市川春子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ相変わらずとても綺麗。上質な絵本を読んでいる感じ。セリフが少なく、絵で魅せる。読み手の想像の余地がたくさん残されているのが良い。戦闘も、戦闘で負傷して砕け散る宝石たちも、つい見とれてページを繰る手が止まってしまうほどに、美しい。
それにしても、先生ってめちゃくちゃ強いんですね。
冬は冬眠する宝石たち。ひらひらのドレス着て可愛らしい。でも冬眠から覚める頃には、みんな服が脱げいて。長い間眠りにつくしね。
冬を担当するアンタークチサイト。流氷を割る仕事をしているという。散り際は強く美しく、そして悲しい。
宝石たちは死ぬことはなく。でも、記憶が失われれば、それは「死」と同じともいえるだろう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ3巻一気によんだけど、アンタークのところだけ何度も読み返してしまった。
砕けた顔に人差し指をあてて、「先生がさびしくないように冬をたのむ」なんて言われたらなあ。
他の宝石ちゃんたちが自分の所為で危ない目にあっても、特に反省したり、その子たちに気を遣ったりしてなかったのに、アンタークにはお花を供えて、話しかけている。
自分が無力な所為でアンタークを失って、さすがのフォスも人が変わってしまったのか。
それとも自分の体以外の物質を取り入れたのが原因だろうか。
シンシャのことを忘れてしまって、アンタークがシンシャの代わりになってしまったのか。
フォスは足だけでなく腕も失って形が変わってゆく。
ター -
Posted by ブクログ
“「低硬度から勇気をとったらなにもない」
「できることしかできないよ」
「できることしかやらないからだ」
「できることならせいいっぱいやるよ」
「できることしかできないままだな」”[P.63]
えらい展開してきた。
刻々と変わっていく感じ。
74ページの「シンシャが」の台詞に合わせたフォスの顔がよかっただけに最後がきつい。
“「今回も旧式だった 残念だ
次は君をのせてるといいんだけど
……さっぱりしただろ?君みたいになりたくて
ついでに破片が見つからないとこを髪で埋めてみたんだ
どうせすぐ合金で押し出されちゃうんだけどさヒマで……
さいきんずっと起きてられるんだ
いつ月人がきても大丈夫……