あらすじ
「やりたいことが見つからない」
「働く理由がわからない」
その悩みを解消するヒントを元スターバックスCEOが伝授!
なぜ、人々はスターバックスに行くのか。
なぜ、「スターバックス」と
「スターバックスに似たコーヒーショップ」を
明確に区別しているのか。
それは、スターバックスには
人々を魅了する「何か」があるからです。
その「何か」を生み出すのが、
企業と働き手たちの
「ミッション(使命)」に他なりません。
本書では、スターバックスとザ・ボディショップで、
ブランドを見事に再生させた経営者である著者が、
その経験を紐解きながら、
「働くことの本質的な価値」を探すヒントをお伝えします。
自分自身の「ミッション=働く理由」を見つけることができれば、
「やりたいこと」や「自分が本当に納得できる働き方」も
手に入れられるはずです。
※本書は、2012年10月に弊社より刊行された『ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由』を改題し、加筆・修正したものです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
『スタバ社長だった父が息子に綴る〜』で岩田さんを知り、自身が好きなタイプの経営者だったので読んでみた。
岩田さんはミッションがいかに大切かということを謳っているが、この著書ではそれについて詳しく掘り下げられていた。
ザボディショップとスタバで社長をしていた際のことなども記載されていたが、社員を大切にされる方なんだろうなと感じた。
またビジネス書を読み漁ったとあったが、松下幸之助さんや稲盛和夫さんなどの名前がたびたびあがっていたが、特に影響を受けたのだろうと、私も稲森さんが特に好きなため共感した。
Posted by ブクログ
「企業が利益を追求するのは当たり前。
でも本質はそこじゃない。それは生き残るためにしているだけ。
企業が本当に目指しているのは、社会に貢献すること。その方が満足できるし、楽しいから。」
この本質は、経営者でなくても自分ごとに落とし込むことができる。
「私たちが稼ぐために仕事するのは当たり前。
でも本質はそこじゃない。それは毎日生活していくのにお金が必要なだけ。
私たちが本当に目指しているのは、仕事で誰かの役に立つこと。その方が仕事して満足できるし、何より楽しい。」
企業が利益を追求しているように、私たちの仕事も自己満足で全く構わない。
だってこう考えた方が幸せで満足できる働き方ができるのだから。
さて、今日はどんな仕事をして、誰の役に立てるように頑張ってみようかな。
Posted by ブクログ
僕たちは、何のために働くのか。
「あなたは、何のために働いていますか?」
そう問われて、即答できる人はどれだけいるだろう。
キャリアのため。起業のため。お金のため。家族のため。
たしかに、それらも大切だ。でも、どこか胸の奥に“何かが足りない”という感覚を抱えている人も少なくないはずだ。
岩田松雄さんの『ミッション 私たちは何のために働くのか』は、その問いに真正面から向き合った一冊だ。そしてこの本を読み終えたとき、僕自身も改めて、「経営者として、人間として、どう生きたいか」を突きつけられたような気がした。
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“ミッション”は、企業の魂であり、働く人の背骨である
岩田さんが何度も強調していたのが、「ミッション=使命」の大切さ。企業の目的は“利益を上げること”ではない。利益はあくまで手段であり、企業は社会に対して何を成すのか、誰を幸せにするのか――それを明確に語れるかがすべての原点だと説いている。
この姿勢には、経営者として心から共感した。僕もビジネスを始めた当初は、どこかうぬが利益に目が向いていた。しかし、どれだけ数字を追っても、どこか空虚だった。そんなとき、お世話になっている先輩経営者に言われた。
「植田くんの仕事って、一体誰が喜んでるのかな?」
その言葉が、僕にとっての“ミッションの種”を考えるきっかけになった。
岩田さんはスターバックスやザ・ボディショップといった企業でリーダーを務め、理念経営を実践してきた。その実体験から語られる「社員に理念を語り続けることの重要性」や、「ミッションを浸透させるには、トップが“言葉”を磨き続けなければならない」という言葉は、まさに刺さる。
自分の人生にも“ミッション”があるか?
