熊谷徹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「お金では買えないもの」
個人的にかなり実用的な一冊になった。
本著は、長年ドイツに住む著者が実際の暮らしで得た知見をもとに、日本人の生き方やライフスタイルについての考察がなされている。
著者から明かされるドイツの衝撃的な生活。
ケチで個人主義で、
絶対に曲げない信念があるのがドイツ人だそう。
簡素なサービスに不便な都市空間。
一見住むならやっぱり日本かなぁと思いつつも、
参考になる点は多かった。
まずサービス。
過剰なサービスをすれば客も店員も疲れる。
特に私は明らかに年上の店員がめちゃくちゃへりくだってニコニコしながらサービスされると気持ち悪っ、てなる。
あと明らかに忙しいのにめち -
Posted by ブクログ
こういうのって、政府の取り組み次第でしょ?と思っていたが、個人の意識の問題も大きいとわかった。(もちろんドイツ政府の取り組みはすごいが、)ドイツ人の環境保護に対する「なんとかしなくては」の意識の高さが素晴らしい。
自分の二酸化炭素排出量を計算してくれるツールを定期的に使用することで、排出削減の努力の見える化がなされているのは効果的で良い。
(ためしに日本語でそのようなサイトがないか検索してみたが、エクセルファイルの提供だったり、水道使用量からのみ算出したり、と簡単には同様のものは見つからなかった)
国連が提供している英語版の計算サイトを利用してみたが、自分がいかに二酸化炭素排出量など気にせず生 -
Posted by ブクログ
大変興味深く読ませていただきました。
作者自身の下地の厚さを感じました。データをもとに話は進められていきますが、G7他国の比較も交えながらの説明なので規模感を掴みやすかったです。
ドイツ人の自然に対する感性が日本人に近いこと、また省エネ技術の卓越性から、日本にも同様のエネルギー革命を起こせるのではないかとついつい考えてしまいます。いや考えなければならないですね。
EUの政策に対する手のはやさ、また政策の規模の大きさというのは日本も見習わなければならないですね。
第4章内の、裁判所が民間企業の環境保護努力を不十分と認定する事例が増えているというのは興味深かったですが、国が資本主義の根幹に手をつけ -
Posted by ブクログ
ドイツに長いこと在住してる著者の本なので信ぴょう性があった。
ドイツ人のように、心にゆとりを、持ちたい。
そうするにはまず日本は社会保障を変えなければ…
老後の年金も無いから投資して勝手に貯めろよ、というような国なので心にゆとりなんて持てない。
セコセコ働いても給与が上がらないし。
ゆとりが各々持てるようになったら、エコや環境保護とか取り組めるのかも。
不便をちょっとだけ我慢する社会、って良いね。
わたしもだけど、お店などのサービスに依存しまくってるところがあるから期待しないと少し楽になる。
無愛想にされても、あっそ、で流せるかも。
日本、色々やばいって改めて思った。
いろんなグラフを見て -
Posted by ブクログ
目次とあとがき読めば、だいたいわかるかも!!
全部読んだ方が絶対面白いけど。
これ読んで働き方考えたら日本よりドイツが良くなってしまう。
働いてお金あるより好きな事する時間
家族と会える時間
の方が必要ですよね。っていう話だと思う。
冬が寒い、太陽少ない、寿司が弱いからあんまり住みたくないけど。
あと日本は、デパートやパン屋の袋が多すぎて無駄。
日本人買物しすぎ。
観光旅行が2,3日と短い。
旅行に予定入れすぎて忙しすぎる。アホだろ。理解できない。でもウォシュレットは良いね。って言われてるような感じだったのが面白い。
確かに!
退職後って70代?そこで自分が元気かはわからない。
30年後