片山杜秀のレビュー一覧

  • シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 「五箇条の誓文」で解く日本史

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    <目次>
    序章  「五箇条の誓文」と明治150年
    第1章  尊皇攘夷再考~「未来の攘夷」と「方便の開国」
    第2章  明治国家のデザインの秘密~「王政復古」と「シラスによる政治」
    第3章  大正デモクラシーとは何だったのか
    第4章  昭和維新の論理~攘夷からアジア主義へ
    第5章  非常時国家のへの野望と挫折
    終章   「五箇条の誓文」と平成日本

    <内容>
    この本の魅力は、「五箇条の誓文」を利用して、明治~戦前までの日本近代史を俯瞰してしまったことだろう。こうした歴史論は面白い。あっているかどうかは二の次で、解釈されたものの筋が通っているものは面白い。昭和維新の①アジア主義②農本主義③国家社会主

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    2018年02月23日
  • クラシック迷宮図書館 片山杜秀の本(3)

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    ネタバレ

    音楽関連の本ばかりが集まった
    音楽に疎い私には「???」になりそうな本たち。
    しかも書評される本のタイトルが堅苦しいぜ、
    まったく。

    著者の読書方法はある種似たものがあります。
    (ただし、100冊分まではさすがに決めなかったぞ
    私は)

    タイトルにこそクラシックがあり、
    大体の本はそれがメインではあるものの
    電子音楽も出てきますし、
    ピアニストに関しても出てきますし
    どうして演奏者は名器を持つと
    残念になるとか…

    書評の終わりの1行が独特。
    でもきれいにまとまっているのよね。

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    2018年02月19日
  • 大学入試問題で読み解く 「超」世界史・日本史

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    こうして読んでいくと、つまらなかった受験の歴史もすごい面白く考えられる。むしろ、ここまで高校生に考えろというのが無理か。

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    2017年12月07日
  • 大学入試問題で読み解く 「超」世界史・日本史

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    ・十字軍は、政治的な影響、経済的な影響、文化的な影響をもたらした。
    ・教皇と諸侯の力をそぎ、王と商人の力が伸長した。中世が崩壊し、絶対王政が幕を開ける。
    ・ヨーロッパはユーラシアから見れば「辺境」であり、進んだ東方の文明やイスラム帝国やモンゴル帝国からは放っておかれた。そのおかげで、自分のペースで近代化を進めることができた。後の日本は西洋列強からの植民地化の危機感で慌てて近代化が必要だった。
    ・宗教改革は諸侯に都合がよく、皇帝権と結びついていたカトリックから干渉を受けずに領域を統治できるようになった。
    ・ルターが聖書をドイツ語に翻訳し印刷技術で頒布したことにより、教会抜きに神と人間が直接対話で

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    2018年04月15日
  • 大学入試問題で読み解く 「超」世界史・日本史

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    大学入試の試験問題を答えながら、歴史を物語のように読み解くというもの。知らないことだらけだったので、とても面白い本だった。

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    2017年05月06日
  • 国の死に方

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    逆説の日本史?世界史?読んだことはないが苦笑 ヒトラーは独裁ではなかった。戦争中の日本は軍国主義ではなかった。文体のテンポがよく、すいすい読めた。本書と未完のファシズムは大学時代のゼミの先生に貸してもらった本。さぁ、未完のファシズムを読もう。

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    2017年01月22日
  • 未完のファシズム―「持たざる国」日本の運命―

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    「天皇陛下万歳!」が明治や大正以上に昭和で叫ばれなくてはいけなくなったのは一体なぜなのか?
    時代が下がれば下がるほど、近代化が進展すればするほど、神がかってしまうとは、いったいどういう理屈に基づくのか・・・

    重要なキッカケになったのは101年前に勃発した第一次世界大戦だったと、著者は言う・・・
    去年は勃発100年だったので、いろいろ書物が出てたけども、日本史の勉強ではあまり重要視されない第一次大戦・・・
    欧州が戦場であり、日本は大戦景気に沸き、経済が絶好調で、参戦国とはいえ、青島でドイツ軍と戦ったぐらいで、実質は遠くから見守る観客であった・・・
    国民の多くは大戦景気に踊るだけで、第一次世界大

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    2015年02月01日
  • 未完のファシズム―「持たざる国」日本の運命―

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    第一次大戦の教訓を正しく学び、持たざる国が持てる国に勝つ方策がないことを痛感したからこそ、一億玉砕に向かったという。おそらく正しい歴史認識だと感じる。
    戦後70年を間近に控えた今、我々の世界情勢への認識は何か変わったのだろうか?持たざる国であることは変わりない。中国と紛争が起きたら、果たしてどうなるのか?便衣兵ならぬ国籍不明漁船が多数尖閣諸島に迫ってきたら?
    日本のまずいところは、空気を読み過ぎて意見の多様性を認められないところではないかと思う。

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    2014年03月16日
  • 未完のファシズム―「持たざる国」日本の運命―

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    アジア・太平洋戦争における日本の悲惨なまでの敗北は、第一次世界大戦、いわゆる総力戦に学ばなかったことが原因のひとつという認識であったが、本書では少なくとも第一次世界大戦から来るべき次の戦争が総力戦になることは学んでいた。(→青島要塞攻略戦など)しかし、資源や工業力を持たない日本が、持つ国と戦うには、資源や工業力が無くとも戦える(補給線や多量の鉄量を考えない)速戦速決の殲滅戦とそれを補う無限の精神力が重視された。ところが、そこには顕教(建前)と密教(本音)の二面性が存在した。密教ではいくつかの条件が満たされねばならず、その条件が満たされなかったためにあの敗北が訪れたとしている。

