あらすじ
宝石のカラダを持つ28人は、襲い掛かる月人との戦いが続いていた。主人公・フォスフォフィライトは、冬の間にアンタークチサイトと行動を共にしていたが、月人が襲来。フォスをかばってアンタークは月に連れ去られるも、フォスは自由に伸縮する腕を手に入れた。腕の力で月人を撃破するフォスを見ていた戦闘狂・ボルツは、自分と組むようフォスに持ちかけた。いろいろ考えた末にボルツと組むことを決めたフォスだが――。
...続きを読む
人類が滅亡した遥か未来。
人は迫りくる終わりを克服するため、自らを肉・骨・魂に分割し、種の存続を試みた。
長い時が流れ、地球には人間の形をした宝石の生命体が誕生する。
可憐で繊細な彼らは、自分たちを狙う月からの使者と日夜激しい戦いを繰り返していた。
敵の目的も自らの正体も分からぬままに……。
優しくて悲しい世界の秘密。
閉ざされた真実に触れるとき、ある者は仲間を求め、またある者は日常を守ろうとする。
果たして彼らは、それぞれの理想を成し遂げることができるのか。
個人的には主人公の成長から目が離せません!(途中からもはや別人に!?)
どこか懐かしいのに、読むたび新鮮な気持ちになれる不思議な作品です!
感情タグBEST3
フォスの成長
アンタークにまた会いたいです。
フォスが成長した姿を見てほしい!
眠れないのは良くないけど、責任感がもうすごい!
先生の正体と犬みたいな月人がどういう事なのか、、?
奪われた仲間の幻影
フォスがどんどん変わっていくのが悲しいというか、寂しいというか。
奪われてしまったアンタークチサイトの幻影が、どんどんフォスの無垢で可愛らしかった部分を、記憶とともに奪い去っていく。
フォスを強くするのは記憶と引き換えに手に入れた強い体なのか、アンタークへの贖罪なのか。
Posted by ブクログ
今回も、カバーがキラキラ。室内の照明の当たり具合によっては、結構、目に鋭く刺さってくる
こんだけの加工(?)が施されてるのに、この値段でいいのかしら。一読み手としては嬉しいが、市川先生に利益があるのか、ちょっと心配
しかし、内容の鮮やかさはもっと激しい
一話、一ページどころか、一コマごとに市川先生が成長しているのがハッキリ見える
自分にしか描けない漫画、ストーリーを描いてなんぼなのが、漫画家にしろ、ここまで読み手の心を惹きつける話を生めるレベルの漫画家は、数が限られるだろう。その才能に振り回されてないだけでも凄いのに、まだ伸び代を感じさせるのだから、末恐ろしい
一つの秘密が明かされるかと思えば、それまでより大きな謎がヒョイと顔を見せてきて、読み手を混乱させ、ますます、この『宝石の国』に魅了されてしまう
また、フォスフォフィライトの異変も、読み手のほとんどが気になってるトコだろう
アクシデントが起こり、肉体のパーツを失い、そこを他の素材で補うたびに得ていく力と才能。素材が原因なのか、力が原因なのか、いずれにしても、フォスフォフィライトは次第に『自分自身』を見失いかけていく
「テセウスの船」ではないが、このまま肉体が全て変わったら、この者の個性はそこに宿り続ける事が叶うんだろうか?
望みこそすれど、意図せぬタイミングで、己の努力の結果でない力を手に入れてしまった時、やはり、人は自分のままでい続ける事が難しいんだろう
もっとも、この四巻で読み手の度肝を抜いたのは、犬と明王の合成物を思わせるフォルムと分裂能力を持つ月人の脅威でなく、アレキサンドライトの二重人格っぷりだろうな、確実に。改めて、宝石の特性を、各々の個性に当てはめているんだな、と納得できる設定だった
あー、一日でも早く、アニメ化して欲しいもんだ
この台詞を引用に選んだのは、力を持つ事の責任と苦労を感じさせるモノだったので。モヤモヤした現況を打破できる力を求める心自体は決して悪くないにしろ、その力を手に入れられた時に備えて、持てていない時から努力を欠かしちゃいけないな。そうすれば、いざ、不意に強くなってしまっても、いくらか、気は楽になりそうだ
Posted by ブクログ
カードゲーム付と悩んだのですが、2,600円はちょっと高いな~と思い、漫画だけの方にしました。
表紙のこのふわふわは何だろう?と思ってたのですが、、、。
もっふもふでふわっふわのわんわんだったのですね!
わんちゃん(らしきもの)たちもかわいいですが、それに埋もれる宝石ちゃんたちや先生もかわいいです~。
前巻、つらい話でしたが、今巻ではみんな冬眠?から目覚めて賑やかになったのもあり、ちょっと癒される展開でした。
しかし、フォスはまだアンタークちんに囚われているのですね、、、。
私はフォスがアンタークちんに対して抱いている気持ちはアンタークを失ったのが自分のせいだという後悔や贖罪の気持ちだと思っていたのですが、そうではなくてアンタークになりたいという憧れの気持ちなのかもしれないと思いました。
それがアンタークのどういう部分(自分よりも硬度が低いのに強いとか、冬の間先生を独り占めできるとか)なのかはわかりませんが、、、。
でもアンタークちんになりたい、というのはあの時月人には自分が連れ去られた方がよかった、だからアンタークの代わりを自分が努めなければならない、というような結局はマイナスの感情から来ている気持ちなのかもしれませんが。
最後にフォスが考えた「いけないこと」というのは先生月人説かなあ?
