片山杜秀のレビュー一覧
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自身に日本史の知識がなさすぎるのか、難しいと感じた。
五箇条の誓文をベースにした、近代日本の大きな流れはなんとなく分かったし、日本が敗戦に至った理由も理解できたと思う。
端的にいうと、内閣と立法府と陸海軍そして国民が同じ方向を向き、同じ目的を持って行動しないと国は破滅に向かう、ということだと理解した...続きを読むPosted by ブクログ -
表題は引きつけるためのもので、内容は少し違う。
いわゆるクラシックの歴史を、世界の歴史の流れの中で説明しました、という本。
ベートーヴェン関連の部分は知っていたが、ワーグナー関連の部分は知らないこともあり、なるほどと思えた。
クラシックを聞く耳が変わる。Posted by ブクログ -
本書は様々な歴史の見方について長所や短所、関係性が類型別に分かりやすくまとめられている。
しかし、著者の主張の中心は「教養としての」歴史はどんなものなのかにある。
教養とは「自由な視野を持って世の中をこぎわたっていく」ための力のこと。
現代社会の様々な課題に対応し生き抜いていくために、歴史...続きを読む -
インタビューから文字起こししたという経緯の本らしく、随所に「え?そうなの?」というようなエピソード(特にシェーンベルク!)が散りばめられていて、なかなかに読ませる。ただし、題名の「世界史がわかる」はオーバーな題名。正確には、世界史の「一部がわかる」程度で、世界史というよりは音楽史の本である。Posted by ブクログ
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西洋音楽史がそれぞれの時代背景と共に俯瞰できる。興味深く読めたが、タイトルからして、ベートーヴェンについて深掘りした本だと期待していたのに、そうではなかったのが残念。最近、タイトルがキャッチーで内容を表していない本が多くて困る。Posted by ブクログ
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音楽の変遷が社会情勢に大きく影響していることがよくわかった。こんな社会だったからこんな曲が生まれたのだと知ればクラシック音楽がより奥深く楽しめる気がした。Posted by ブクログ
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日本の近現代史に少しだけ興味を持った時期に、「ことば」から歴史を見るというのは果たしてどんな取り組みなんだろう?と気になり手に取りました。
おそらく多様な解釈が存在している分野であり、ナビゲートするお二人の思想や、お考えも強く反映されている箇所も多いと思いますが、そこは冷静に見つつ…。
とはいえは...続きを読むPosted by ブクログ -
平成を日本が後退した暗い時代としてとらえ、今後についても、昭和初期と重ねて悲観的な見方をしている。
AIが支配する資本主義社会では、人間の役割がなくなるとしているが、供給側の側面のみ強調しすぎていないか。需要側、すなわち、モノやコトの消費は人間しかできない。AIによる生産性向上の分け前を人間に再分配...続きを読むPosted by ブクログ -
表題とはことなり内容は西洋音楽史をグレゴリオ聖歌あたりからラヴェルまで概観したもの。新書というボリュームの限られた本で長い音楽史を書いているので、非常に著者の独断的見解が強い。
ベートーヴェンやワーグナーについては、それなりに記述が大がそれでも薄い感じがする。
西洋音楽は19世紀に頂点を迎えここにク...続きを読むPosted by ブクログ -
誰も本気で勝てるとは思っていなかった戦争へ、なぜ引きずり込まれていったのか?
そこが知りたかったが、前提となった諸要素の解説に留まり、知りたいことが、もう一つ明確になっていなかった。戦争の直接の要因については書かれているものは他に多いため、違う切り口でのアプローチをされたのであろうと推測する。
私は...続きを読むPosted by ブクログ -
国の死に方もそうだったが、歴史への視点がなかなか新鮮な著者。日本史の中での第一次世界大戦をスポットにあて、第二次世界大戦への敗北へ繋がる日本陸軍に流れた考えをつぶさに見ていく。ほかの作品も気になるところ、作品というか論文。決して気軽に読めるというわけではないけど苦笑Posted by ブクログ
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ファシズムと題していながら、なぜ陸軍が第一次大戦の戦果から学ばずに玉砕戦術に陥ったかのみを掘り下げた本。
この部分だけなら精密な分析ですが、内容そのものが未完です。Posted by ブクログ