岩田松雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあらすじ
指示を出しても部下や周囲がなかなか動かない、チームが受け身でスピード感がないといったリーダーの悩みに応え、人を即座に、かつ自発的に動かすための実践的な技術を解き明かした一冊。人を動かす鍵は「権威による強制」や「熱意だけの説得」ではなく、指示の解像度、声かけのタイミング、心理的ハードルの下げ方といった具体的な仕組みにあると説く。指示を細分化して最初の一歩を踏み出させやすくする工夫や、メンバーの承認欲求を満たすフィードバックなど、現場で今日から使えるコミュニケーションとマネジメントの型を提示する。
所感・深掘り
「人を動かす」というと、カリスマ的な指導力や強い言葉の力が必要だと思われがちだが、本書が教えてくれるのは徹底した「行動科学的な仕組みづくり」であり、非常に現実的で腑に落ちる内容だった。
特に共感したのは、人が動かない原因はやる気の欠如ではなく、「次に何をすればいいかが曖昧だから」という視点だ。漠然と「しっかりやっておいて」「早く進めて」と伝えても相手は迷うだけで足が止まる。そうではなく、行動を「今すぐできる極小の単位」にまで分解し、最初の一歩の敷居を徹底的に下げてあげることこそが、リーダーの果たすべき役割なのだと再確認した。
また、指示を出す側の姿勢として、「相手の心理的負担をいかに減らすか」という配慮が随所に散りばめられている点も実践的だ。命令や監視でプレッシャーをかけるのではなく、小さな成果をタイムリーに認め、安心感を与えることで、人は指示待ちをやめて自ら動き出す。
大きな号令をかけることだけが統率ではない。相手が迷わず踏み出せる道筋を整え、背中をそっと押すような具体的な工夫の積み重ねこそが、結果として組織全体を最速で前に進める原動力になる。
後進の指導や組織の舵取りにおいて、自分の伝え方や指示の出し方を冷静に見つめ直し、実践に落とし込みたくなる頼もしい一冊だ。 -
Posted by ブクログ
会社で後輩を持ったから気になって読んでみました。
本書にもあるように、『なぜ?』をよく考えるようになった。
単純作業にもなぜ?を考えるとそこに意味があることに気づく。仮に意味を見出せなかったとしても、そのなぜ?を考えること自体に大きな意義があると感じます。
そしてもう一つ。『壁は乗り越えられる人のところにしか。』ってゆーやつ。この本で、新たな視点が!
壁は自分が今それをどれほど望んでいるかを確かめるチャンスなんだと気付かされました。
それを望んでいるのなら努力を惜しまないよねっ。
仮に失敗しても、確実に成長している。そこに目を向けることも努力、才能だと思う。 これからはそこを磨いくべきだと感じます。だって人生の最期には、自分がどういう人生だったかを振り返ると思うから。彩られた人生を歩みたいよね!
『環境と他人は変えることができないが、自分は変えることができる』という考えがあると、なにか勇気が出てそうな気がしますね!
岩田さんの言葉から色々考えさせられます。スラスラ読めてしまう✨ -
Posted by ブクログ
「企業が利益を追求するのは当たり前。
でも本質はそこじゃない。それは生き残るためにしているだけ。
企業が本当に目指しているのは、社会に貢献すること。その方が満足できるし、楽しいから。」
この本質は、経営者でなくても自分ごとに落とし込むことができる。
「私たちが稼ぐために仕事するのは当たり前。
でも本質はそこじゃない。それは毎日生活していくのにお金が必要なだけ。
私たちが本当に目指しているのは、仕事で誰かの役に立つこと。その方が仕事して満足できるし、何より楽しい。」
企業が利益を追求しているように、私たちの仕事も自己満足で全く構わない。
だってこう考えた方が幸せで満足できる働き方ができるのだから。
さて、今日はどんな仕事をして、誰の役に立てるように頑張ってみようかな。 -
Posted by ブクログ
僕たちは、何のために働くのか。
「あなたは、何のために働いていますか?」
そう問われて、即答できる人はどれだけいるだろう。
キャリアのため。起業のため。お金のため。家族のため。
たしかに、それらも大切だ。でも、どこか胸の奥に“何かが足りない”という感覚を抱えている人も少なくないはずだ。
岩田松雄さんの『ミッション 私たちは何のために働くのか』は、その問いに真正面から向き合った一冊だ。そしてこの本を読み終えたとき、僕自身も改めて、「経営者として、人間として、どう生きたいか」を突きつけられたような気がした。
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“ミッション”は、企業の魂であり、働く人の背骨である
岩田さんが何度も強調していたのが、「ミッション=使命」の大切さ。企業の目的は“利益を上げること”ではない。利益はあくまで手段であり、企業は社会に対して何を成すのか、誰を幸せにするのか――それを明確に語れるかがすべての原点だと説いている。
この姿勢には、経営者として心から共感した。僕もビジネスを始めた当初は、どこかうぬが利益に目が向いていた。しかし、どれだけ数字を追っても、どこか空虚だった。そんなとき、お世話になっている先輩経営者に言われた。
「植田くんの仕事って、一体誰が喜んでるのかな?」
その言葉が、僕にとっての“ミッションの種”を考えるきっかけになった。
岩田さんはスターバックスやザ・ボディショップといった企業でリーダーを務め、理念経営を実践してきた。その実体験から語られる「社員に理念を語り続けることの重要性」や、「ミッションを浸透させるには、トップが“言葉”を磨き続けなければならない」という言葉は、まさに刺さる。
自分の人生にも“ミッション”があるか?