    小畑敏四朗ら皇

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    2013年07月20日
  • 国の死に方

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    特に、第2章「国家をわざと麻痺させる」と、第9章「舌先三寸と気分の衆愚選挙」を興味深く読んだ。
    歴史から学ぶべきことはたくさんある。そうあらためて実感させられた。

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    2013年05月20日
  • 国の死に方

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    大日本帝国、ナチス、ソ連の死に方、日本が死にかけた関東大震災、大恐慌とゴジラに象徴される現代をエッセイ形式で描いている。「未完のファシスト」と同様な意外な材料により説かれており何れの章も興味深かった。特に、昭和初期の東北農村の疲弊が、朝鮮産の米の導入によるとの話は、初めて聞いた。

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    2013年02月16日
  • 音盤博物誌 片山杜秀の本(2)

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    異常に面白い。一晩で読みきってしまった。
    今まで評論といえば「文句だらけの貧相な感想文」というイメージしかなかったが、この本に掲載されている50本(!)もの評論はいずれも独自の切り口と長い研究の成果が見事に「面白く」、知的に昇華されており、読んでいて興奮すら覚えてくる。

    ただ私の不勉強からか、筆者のあまりの博識からか、読みながら易々と筆者の主張に説得され、違和感を覚えてもすぐに捻り潰されてしまう感じがある。これが筆者のスタイルなのだと思ってしまえば何の問題もないんだが、なんとなく悔しい。完敗です。

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    2011年07月18日
  • 音盤考現学 片山杜秀の本(1)

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    あまり知らない現代音楽の作曲家のことや、日本の作曲家のこと、その曲目や、時代背景、文化的価値などを、CD評を通して知ることができる。
    音楽にはそれぞれの「好み」が必ずある。それが、ふだんは自分があまり聴かないたぐいの音楽であれば、そんな音楽のことを知るには、その音楽を好んで聴いている人の話を聞くのがいちばんなのである。

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    2011年01月09日
  • ベートーヴェンを聴けば世界史がわかる

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    タイトルにベートーヴェンとあるが、ベートーヴェンはちょこっとしかでてこない。この本は、あくまでも西洋史を辿りながら音楽史の変遷を語る本である。グレゴリア聖歌からワーグナーあたりまで。
    クラシック音楽は好きなので、音楽家の生きた時代を知ることは楽しい。ここ数年、歴史の本を少し多く読むようになったことで、前よりも音楽史の流れがわかるようになったこと(なった気がすること)は嬉しい。

    芸術ってやっぱり自己表現なんだなと改めて思う。創作者の内から滲み出てくるもの。自分ではコントロールできない衝動や、そのように作らざるを得ない感覚があるのではないか。
    そしてまた、その滲み出た自己表現はオリジナルであるよ

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    2026年01月30日
  • 歴史という教養

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    12月に入ると会社やらバンド仲間やら、学生時代の同級生やらと飲んではかりの忘年生活に入る。中学あたりの同級生ともなれば、会っても年に一回ぐらいだから、毎度の同じ話題を口にしていても、何だか新鮮で飽きも来ない(決してそれ以外も飽きてる訳ではない)。丁度仲間内じゃ最高峰の大学まで行くような秀才君の口から、社会人になってからまた大学に通いたくなったとの発言が出た。学びの対象を聞けば、歴史だという。途端に酔って良い気分(饒舌になるのにアルコールは無関係)になった私の口から、私が感じる歴史の面白さについて怒涛の言葉が発せられた。自分が改めて歴史好きだと気付いたし、他の同級生も同じく歴史は好きだと言うから

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    2025年12月17日
  • シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 「五箇条の誓文」で解く日本史

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    自民党の高市早苗氏が内閣総理大臣となり、お隣中国とのちょっとしたイザコザはあるものの、国民からの人気は絶大(今のところは)、何かこの国を良い方向へと導いてくれるのではないかという、淡い期待を抱いてしまう。高市総理は何と言っても日本最初の女性総理であるし、かつて絶大な人気を誇り、その存在感を対世界に対しても発揮してきた今は亡き安倍元総理の面影を思い起こさせる。期待はしてみたいが、またいつもの様に裏切られたら嫌だから、がっかりしない様に冷めた目で見ている自分がいる。とは言え、この先の日本の在り方、超高齢社会、エネルギーや食料の確保と自給自足、地方の過疎化や都市への一極集中、そして災害やサイバーテロ

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    2025年12月12日
  • ごまかさないクラシック音楽(新潮選書)

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    対談しているご両人ともに、クラシック音楽についての碩学であることはまちがいないのであるが、ともするとそれが互いの妄想を語るときもあって(特に片山氏にその傾向が強い)、「いくらなんでもそれはないんじゃない?」と思えることも多々あった。

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    2025年12月03日
  • 生き延びるための昭和100年史(小学館新書)

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    とても読みやすく勉強になりました。昭和100年と言う視点が面白いと思いました。もう100年になるのかと感じながら買いました。戦前から戦中戦後にかけての日本の歴史が中心です。日米同盟があるのでアメリカの歴史も入ってきます。日本の総理大臣やアメリカの大統領がたくさん登場します。会話形式なので非常に読みやすかったです。ただずっと手元に保管をしておくと言う本ではなさそうです。なぜならば、数年すれば色あせるそういった類の新書であるからです。

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    2025年10月13日
  • 歴史は予言する(新潮新書)

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    週刊新潮のコラムの書籍化。
    未来を見通すために過去を振り返る、著者独自の視点で切り取る"今"が小気味良い。

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    2025年09月15日
  • 国の死に方

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    何か、明確な主張のある本を想定していたので、肩透かしを食らった気持ちはある。どうも連載ものをまとめた本とのことなので、自分の下調べ不足かもしれない。
    ただ、要所要所で面白い論考はあった。

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    2025年08月02日