本書では、企業だけでなく、“個人の働く目的”についても深く掘り下げている。
特に印象的だったのが、「やりがいを感じられない人は、自分のミッションと仕事がつながっていないのではないか?」という問いだ。
これを読んで、僕は若い頃の自分を思い出した。大手食品メーカーに勤めていたころ、安定した生活、良い給与、評価される環境があった。でも、どこか燃えきれなかった。「もっと、何かができる気がする」「俺の人生、これでいいのか?」――そんなモヤモヤが常につきまとっていた。
そこから僕は一念発起して起業し、自分のビジョンを形にする旅に出た。最初は不安だらけ。でも、“人と人を繋ぐ。人が繋がる場を作る”という自分のミッションに気づいてから、日々の行動がガラッと変わった。迷ったときは、「それは、ミッションに沿っているか?」と自分に問いかけるようになった。
岩田さんの言う「真のやりがいは、使命感の中にしかない」という言葉は、その実感と完全に一致している。
成長ではなく“貢献”を目指す働き方へ
この本では、「成長」よりも「貢献」を軸にした働き方へのシフトが語られている。
自己成長を追い求めることは決して悪いことではない。でも、それが「自分のため」だけで止まってしまえば、どこか虚しい。むしろ、成長は“他者への貢献”のための手段として位置づけるべきだというのが岩田さんの主張だ。
これは、僕が仲間たちにいつも伝えているメッセージと重なる。「自分のために頑張っているうちは伸び悩むこともある。他人のため、仲間のために、社会のために頑張り始めたとき、人は本当の意味で強くなる」と。
本書の中で紹介される、「一杯のコーヒーで、人に幸せを届ける」というスターバックスのミッションに共鳴し、そのために自分の仕事を磨いていくスタッフたちの話は、どれも心を打つエピソードだった。
僕の答え:人と人をつなぎ、心を動かす仕事をするために働く
最後に、自分なりの「何のために働くのか?」の答えを、あらためて言葉にしてみたい。
僕は、「人と人をつなぎ、心を動かす瞬間を生み出す」ために働いている。
人の縁をつなぎ、誰かの人生に光が差すような場をつくること。そのために、企画を立て、汗をかき、言葉を紡ぎ、挑戦を続けている。
そしてそれを、共に働く仲間にも伝えていきたい。自分の仕事が、誰かの“ありがとう”につながっていると実感できる組織こそ、強い。そう信じているから。
まとめ:若い世代にこそ、読んでほしい一冊
『ミッション』は、単なるビジネス書ではない。これは“人生の軸”を探しているすべての人に向けた、羅針盤のような本だ。
働く意味に迷っている人
キャリアに悩む若手ビジネスパーソン
組織を動かす立場にいるリーダー
そういった人たちにこそ、岩田さんの言葉はきっと響くはずだ。
「ミッションを持てば、働くことが誇りに変わる」
この一文に込められた想いを、僕はこれからも体現していきたいと思う。
Posted by ブクログ
前半は著者が日本CEOとして関わってきたスタバ・ボディショップの事例を中心に、企業におけるミッションの意味・意義と、ブランド構築の核になるものだということを伝えている。
後半は、個人がミッションを持つことの意味と、ミッションの見つけ方のヒントを伝えている。
『理念経営2.0』とあわせて読みたい本。
Posted by ブクログ
何のために働くのか、働くことの意味を学ぶことができた。
自分の業種に当てはめて、火花が飛ぶ瞬間はいつなのかを改めて考え直したい。
自分の立場が変わった時にまた改めて読み直したい。
×働く=利益を出す
⚪︎働く=誰かのために動く
・自動車工場では火花が飛んでる瞬間だけ価値を生み出してる
→ロボットが溶接して車を作ることだけが価値を生み出す
→生産性を上げようが価値を生み出してるわけではない
・お客様を満足させるとか、ニーズを満たすとか、そんな目標では、人々を感動させることはできません。大きな愛を持って、大きく期待を超えていかなければなりません。
Posted by ブクログ
・金儲けだけに着目していると何のために起業し利益が上がっているのか分からなくなる。
・私たちは偉大なことはできません。偉大な愛で小さな事をする。マザーテレサ
・スタバのビーハグは「人々の心に活力と栄養を与えるブランドとして世界で最も知られ、尊敬される企業になること」
・日本人はもともと感動の接客が根付いている
・お金儲けの為にコーヒーを売っているのと、人々の心を豊かにする為にコーヒーを売るのは違う。
・ブランドはお約束
・感動を売るビジネスを第五次産業と言う
・スターバックスは事業そのものが社会貢献であり、会社理由である。
・人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
・働き方ではなく働く目的を考える
・人間は努力する限り悩むものだ
・仕事から自らの志を遂げる志事になれば最高
・ミッションは常に進化させないといけない
・いつか絶対歴史が自分を必要とするときがやってくると信じる
・成果をあげる人とあげない人は能力の差ではない。いくつかの習慣的な姿勢と基礎的な方法を身につけているかどうかである。
・一つのことを一生やり続けていると確信する日が来る。
・考え事の時間をつくる
・どんなに多忙でも睡眠時間リズムは一定
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Posted by ブクログ
工場では、価値を生んでいるのは溶接をしている瞬間だけ。何が価値を生んでいるのか、はシビアに見定める必要がある。
店舗のコスト、資料の制作、会議、搬入、万引き対策、などは価値を生まない。お客様が望むこと、が価値を生んでいる=そこに意識を集中させる。
スターバックスはミッションが深く浸透している。
時間を大切にする秘訣
細切れの時間はインプットに充てる
まとまった考え事の時間をつくる。午前中に、最低2週間に一度3時間、できれば半日、考え事だけする。アウトプットのメモを残す。
スケジュールの決め方を時間ごとに決める。日にちごとに決める。
NHKの英語講座、
ブログやフェイスブックのアウトプット。
格言にコメントを付けてアウトプットする。