前に月人が先生の元にやってきたときも「行かない」と言っていたし、今回は犬が会いに来たし、、、。
次巻で本当のこと、がいよいよ明らかになり始めそうですね。
ヤバい。
かつてこんなに続巻が待ち遠しい作品があっただろうか。。。
いったいあと何ヶ月待たなきゃいけないのか……
短い…短いよ……いや、面白くてどんどん読み進めちゃうからなんだと思うけど。
美しく、ほんとに宝石のような、宝物みたいなキラキラした作品です。
ちょいちょい挟むユーモアも好き。
電子版だけでなく、本も買いたくなる。
Posted by ブクログ
いちばん「勇気」のいる行動とは。
なんだかんだいってフォスは、「この世界の真実を知り、記録する」ということに惹きつけられているのだな。
それって、フォスがいちばん最初に諦めてしまった「博物誌」ってことじゃないか。
Posted by ブクログ
疑惑の巻。怪しい怪しいと思っていた先生にさらに怪しさが加わる中、フォスは皆と同じように疑いから目を逸らしつつ信じることではなく、本当のことを知ることを選ぶ。昔、末っ子で感情に正直で、戦う理由なんて先生が好きだからに決まってる、と言い切ったフォスからすると180度くらい違う。いつまでも変わらない不老不死の宝石たちの中で、フォスだけが季節のように移り変わろうとしていて、変わろうとすることで否が応でも元の自分を無くしていってるのが悲しい。
そしてダイヤちゃんとボルツの関係再フォーカスな会は良かった。この兄弟の在り方に変化を与えたのもフォスなんだな。
Posted by ブクログ
処女作(短編集)の時からファン。何がって一番は、この人の絵がとんでもなく好みである事! 話が一筋縄じゃ行かなく、込み入ってる設定の分かり難さも、この人ならではの味わいでたまらん( ´ ▽ ` )ノ 特に宝石の国は、とにかくビジュアル的にモロ好みなんでノイタミナ辺りでアニメ化してくんねーかな…しねーだろうな。
Posted by ブクログ
今回、バトルシーンがすごく多かった気がします。月人が建物に入り込んできてしまったがちょっと怖かった。
ふわふわの月人もいるんですね。というか月人と先生の関係が気になります。
Posted by ブクログ
徳望の4巻!
フォスがどんどん変わってゆく〜。
変わってしまった自分だけど、周囲が暖かく受け入れてくれた所にぐっときました。
ボルツとダイヤのやりとりもうるっときました。
黒い精神描写のシーンが大いなと思いました。これをどう回収してゆくかが楽しみです。((o(*゚v゚*)o))
Posted by ブクログ
合金の腕を変幻自在に操り、ボルトに次ぐ戦闘能力を持つに至ったフォス。性格も体格も大人っぽくなりました。アホで役立たずなフォスが居なくなってしまったのが少し寂しい…。先生と月人の謎は解明されるのか⁈
Posted by ブクログ
フォス変わったなぁ、みんなもビックリだ
今回はちょっとつなぎの巻な感じだ
アンタークにシンシャ、そして先生、フォスを取り巻く世界が繋がりつつ次へ展開してきそう
にしても、ラストの4コマは安定の神レベルの面白さ
Posted by ブクログ
宝石少女(?)と謎の異星人(?)「月人」の戦いを描く、バトルファンタジー第4巻。
相変わらず「考えるな、感じろ」といった内容の作品なので、表紙を見てピンと来たら、その直感は当たっているので、是非読みましょう!
Posted by ブクログ
堅すぎない先生好きです。
謎だらけだなぁ…次巻も楽しみです。
フォスがあんなに変わってしまって、シンシャのことはいったいどうなってるんだろう。
それから、月人の犬に埋れたいです。
Posted by ブクログ
毎回楽しみにしているシリーズ。今回も安定だなぁ。1巻ではあれだけ見辛いと言ってた戦闘シーンも随分理解できるようになり。この巻3分の1くらい戦闘シーンだしお互い馴れて当然か。これまではお上品だったけど、今回は泥臭さも出てきたような。
セリフのテンポも言葉選びも相変わらずイイネ!アンタークとフォスの関係性も良い。フォスはもう別人だな笑 前とは違った可笑しさがあるけど、変わることの怖さもある。
ちょっと展開遅めでダレてきた感もあるけど……どう落ちていくかこれからも見もの!まったり待機。
Posted by ブクログ
フォスがどんどん変わってしまって、悲しいし寂しいけど、展開としてはハラハラ・ワクワク。先生の底が見えない感じもいいし、ようやく面白くなってきた感じがします。表紙も相変わらず美しい!
特装版を買い逃したことが悔やまれます…
Posted by ブクログ
キラキラピカピカの宝石ワールドに登場したもふもふの威力たるや。「ニセモノ」作りがすごい上達してて笑った。「私が相手だ!」www
先生は…やっぱそういうこと…?いやでもわからん。うーん気になる。
適度に強いダイヤと、ただの戦闘マニアかもしれないボルツの兄弟(ってことでいいのかな…?)関係と、アレキさんが見どころでした。ひみつがあったのだ。
Posted by ブクログ
月人についての秘密がにわかに漂い始めた宝石擬人化バトルの第3巻。
勘違いしてたけど硬度の強さが戦闘能力に直結している訳では必ずしもないのね。
この性別ごった煮、性別不詳感がとても良い。