこんで/病院の待合室で/あたらしい柔軟剤 あたらしい家族/さがさないよ さようなら
     まえがきから泣いていた。十年後が収録された文庫版で読めてよかった。上間陽子さんの他著書、すぐ購入しました。また自分の人生において応援する方が増えた。

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    2025年12月25日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    ネタバレ

    なんで少女たちは裸足で逃げなければならなかったのか。沖縄に限った話じゃなくて、私たちにもきっと関係がある。
    援助者である上間さんに少女たちが会えたことにほっとする。人生の中で、信頼できる人に会えること、その人からやさしい言葉をかけられることが、その後のしんどい出来事に立ち向かう力になるんだと思う。

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    2025年10月20日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    沖縄に生きる女性たちにとっての日常的な選択、あるいは選択肢さえも見当たらない、その実態を描く。ショッキングな内容だが、読んでいて最初に流れ込んでくる感情は悲しみ。二胡の響きのようなものが通底する文章。

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    2025年10月14日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    勝手にラブ&リスペクトしている岸政彦さんの『調査する人生』で岸さんと上間陽子さんとの対談を読んで、上間さんのことも同じくらい全力でラブ&リスペクトしていこうと決めた。
    社会学者として第一線で活躍されていながら、自分のやり方は本当にこれで正しいのかと悩んだり、ずっと悔やんでいる過去の「失敗」があることを明かしたり、同僚への圧倒的な尊敬の念を吐露したり、なんて真摯で謙虚で素晴らしい学者の方だろうと思った。
    沖縄出身の上間さんは、東京の大学へ行くも現在は沖縄に戻り、主に現地の少女たちに聞き取り調査をしている。
    彼女たちの多くが、十代半ばで子どもを産み、その後シングルマザーとなり、キャバクラなどの風俗

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    2025年09月05日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    DV+シングルマザー+キャバ嬢

    打越正行『ヤンキーと地元』のように男は上下関係を女にも強いて支配しようとするが、彼女たちはそれに回収されず、被害者であり続けることで逆に人生を自ら切り開いているのが印象的

    底辺の、クソどうしようもない、美しい人生

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    2025年07月13日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    日本の見えない現実をインタビューと観察から描きだしている。この本に出会えたことを嬉しく思う。読者に伝わる生々しい記述は、著者のとてつもない努力と協力者によって形になった素晴らしいものだと思う。

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    2025年06月06日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    読みながら思い出したのが、海街ダイアリーの作者の吉田秋生の「ラヴァーズキス」と「河よりも長くゆるやかに」という作品でした。どちらにも、性被害を受けた後、性非行に走っていた少女が出てきます。

    知識として、性被害を受けた人が、その後に性行動を活発化させやすいというということは、「裸足で逃げる」を読む前から知っていました。
    ただ、それはあくまで独立した知識として知っていただけで、具体的な像としては結んでいなかった。だから、そうした「知識」と、それ以前に読んでいた吉田作品のキャラクター造形は結びついていなかった。

    もちろん吉田作品のキャラクターはあくまでもフィクションなのだけれど、作者の性被害とい

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    2025年05月23日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    なんとなく、読むことを恐れていたこの本は、女の子たちの置かれた厳しい現実が描かれながらも、著者のあたたかな眼差しを感じる本でした。

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    2025年03月28日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    沖縄で、家庭の問題(DVなど)で生活の問題を抱えている女性の生活史調査の本。筆者自身、そうした人々を支援する立場にあるとのことなので、研究書というよりは、ある意味ノンフィクション小説に近い感覚を抱いた。

    以前、読んだ岸雅彦さんの本でこの本が挙げられていたので読んでみたが、ディティールがすごい。
    ディティールとは、読者との間で理解を再現しようとする試みであるが、細かい組み立てが非常に面白く、印象に残る。
    私自身、知らない世界であり、そこも含めて印象に残った。

    例えば、「カバンにドレスを詰め込んで」という章では、DVを受け、障害のある子を産んだシングルマザーの話だが、生まれた当時はカバンに夜職

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    2025年01月10日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    ネタバレ


