市川春子のレビュー一覧
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市川春子「宝石の国」が、第45回日本SF大賞の最終候補にノミネートされた。コミックスとしては、第42回大賞受賞のよしながふみ「大奥」以来の最終候補である。昨年11月に出た第13巻完結を待ってのタイミングで最終候補に挙がったものと思われる。2012年に連載が始まって、2013年に単行本が出て、「このマンガが凄い!2014オトコ編」に入賞し、2017年にはアニメ化されている。実は、日本SF大賞にノミネートされるまでこの漫画家も作品もその存在を知らなかった。これは大失態ということで急いで書店に行き、取り敢えず第1巻を購入した。表裏の表紙にはホログラムPP加工がされており、まさにこれが宝石のイメージど
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ネタバレ紙の特装版。
漫画は連載時、読んでた。
詩集は装丁にこだわりを感じる
99話
始まりフォス以外誰もいない長い時間が過ぎました。
人間を内包していない新しい岩石生命体と出会います。
その石はひとつも不満はないと言います。
「僕にひとつも不満はないよ。
君にとって完璧ではないかもしれないけど。
僕は自分が良いと自信があるよ」
フォス「私は誰からも愛されたいという望みがあった。
しかし、望みの正体は知ろうともしなかった。
満たされるはずがない。すべてをなくしてしまった」
100話
調和フォスは石のそばにいます。
石は不思議なうたをうたっています。
ほかの2つの石とも出会い、
3つの石が歌って -
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・堂々たるカバーイラスト。
・いちいちフォスの痛みを造詣・絵から言葉から感じているが、読者すら居たたまれないのだから、考え描いている作者は、いかほどだろうか。胃に穴開かないのだろうか。
・ここまで内臓を曝け出す絵って……。でも描かれるのは硬質な存在のはず、なのに、内臓どろどろ魑魅魍魎血脂芬々。
・フォスの転変を愉しんでいた気軽な時期を、本書後半は、軽々と後にして。
・漫画やコマ割りの中で、アートだか絵画だかレイアウトだか構図だか、どこかしら漫画を越えんとしている。
・手塚治虫や藤子・F・不二雄を蘇生させて感想を聞きたい。
・てか宮崎駿や萩尾望都は本作についてどう思うのだろうか。 -
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綺麗で儚い作品ですね
流氷の場面とかも非常に良かったですね。やはり鉱物とか宝石ベースの生命体?なので、脆く壊れる場面が切なく、美しいですね。
南極石、というのも不思議ですね。日本の越冬隊が発見した鉱物みたいですが。
金剛先生って何者なのですかね。やはり不思議な魅力がある作品だとは思いますね。ちょっと作者にしか描けない作品の典型というか。
この続きとかも読みたいですね。 -
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彼女たちと「にんげん」と
フォス、飲み込まれて脚を欠損したりもしますが、なおりますね。
TVアニメにもなっているようなので、そちらも見てみたいですね。
にんげん、どうやら肉・骨・魂に別れて今に至っているようですので、やはり一筋縄ではいかない作品ですね。ある種の寓話っぽくもあるんですが……適切な言葉が思い浮かばないですね。
冒頭、カラーページで登場人物?が紹介されているのはとても良いですね。 -
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花ならぬ石言葉は・・
フォスフォフィライトの石言葉は
逆境・無限の可能性・挑戦
おおっと思いません?
調べたらフォスのキャラクターを思わせるものでした。