市川春子のレビュー一覧

  • 宝石の国(8)

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    ネタバレ

    きっついな、というのが第一の感想。
    新刊読むにあたって1巻から読み返したのですが、6巻くらいからどんどん息苦しくなっていって、そしてこの展開か、という…。

    主人公がどんどん変わってしまってグラグラして、でもそれは成長、進歩でもあって、恐ろしいながらもワクワクできることでもあったけれど、
    ああ、崩壊の物語なのか、とズシンときてしまった。(フォス自身が、というより物語として。)

    まぁもちろんこの先どうなるのかはまだ分からないので結論づけるのは違うんですが、
    この巻に関しては壊す話だし、壊れる話だったなという印象。

    フォスはいつまでどこまでフォスで、
    みんなの世界がどうなってしまうのか、
    ウッ

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    2018年01月11日
  • 宝石の国(8)

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    ネタバレ

    月世界潜入に成功。そして先生の秘密を知ったフォス。
    でも月人の言うことを鵜呑みにしていいの?危う過ぎる。
    なぜ先生は祈るのをやめたのか?
    本当に壊れているのか?
    月人が望むのは消滅か??
    先生が宝石たちを大切に思っているのは真実だ。
    そして先生も月人も宝石たちも現状に倦んで、どこかで変化を望んでいる。

    0
    2018年01月08日
  • 宝石の国(8)

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    ネタバレ

    起承転結でいうところの転にあたるのかな。
    世界設定が急激に語られ、同時に皆の内面も変わる、というか変化が急激に表面化する。

    おそらく、先生がまだ体験したことのないこと。それは、
    僕らの裏切りだ。

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    2018年01月04日
  • 宝石の国(6)

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    ずーっとフォスは狙われてる訳だ…

    何故おしろいを塗るのか。それはやっぱり彼らのDNAの中に今は失き「人間」と言う生物の似姿に近づけようとする本能が働くからか。

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    2017年12月06日
  • 宝石の国(3)

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    痛みも感じない、修復も可能、再生も可能であるにも関わらず、少しでも欠けてしまうとその分の記憶がなくなってしまうアンタ―クチサイトの「先生のこと忘れたらどうしてくれる!」と言う怒りが痛い…

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    2017年12月06日
  • 宝石の国(2)

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    ただの鉱石擬人化ものとはいい難いファンタジー力。鉱石に因って衝撃に弱い方向とか、不死なのに石と石がぶつかる音がストレスだとか、至極人間臭いのに浮世離れしている…面白い。

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    2017年12月06日
  • 宝石の国(1)

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    無邪気で無自覚であまり賢くなく、感情優先で動き回るフォス。アホっ子萌えと言うジャンルにハマるのかもしれないが、山岸凉子さんなどを読んでいる世代としては「新しい」様で「知ってる!!」と言う感触を抱く。

    そうか、フォスフォフィライトの立ち居振る舞いがいじらしウザいのは、虚弱体質な癖に「これくらいはイケるだろう」と言う楽観主義が根底にあるからだ(笑)分相応を認めないある意味空気読めなくて強い、ってタイプだからだ(笑)

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    2017年12月06日
  • 宝石の国(8)

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    絶賛アニメ放送中。あれどこまでやるんだろうなぁ。普段アニメよく見ないからわからないや。

    敵地潜入の第8巻。月人の生態起源生活技術そして苦悩と目標と手段。もうこれだけでお腹一杯悶絶する恍惚を味わえる。目まぐるしく開示される新事実に頭が追い付かないけど。でもどこか嘘と秘密の予感がする。先が読めないなぁ。
    暗躍のフォスと揺れる宝石たち。聡明な彼との訣別。大変革の作戦は彼らに何をもたらすのだろう。
    なんだかんだいってついてきてくれた彼と主人公の関係がとても好きだ。

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    2017年11月24日
  • 宝石の国(1)

    購入済み

    綺麗で不思議

    気づく人、気づかない人、自分の立場と責任。社会の縮図を感じました。それが美しい登場人物で彩られ、心に響く感じです。

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    2017年10月30日
  • 宝石の国(7)

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    ネタバレ

    首が入れ替わっても、フォスはフォスだった。
    宝石たちの記憶は全身の鉱物に分散していて、頭部に集中しているわけではないみたいですね。
    11種の鉱物で構成された新生フォスは賢さを手に入れ、自前の好奇心と無鉄砲さで、ついに月へと旅立つ。
    3つに分かれた「にんげん」とは?次巻、新展開です。

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    2017年09月18日
  • 宝石の国(7)

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    ネタバレ

    アニメ化にあたって、追いつけていなかった最新刊までを読み返しを含めて読破。

    正直序盤はもっとふわっとした話なのかと思っていたので、こんなに謎を追いかける展開になって、良い意味で予想を裏切られた作品。
    永遠の命を持つモノならではの物事の捉え方や戦い方などが多く描かれているのも好み。
    特にここのところどんどん謎が深まっていっているので、続きがとても楽しみ。