本書では、企業だけでなく、“個人の働く目的”についても深く掘り下げている。
特に印象的だったのが、「やりがいを感じられない人は、自分のミッションと仕事がつながっていないのではないか?」という問いだ。
これを読んで、僕は若い頃の自分を思い出した。大手食品メーカーに勤めていたころ、安定した生活、良い給与、評価される環境があった。でも、どこか燃えきれなかった。「もっと、何かができる気がする」「俺の人生、これでいいのか?」――そんなモヤモヤが常につきまとっていた。
そこから僕は一念発起して起業し、自分のビジョンを形にする旅に出た。最初は不安だらけ。でも、“人と人を繋ぐ。人が繋がる場を作る”という自分のミッションに気づいてから、日々の行動がガラッと変わった。迷ったときは、「それは、ミッションに沿っているか?」と自分に問いかけるようになった。
岩田さんの言う「真のやりがいは、使命感の中にしかない」という言葉は、その実感と完全に一致している。
成長ではなく“貢献”を目指す働き方へ
この本では、「成長」よりも「貢献」を軸にした働き方へのシフトが語られている。
自己成長を追い求めることは決して悪いことではない。でも、それが「自分のため」だけで止まってしまえば、どこか虚しい。むしろ、成長は“他者への貢献”のための手段として位置づけるべきだというのが岩田さんの主張だ。
これは、僕が仲間たちにいつも伝えているメッセージと重なる。「自分のために頑張っているうちは伸び悩むこともある。他人のため、仲間のために、社会のために頑張り始めたとき、人は本当の意味で強くなる」と。
本書の中で紹介される、「一杯のコーヒーで、人に幸せを届ける」というスターバックスのミッションに共鳴し、そのために自分の仕事を磨いていくスタッフたちの話は、どれも心を打つエピソードだった。
僕の答え:人と人をつなぎ、心を動かす仕事をするために働く
最後に、自分なりの「何のために働くのか?」の答えを、あらためて言葉にしてみたい。
僕は、「人と人をつなぎ、心を動かす瞬間を生み出す」ために働いている。
人の縁をつなぎ、誰かの人生に光が差すような場をつくること。そのために、企画を立て、汗をかき、言葉を紡ぎ、挑戦を続けている。
そしてそれを、共に働く仲間にも伝えていきたい。自分の仕事が、誰かの“ありがとう”につながっていると実感できる組織こそ、強い。そう信じているから。
まとめ:若い世代にこそ、読んでほしい一冊
『ミッション』は、単なるビジネス書ではない。これは“人生の軸”を探しているすべての人に向けた、羅針盤のような本だ。
働く意味に迷っている人
キャリアに悩む若手ビジネスパーソン
組織を動かす立場にいるリーダー
そういった人たちにこそ、岩田さんの言葉はきっと響くはずだ。
「ミッションを持てば、働くことが誇りに変わる」
この一文に込められた想いを、僕はこれからも体現していきたいと思う。 -
Posted by ブクログ
サービス業で悩んでいる自分にとって、とてつもなく勉強になる本だった。
大枠、自分が思っている「おもてなし」の方向性も間違っていなかったし、会社をどういう方向に勧めるべきなのかも間違っていなかった。
大なり小なり、会社の大きさの違いはあれど、「ミッション」が大事。特に、上に立つものが「ミッション」をきっちり、理解し周りに示せることが大事だと思った。
そして、人は変えられないから、自ら変わるための教育はとても大切。「ミッション」と「教育」がしっかりしている時に、はじめて方向性にあったプラスアルファのおもてなしができるではないかと思った。
スタバに入った時、同レベルのサービスは当たり前に思ってしまっていたが、本当にたくさんの店舗がある中でサービスのクオリティを保っているすごさを実感した。
ただ、この本の話を寮でしている時に、リッツ・カールトンがそんなにサービスがいいと思わなかったと話しており、実際泊まって確かめたい。
