歴史という教養

歴史という教養

880円 (税込)

4pt

3.2

この国には「歴史」が足りない。歴史に学べと簡単に言うが、先行きの見えない時代の中で、それはいったいどういうことなのか――。当代屈指の思想史家が、歴史センスのみがき方を緊急講義。

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歴史という教養 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年03月03日

     歴史に学べとはよく言う常套句だが、学び方にも様々ある。温故知新こそが肝要というのが本書の主張だ。
     過去を美化しすぎたり、逆に矮小化して発展史観の具としたり、はたまた運命論のごとき諦念の材料とすることは筆者に言わせれば教養ではないのだという。過去は繰り返さないし、そこに理想があるわけでも、古代生物...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月27日

    文字通り、歴史という教養について語った一冊。

    内容以前に、言いたいことがよく分からない感じだった。

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    Posted by ブクログ 2020年05月21日

    なぜ歴史教育が必要なのか。ただの歴史的事実を知ることが歴史教育ではない。歴史は繰り返す、という史観のもと過去を学ぶ姿勢を否定している。その背景に見え隠れしている思想を理解することで過去を背負い、新しい歴史を歩んでいくために我々は歴史を学ばなければならない。ということに気付かされた本。実際に今まで世界...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月27日

    最初にざっと読もうとしたときは、面白いのは序章だけかな〜なんて思ったけど、本腰入れて読もうとするとためになる。

    ・「アウシュヴィッツ以後、詩作は野蛮である」
    テオドール・アドルノの箴言

    ・アウシュヴィッツは究極の合理主義だった。それはソ連にとってのシベリア的なるものであり、強制労働空間だった。
    ...続きを読む

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    購入済み

    歴史の本ではなく教養の本

    2019年11月17日

    本書は様々な歴史の見方について長所や短所、関係性が類型別に分かりやすくまとめられている。

    しかし、著者の主張の中心は「教養としての」歴史はどんなものなのかにある。
    教養とは「自由な視野を持って世の中をこぎわたっていく」ための力のこと。
    現代社会の様々な課題に対応し生き抜いていくために、歴史...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月14日

    日本社会は、長いものにまかれろ、勝ち馬に乗れ、的な「勢い」史観で動いているんだろうなぁ、とがっかりすると同時に反論できない説得力をもって、感じさせられた。歴史とか教養というと、日常生活とは一歩離れたところにありそうな印象がある。でも本書を読むと、そうではないと思う。勢いとか、流れにあらがいにくいから...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月23日

    歴史に学ぶ、とはいうものの
    自分に都合良く歴史を扱いがち、
    その類型が保守主義だったり、ロマン主義だったり、
    という分析はなるほどと思った。

    英雄中心史観ではなく、
    スパンと主語、視点に自覚的に歴史を見る
    大切さを感じた。

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    Posted by ブクログ 2019年05月15日

    歴史を知っても先が見通せるわけではないが、歴史の中から現在の状況の類似例を探し、できる範囲で対処することはできる。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年02月20日

    <目次>
    序章  「歴史」が足りない人は野蛮である
    第1章  「温故知新主義」のすすめ
    第2章  「歴史好き」にご用心
    第3章  歴史が、ない
    第4章  ニヒリズムがやってくる
    第5章  歴史と付き合うための六つのヒント
    第6章  これだけ知っておきたい、五つの「史観」パターン
    終章   教養として...続きを読む

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