国の死に方
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国の死に方

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そんなに国を死なせたいのか? 歴史はやはり繰り返すのか? リーダー不在と官僚組織の弊害、出口の見えない不況、未曾有の震災と東北の苦境……鬱積する国民の不満を受けとめられない政治は、相次ぐ国難にも右往左往を繰り返すばかり。近年、この国の有り様は、あの戦争前後の混迷に驚くほど通底している。国家が自壊してゆくプロセスを精察し、暗雲漂う現代の「この国のかたち」を浮き彫りにする。

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国の死に方 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年09月27日

    国の死に方 (新潮新書)
    (和書)2013年07月27日 23:24
    片山 杜秀 新潮社 2012年12月15日


    地震 津波 原発事故 の三重苦の日本において

    大日本帝国が滅び、そして日本国が滅ぼうとしているのではないか!ということが書かれている。

    僕は、国が滅んでも人間は残ると思っている。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月22日

    著者曰く、日本という国は死につつあるらしい。3・11、福島原発を取り上げるまでもなく、明治時代から現在までリーダー不在の日本は迷走し続けている。

    そんな日本という国を、時にナチスドイツやソ連、ゴジラなどと比較しながら、新書らしからぬ軽妙な文体で描写する。述べていることはヘビーだが、短編歴史小説のよ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年09月05日

    これが2013年の「この国のかたち」なんだろうと思う。
    今思えば大げさだが、大震災の津波の映像や原発爆発の映像をリアルタイムで見たとき、身近な社会に対して感じる自分の中の常識が吹き飛んだように感じた。
    放射能を含めた震災に関するマスコミ報道やネット上の誤報やデマで社会の混沌を感じた。
    身近な社会に対...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年02月14日

    政治思想史が専門である筆者は、武家政権における執権、明治政府の元老、ヒトラー、ソビエト指導部などの例を引きながら政治権力の源泉について読者に考えさせる。
    そして、豊富なエピソードをもとに、大正時代以降の権力が分断されてリーダーシップを発揮出来ない政府、普通選挙がもたらしたポピュリズム、関東大震災や米...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年01月22日

    逆説の日本史?世界史?読んだことはないが苦笑 ヒトラーは独裁ではなかった。戦争中の日本は軍国主義ではなかった。文体のテンポがよく、すいすい読めた。本書と未完のファシズムは大学時代のゼミの先生に貸してもらった本。さぁ、未完のファシズムを読もう。

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    Posted by ブクログ 2013年05月20日

    特に、第2章「国家をわざと麻痺させる」と、第9章「舌先三寸と気分の衆愚選挙」を興味深く読んだ。
    歴史から学ぶべきことはたくさんある。そうあらためて実感させられた。

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    Posted by ブクログ 2013年02月16日

    大日本帝国、ナチス、ソ連の死に方、日本が死にかけた関東大震災、大恐慌とゴジラに象徴される現代をエッセイ形式で描いている。「未完のファシスト」と同様な意外な材料により説かれており何れの章も興味深かった。特に、昭和初期の東北農村の疲弊が、朝鮮産の米の導入によるとの話は、初めて聞いた。

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    Posted by ブクログ 2013年02月18日

    歴史を知ることで、色んなことが腑に落ちた。

    韓国でお米を食べても日本と同じ味がするのは1920年からの「朝鮮産米増殖十五か年計画」のお陰かと思う。
    しかし、裏ではたくさんの血が流されており、現代において最低限ご飯が美味しく食べられていることはとっても幸せなことだ。

    冒頭から『ゴジラ』と東日本大震...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年04月03日

    江戸期に水戸学で確立された国体論(「君臣相和し頭を垂れる」)が第2次世界大戦以後まで続くのだが、その国体論を実践し維持するには必要不可欠な要素があった。「犠牲を強いるシステムとしての国体」の側面だ。国体論が語られる際に表だって言及されなかったが、これこそが無条件降伏をした後でさえも維持しようとした国...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年04月29日

    3.11のあと被害規模が明らかになるにつれ、また、被災地とは離れた首都圏や西日本にまで影響が出てくるにつれ、"日本が非常事態に陥った"、"いよいよ滅びの一途を辿るのか、"と不安に感じた人は少なくないと思う。
    非常事態、国の滅亡――「現在から想起される過去につい...続きを読む

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