実際、現場で働いている人の話も聞き、どう思っているのか知りたくなった。 -
Posted by ブクログ
何のために働くのか、働くことの意味を学ぶことができた。
自分の業種に当てはめて、火花が飛ぶ瞬間はいつなのかを改めて考え直したい。
自分の立場が変わった時にまた改めて読み直したい。
×働く=利益を出す
⚪︎働く=誰かのために動く
・自動車工場では火花が飛んでる瞬間だけ価値を生み出してる
→ロボットが溶接して車を作ることだけが価値を生み出す
→生産性を上げようが価値を生み出してるわけではない
・お客様を満足させるとか、ニーズを満たすとか、そんな目標では、人々を感動させることはできません。大きな愛を持って、大きく期待を超えていかなければなりません。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ印象に残った点
・第五水準のリーダーシップ:カリスマ性ではなく、謙虚さがポイント。うまくいった際は部下の功績とし、失敗した時はすべて自分の責任と考える。
★挫折の経験が、人の痛みを想像できる人にする。
★★リーダーに問われるのは、部下にいかに動いてもらえるか。より強く目を向けていなければいけないのは、部下。自分より立場の低い人たちへの対応は極めて重要。
★リーダーの姿勢は組織にどんどん伝染する。ネガティブなワードを吐かない。リーダーの日々の行動、さらには仕事ぶりそのものが、コミュニケーションになっている。
・意識するのは、とにかく「わかりやすさ」。キャッチーなフレーズをつくる。
・想いは文字にすると伝わる。
★言葉を発する時は、想像力を巡らせる。リーダーからの一声は、部下にとっては極めて重要。「ドンマイ」と励ますべきところで、「何をやっているんだ」と言ってしまうリーダーがときどきいる。もし自分だったらどうしてほしいか、ちょっとだけでも考える。何も考えずに思いのまま発言するのは極めて危険。必ずまずは褒めてから、指摘をする。
・部下の部下まで気にする。いろいろな情報収取の場になり、いやな情報の抜き取り調査にもなる。
★仕事を頼むときは、「WHY」から。使命感が持てるように頼む。下請けでなく、全体を動かす重要な役割と認識してもらう。
・リーダーとして異動したら、三ヶ月でおおよその概要をつかむ。そそて、ひとつのアウトプットを出す。レポートでも新たな戦略の構想でもいい。次の三ヶ月でそれを実践する。
★★リーダーは逃げてはいけない。上が決めたからとは絶対に言ってはいけない。
・部下の困っていることを傾聴する。それを解決せずして、どんなに威勢のいいことを言っても、ついていこうとは思わない。
・ときどき心を揺さぶっておくことは、リーダーとして人の心に触れたいときに、間違いなく生きてくる。人の痛みがわかる感性を鈍らせない。
★★安易に自分を肯定しない。未完だと認識するから、努力しなければいけないと思う。伸び続ける人は、謙虚な人。
・人間力が疑われるようなことはしてはいけない。悪口は自分を貶めるだけ。 -
Posted by ブクログ
私にとって究極のリーダー本です!ぜひ社会人は読んでほしい一冊。以下、感じたことメモ。
・管理職やリーダーはなりたい人がなるのではなくて、周りに押し上げられてなるのが理想
・上司の機嫌ばかりとって出世する人は、部下にも同じことを自分に対して求める傾向にある。そんな人がリーダーになることは間違い
・人柄がいいが仕事が出来ない人vs人柄が悪く仕事が出来る人なら、前者の方が全然よい。後者のタイプには、仕事に対する評価はあげてもいいが、人の上に立たせてはダメ。
・チームには必ずミッションやビジョンが必要。メンバーが判断に迷う時、その指針に基づいて判断して行動できることが大事。コーヒーショップで、お客様を笑顔にするがミッションなら、何かの緊急時に、とっさの判断でお客様にコーヒーを差し出して落ち着かせてあげることができる。