    【内容】
    ・ラピスと繋がる
    ・102年の経過
    ・先生に「博士」と呼ばれた白いやつ
    ・先生に疑問をぶつけるもはぐらかされる
    ・フォス、月へ向かう

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    2017年06月07日
  • 宝石の国(6)

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    ネタバレ

    【内容】
    ・フォスを守って月に去る「ゴースト」
    ・「カンゴーム」
    ・謎の部屋とゲーム盤
    ・頭を連れ去られるフォス
    ・ラピスの頭と繋げる

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    2017年06月07日
  • 宝石の国(5)

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    ネタバレ

    【内容】
    ・ルチルの原点になったパパラチア
    ・アレキの原点の話
    ・月人の声
    ・先生の、己を砕く戦い方
    ・ゴーストと組む
    ・月人と話そうと試みて砕かれる

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    2017年06月07日
  • 宝石の国(7)

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    前巻最後で、まじでどうなるのフォス・・・
    と思ったけど、意外にナチュラルにラピスと馴染んでいて、
    でもフォスらしさもあって、いいかんじ。フォスラピス、とても魅力的。

    モルガとゴーシェのくだりで、改めてこの作品の根幹に触れた気がした。
    彼らは「死」はよくわからないものなのに、
    「連れて行かれる」ことは同じくらい悲しいことで、
    でも死んだわけではないからどこかあっさりしていて、それが不思議で、せつない。

    年長チーム、特にイエローがそれを象徴している気がする。
    パートナーを何人も月へいかせてしまって
    自分は最年長になるまでずっと戦い続けて
    昔の感情や趣味も忘れてしまって、それがつらいといえばつら

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    2017年06月04日
  • 宝石の国(7)

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    色々と衝撃的な第7巻。
    終盤に明かされる「3つの世界の成り立」も(※現時点ではまだ確定事項ではない)フォスの行動も吃驚ですが帯の「アニメ化」には特に驚かされました!

    ....最新刊でこの進み具合なのに....どこまでアニメ化されるんでしょか?

    むー、楽しみではありますが不安もハンパ無い。

    何にしてもこの作品の独特なイメージを残しつつ大胆に映像化されることを望みます。

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    2017年05月23日
  • 宝石の国(6)

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    ネタバレ

    戦闘の度にフォスの体が失われていく。手足だけでなく頭部までも…。フォスの意識は残るのだろうか?ラピス・ラズリとして目覚めるのだろうか? それとも、ふたりの記憶が統合される⁉︎
    月人と先生の秘密解明はあまり進まなかったですね。もうそろそろ新しい展開がないと、中弛みしてしまう…いや、しているのかな?

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    2017年01月04日
  • 宝石の国(6)

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    ちょっと展開が間延びしてきたようなー。もう少し話を進めていいんだよ。
    「わかったからにはもうしない」からのフォスの変化とか、覚悟を感じるいい科白。
    「完全で最終的な決着がつくことを奇跡という」「悲しむのも忘れるのも自然でいなさい」相変わらずはっとする言葉が多いこと。
    フォスの成長というか変体も臨界点を突発しそうで。こんな主人公他にいないだろう。気になるから次の巻が待ち遠しい。

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    2016年10月10日
  • 宝石の国(6)

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    フォスとゴーストのコンビのあやうさが魅力的だった。それぞれがそれぞれの中に、抑えがたいなにものかを抱え込んでいる感じ。フォスの体内にある合金も、もしかしたらそれ自体が意思を持っているんじゃなかろうか。

    合金が暴走してフォスをくだく場面や、ゴーストが剥がれていく場面はわりとグロテスクだった。けれど、市川さんの頭の中にあるほんとうの映像はとても美しいのだろう。本当の意味で、それと全くおなじものを見ることは誰にもできないのだけれど、見てみたいなあ。

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    2016年09月29日
  • 宝石の国(5)

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    皆それぞれ忘れられない出来事を抱えているのにそれを見せない感じさせない。悲しみは深い。
    先生への疑惑は深まり、シンシャへの距離はまた広がり。

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    2016年01月31日
  • 25時のバカンス 市川春子作品集II

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    2010年初版
    市川春子 著
    ==

    耽美ではかなげで空恐ろしい短編が3つ入った、市川春子さんの漫画。

    なんつーか、エロいです。形は異なれど、3編とも基本は愛のお話し。ですがそこに、「あなたと私はもはや同じ存在ではない」という底知れない絶望感と、それでも共にありたいと思う無理と、それが崩れゆく運命にあることがあらかじめ分かってしまうという悲哀があって、
    だから、エロいのでしょうね。それでもそこに愛があるのであれば、もはや見た目が異形であれ、それが形を保てない運命であれ、人は人としてそこに存在できるのだという、そういう、人間の話を描きたかったのかなあ、とも思いました。

    なんとも言えない読後感

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    2016年01月29日