片山杜秀のレビュー一覧

  • 歴史という教養

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    12月に入ると会社やらバンド仲間やら、学生時代の同級生やらと飲んではかりの忘年生活に入る。中学あたりの同級生ともなれば、会っても年に一回ぐらいだから、毎度の同じ話題を口にしていても、何だか新鮮で飽きも来ない(決してそれ以外も飽きてる訳ではない)。丁度仲間内じゃ最高峰の大学まで行くような秀才君の口から、社会人になってからまた大学に通いたくなったとの発言が出た。学びの対象を聞けば、歴史だという。途端に酔って良い気分(饒舌になるのにアルコールは無関係)になった私の口から、私が感じる歴史の面白さについて怒涛の言葉が発せられた。自分が改めて歴史好きだと気付いたし、他の同級生も同じく歴史は好きだと言うから

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    2025年12月17日
  • シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 「五箇条の誓文」で解く日本史

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    自民党の高市早苗氏が内閣総理大臣となり、お隣中国とのちょっとしたイザコザはあるものの、国民からの人気は絶大(今のところは)、何かこの国を良い方向へと導いてくれるのではないかという、淡い期待を抱いてしまう。高市総理は何と言っても日本最初の女性総理であるし、かつて絶大な人気を誇り、その存在感を対世界に対しても発揮してきた今は亡き安倍元総理の面影を思い起こさせる。期待はしてみたいが、またいつもの様に裏切られたら嫌だから、がっかりしない様に冷めた目で見ている自分がいる。とは言え、この先の日本の在り方、超高齢社会、エネルギーや食料の確保と自給自足、地方の過疎化や都市への一極集中、そして災害やサイバーテロ

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    2025年12月12日
  • ごまかさないクラシック音楽(新潮選書)

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    対談しているご両人ともに、クラシック音楽についての碩学であることはまちがいないのであるが、ともするとそれが互いの妄想を語るときもあって(特に片山氏にその傾向が強い)、「いくらなんでもそれはないんじゃない?」と思えることも多々あった。

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    2025年12月03日
  • 生き延びるための昭和100年史(小学館新書)

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    とても読みやすく勉強になりました。昭和100年と言う視点が面白いと思いました。もう100年になるのかと感じながら買いました。戦前から戦中戦後にかけての日本の歴史が中心です。日米同盟があるのでアメリカの歴史も入ってきます。日本の総理大臣やアメリカの大統領がたくさん登場します。会話形式なので非常に読みやすかったです。ただずっと手元に保管をしておくと言う本ではなさそうです。なぜならば、数年すれば色あせるそういった類の新書であるからです。

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    2025年10月13日
  • 歴史は予言する(新潮新書)

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    週刊新潮のコラムの書籍化。
    未来を見通すために過去を振り返る、著者独自の視点で切り取る"今"が小気味良い。

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    2025年09月15日
  • 国の死に方

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    何か、明確な主張のある本を想定していたので、肩透かしを食らった気持ちはある。どうも連載ものをまとめた本とのことなので、自分の下調べ不足かもしれない。
    ただ、要所要所で面白い論考はあった。

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    2025年08月02日
  • 歴史は予言する(新潮新書)

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    概要
    「1秒遅れの時計は永遠に合わない。しかし、止まっている時計の針は必ず合う」。現代人はインターネットやSNSを駆使して「最新の情報」を追い求めるが、すべての情報はどんなに速くても「1秒遅れ」で届く。一方、止まった時計は一日に二度、正確に“今”を指し示す。未来を見通すには、現在を追いかけるより過去を振り返るほうが有効なこともある。週刊新潮の看板コラム『夏裘冬扇』待望の書籍化。

    FMの「クラシックの迷宮」やN響のプログラムに連載されていた「N響百年史」で馴染みがあるが、著作を読むのはおそらく二度目のはず。マニアックな視点が面白い。

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    2025年07月26日
  • トッド人類史入門 西洋の没落

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    『西洋の敗北』がとても面白かったので、理解を深めるために本書をAudibleで聴いた。『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』などからの引用が多く、そのたびに出典の書名も音読されるのが非常に苦痛だった。

    本の分量は少なく、さらっと聴くことができたし、内容自体も理解を定着させるという意味では良かったと思うが、それ以上ではない。

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    2025年05月29日
  • 11人の考える日本人 吉田松陰から丸山眞男まで

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    ここ数年、精力的に執筆活動を加速させている片山杜秀氏。従来は主として音楽評論・政治評論を手掛けてきた(特に『未完のファシズム』が名高い)ので、本書のように単なる「政治」カテゴリーに収まらない――なんてったって西田幾多郎や小林秀雄までもが論及されている――ある種、畑違いの著作は珍しい気がする。
    タイトル(ちなみに、この本のタイトルは、おそらく映画『12人の怒れる男』をもじったものだろう)にもあるように、この本は、11人の著名な思想家達を一章ずつ取り上げて、その代表的著作を丁寧に――しかし時には掻い摘みながら――紐解いて、彼らの思想の核心に迫っていく日本近現代思想の入門書である。似たような類書はい

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    2025年04月27日
  • 左京・遼太郎・安二郎 見果てぬ日本(新潮文庫)

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    小松左京、司馬遼太郎、小津安二郎という、一見関係が無さそうに見える3人の創作者を通じて、昭和の日本を眺めてみるという面白い切り口の著作。関係なさそうでいて、色々共通点も見いだされるところが、年齢の幅はありながらも、同じ時代を生きた故か。

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    2025年01月14日
  • 11人の考える日本人 吉田松陰から丸山眞男まで