    貧困家庭で育つ女の子たちが売春をしたりキャバクラで働きながらなんとか生きている日々を切り取った話。

    家族や友達に恵まれてなんとか暮らしていける子もいれば、この先も不安にさせる子もいて、人間関係って大切だと思う。

    お友だちのお家で毎日晩御飯をご馳走になってた子がいて、そんな関係があるのは救いだなと思う。

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    2024年06月08日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    フェミニズムといえば勝手にとある女性コメンテーターさんが連想され、苦手に思っていましたが、フェミニズムに対するイメージが180度変わる程面白かったです。
    特に上間先生の活動や考え方には感銘を受けました。若ければ琉球大学に行って学びたいと思ったほど。

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    2024年05月14日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    ネタバレ

    貧困や暴力に苦しみ育ってきた沖縄に住む6人の少女のお話。
    彼女らが育ってきた環境は目を背けたくなるものばかりだが、そんな中で現状を少しでも変えようと自身で努力した1人の少女のお話は唯一のハッピエンドかに思えた。その少女の家庭環境は父親は居ないが、母親からの愛情を人並みに貰って育ったのが読み取れた。
    幾つになっても家庭環境は人生において大きく影響するものだと考えさせられる一冊だった。

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    2024年04月10日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    6人の沖縄の少女の物語。
    丁寧で誠実な仕事・研究。
    ハーマンが一箇所だけ脚注で触れられている。
    正解はない。一筋縄でもない。みな幸せになって欲しい。暴力がなく、安心がありますように。

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    2024年04月07日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    ハーマンについて実践的に論じてくれた上間さんの回がとりわけ素晴らしかった。トラウマ経験者にとって、震えながら読んだ。

    上野さんの半身で組織に関わる提言も素晴らしい。

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    2024年04月01日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    フェミニズムに関わる本とそれで描かれるフェミニズム要素について、4名の方が書かれてるんだけど、どれも異なる視点で面白かったです。読めてよかった!

    『侍女の物語』『誓願』は前から気になってたけどいっそう読みたくなったな〜。最悪な構造の中で異なる立ち位置にいる女性たちが描かれる物語、気になる‥‥。

    あと私は身体が女性で同性パートナーがいて、それを割とカムアウトする方だけどこれって自分が男性だったらこんなにカムアできてただろうかと疑問に思っていて、それが上野千鶴子さんの文章で割と納得できて、読めてよかったな〜(ホモソーシャルにおいて獲得する価値のあるもの・消費するものが女性(性的に)で、その論理

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    2024年02月03日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    白状すれば私は偏見の塊で、生きる為にその選択肢しかなかった女の子達のことを考えたこともなかった。終始胸を抉られるような気持ちだった。
    このジャンルはこれからも読み続けていきたい。そうしなければならない。

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    2023年12月28日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    価値観が一気に変わりました。
    そういうお仕事に抱いていたイメージとは裏腹に生きるために必死で働いている女性がいることを再確認できました。

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    2023年11月07日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    とても感動的であり、ショッキングな内容でもある。
    最初はこの書籍の多くの部分を占める会話文が読み難くて閉口したが、訛りを含んだその会話こそが真実なのだ。

    東京で生まれ育った自分には別世界のような少女達の体験。
    著者の根気強く優しい視線にこちらも涙が出そうになる。

    真実を知り、伝えることが沖縄の現実を変えて行く原動力になって欲しい。
    何か自分に出来ることはないのか?

    同著者の「海をあげる」を引き続き読む予定。

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    2023年10月31日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    特に上間陽子さんの解説が良かった。やはり現場に入り込んでいる人の言葉は重いし、そして思いにあふれている。上間さんが紹介した「心的外傷と回復」を是非読みたいと思ったが、高額すぎて少し躊躇する。

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    2023年08月17日
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち

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    記録上の出来事のどうしようもなさと、それでも気高く生きる(しかない)沖縄の女性たち。読んでいて居た堪れなくなってしまう。だからこそ、頼ることの大切さを身に沁みて実感するし、やっぱり自分は上間さんが書く文章が好きだと思わされる。

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    2023年08月14日