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    吉田松陰。欧米列強は日本にたいして船など高額なもの売る。値は張るが、資金は貸してやるという。しかし借金が返せない場合、日本の土地に租借権を要求。部分的に植民地にしてしまう。徳川幕府は米と通商を結ぼうとしているが、隙あらば侵略を仕掛ける欧米列強のやり方に無防備すぎる。p.26 水戸学では日本を守るのは侍(エリート)であり愚民は反乱を起こさないよう統治するという発想だが、日本を守るためには身分関係なく教育しなければならない。p.28▼丸山まさお。天皇はヒトラーのような独裁者ではない。天皇は万世一系の血統で威光を発しているのでり、天皇自身が主体ではない。天皇は自らの意志によって何かをする気持ちがない

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    2024年12月19日
  • 歴史は予言する(新潮新書)

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    日本の歴史に沿った話。それに現象がこうだと言っているだけで、将来どうなると言ったことには触れられていない。

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    2024年10月20日
  • 別冊NHK100分de名著 宗教とは何か

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    4人の作家がそれぞれ宗教についての学びの深い本を1冊ずつ取りあげて紹介・解説している本。とりわけ各章末の考察欄が非常によい。

    「宗教は社会や家庭と対話を重ねながら価値観をすり合わせて共に成熟していくことが重要」
    「宗教に対して疑いがあって当然、逆に100%疑いがない方が危うい」
    「信仰は信じる・信じないの間で揺れ動くが、離れられないと思った時に本物になっていく」
    「論理を超えた妄信があるからこそ宗教と呼ぶ。」
    「宗教には体感できる非日常性がなければならない。」
    「念仏とは与えられるもの(与格的)であり、自分の無力さに絶望し祈ろうという気さえ起きないようなときに初めて他力が開かれる」
    要約する

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    2024年09月05日
  • トッド人類史入門 西洋の没落

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    2024.07.01
    確かに西洋は没落するのかもしれない。しかし、それは日本が興隆するというわけではない。その答えが見えない時代だという認識が必要なのはわかった。答えは自分で探さないといけないのだ。

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    2024年07月01日
  • 歴史は予言する(新潮新書)

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    興味や関心のあるテーマは、割りにあるのに何か読み辛い。これは、新潮っぽいのかな。周りくどい感じがして、意識に上手く反映されてこない。

    歴史事件の博識さと著者自身の同時代性を感じさせる着眼は面白いテーマなのに、新鮮だが、こちらに馴染みが無いゆえなのか、どこか無理に組み込んでいるような感じがある。
    インタープリター的というか、逐次的な話に感じがあり飛ばして読んでいけない。もっとコンパイル感というか、一括した、癖を感じさせない自然さが欲しい。

    これは、毒味的?、それとも重箱弁当って感じか?。
    どこか、お節介なんかな。

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    2024年06月10日
  • 歴史は予言する(新潮新書)

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     本書は全般のニュース記事について、登場人物の過去や歴史上のトピックに当てはめて、著者の主観を述べる随筆的な内容であった。題名から現在と歴史と対比して、将来や今後の展望を俯瞰する内容かと思ったが、将来展望や歴史の教訓などの言及は少なく、筆者の感想や主観を述べるにとどまり、想像と違ってあまり読み応えを感じなかった。

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    2024年05月29日
  • 歴史は予言する(新潮新書)

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    一個一個は面白く、知らない話も多かったのだが週刊誌のゴシップ記事のような雰囲気が合わなかった。ちゃかして終わりというか。こちらも真面目に読む気が失せてしまったのがもったいないなと思った。

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    2024年01月04日
  • 歴史は予言する(新潮新書)

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    「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」、「歴史は繰り返される」など歴史を学ぶことの重要性を問う言葉や文面は多く存在する。私も学生時代は歴史の授業が好きで、大学は法学専攻だったが一年次は西洋史や宗教史などの授業が1番面白かったのを記憶している。歴史といえば山川出版の教科書に慣れ親しみ、用語集などは凡そ試験では過去大学入試出題頻度の最も低いレベルまで暗記したりしていた。歴史を学ぶなら日本史は自国の歴史を深く知るという点では馴染みやすく日本のよく知る地理と相まって、聖地巡礼とまではいかないが、旅行する際の一つの楽しみにできたりする。だが私は世界史が大好きだった。地球という広大な土地で地球の裏側で発生

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    2023年12月16日
  • 11人の考える日本人 吉田松陰から丸山眞男まで

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    音楽評論家としてテレビに登場する片山杜秀氏。
    本業は思想史研究であり、明治から戦後にわたって名を馳せた11人が選ばれ、著者が考察して本質に迫っていくスタイルをとる。吉田松陰から始まり丸山眞男までが論述されていくが、小林秀雄、西田幾太郎、丸山眞男が印象に残った。
    小林秀雄曰く、何でも科学的に説明できると信じる人が増えると世の中はダメになる。わからないものはわからないまま直視する。理論に頼る無謬主義に警鐘を鳴らし、直観による判断、間違えたら修正する柔軟性を重視している。昨今の◯◯の壁といった、お互いに通じ合えない頑な傾向を喝破している。西田幾太郎は、純粋経験という概念で、事実に従って知る、理屈で分

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    2023年07月21日
  • 現代に生きるファシズム(小学館新書)

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    ネタバレ

    ファシズムって?ナチズムとどう違う?といった疑問から購読。

    その定義から天皇制に飛び、日本の過去現在未来そして超未来(文学)にも及ぶ対談をがっつく。

    それは情況論なので「束ね」感覚に注意だということは最低限分かったかな。
    満腹だ。。

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    2023年07月17日