雁屋哲のレビュー一覧

  • 美味しんぼ 3

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    「炭火の魔力」を含む本作。
    角丸幹事長の味わい、80年代臭が濃厚な団塊ジャーナリストなど時代性は見て取れる。

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    2017年12月04日
  • 美味しんぼ 2

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    名作「そばつゆの深味」を含む本作。中松警部や周大人など人気キャラも登場して話が展開してきている。
    「反権威主義」とか思想性を出さないほうが名作になるが、作品としては出していきたいので、切り口がバラバラな印象。

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    2017年12月04日
  • 美味しんぼ 1

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    現在も連載が続く美味しんぼの第一巻。連載初期の美味しんぼの方向性が明確になっていると思う。本作を見てわかるように、美味しんぼの初期のテーマは大きく3点ある。
     まず、一つ目のテーマは「反権威主義」。世間の評価に囚われる著名なグルメ評論家や人気に胡坐をかく銀座の寿司屋の大将、大々的に商売を展開する大手スーパーチェーンの社長などが登場し、派手に権威をひけらかしたり、自身の思い上がりを暴露する。そこをボソッと批判して喧嘩を売る山岡という構図。結末は権威によらないところに本当の価値があることがわかって権威が挫かれる。けして「権威」そのものが悪いわけではないので、明確な勧善懲悪として描かれる。そして、当

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    2017年11月11日
  • 美味しんぼ 97

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    常夜鍋の豚肉に下味をつけるってのは初めて聞いた。
    やって見る価値あり。
    鬱の人の気持ちを料理で奮い立たせようって発想がすでに前時代的。

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    2017年07月29日
  • 美味しんぼ 96

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    うつ病の人へああいうことはしちゃいかんだろうけど、
    あの料理はどれも素晴らしく美味しそうだった。
    寝ろ、岡星。

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    2017年07月12日
  • 美味しんぼ 76

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    美食倶楽部を指揮する山岡士郎と、交通事故直後でも山岡を圧倒する海原雄山の対比が実にいい。
    マトンの油を出し切るまで焼くってのは面白かったね。

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    2017年07月05日
  • 美味しんぼ 33

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    春の息吹
    料理研究家 生田しょう子は、
    アスパラガスを美味しく食べることで悩んでいた。
    その頃つきあっていた 陶芸家の吉野は 創作の苦しみを味わっていた。
    その二人が 自我と自我がぶつかりうまくいかなかった。
    10年経って 再度合うことで、客観的に見れるようになった。
    アスパラガスは油に合う。フランス人が好き。
    蟹味噌を出汁で溶いて、塩、コショウ、片栗粉でとろみ。
    クルミ、白みそ、出汁で伸ばして クルミあえ。
    醤油、酒、みりんで 蒲焼き
    オランデーズソースなどのフランス風ソース。
    白ごまを摺り、砂糖とだしで、和える。
    ワサビの葉 和え。
    アスパラガスの素材を生かし、引き立てる。

    山岡は、カメ

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    2016年05月07日
  • 美味しんぼ 31

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    能あるホヤ
    『オトコは、中身よ。お金はすぐになくなるけど、アタマの中身はなくならない。
    お金があったって、中身のないヒトは、退屈』という 湯村真子。
    山岡とこどもの頃に 結婚する約束をしていたという。
    ホヤは 生きたものをきちんと料理すると美味しい。
    ホヤみたいなオトコがいいという。

    ナス
    おいしいナスを食べていなくて、ナスが嫌いになっている。
    料理の仕方がポイント。
    アブラを吸いやすい特性を生かす。

    おじいちゃんの餅つき
    納豆やキナコで 搗き立ての餅をいただく。
    バターをもちにつけて、のり巻きとする。

    死出の料理
    正月がくれば、死に近づくだけだと言い切る。
    数の子は 大きくなる前に食べ

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    2016年03月22日
  • 美味しんぼ 30

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    大食い自慢
    お腹のそこが穴があいているようなオトコ。
    食べれないヒトを食べさせることができるかもしれないが、
    大食いを改めることはむつかしいという山岡。
    それでも ハモとマツタケ鍋をすすめることに。
    食に対する敬う気持ち(畏敬の念)がなかったと言って、変化する。
    だけど、この大食い。ご飯をやたら食べるので、
    体形が変化してもいいはずなのだが。

    成り上がり
    団社長は30歳で 成り上がり。
    仁木さんに、キャビアの食べ方で 成り上がりと言われる。
    キャビアに タマゴの白味、黄味、タマネギを細かくして
    あえて、パンに付けて食べる。
    仁木さんにそのまま食べた方が美味しいと言われる。
    山岡は 成り上がり

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    2016年03月22日
  • 美味しんぼ 4

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    直火の威力
    チャーハンを作るには、
    火のチカラに負けない 鍋を持つ力が必要。
    パラパラチャーハンには 思いっきりがいる。
    遠慮している性格では、できない。
    周大人たちのネットワークはさすが華僑。
    その助け合いの仕組みが 華僑が生き残る。

    女の華
    気っぷのいいオンナ。夏子。寿司職人である。
    しかし、それは オトコの真似をすることではない。
    片意地はることはないのだ。

    旅先の知恵
    海岸で 浜鍋。まぁ。この料理は 春から夏だけだね。
    タケノコのサシミ。やはり 春先か。

    酒の効用
    西洋かぶれした局長は ワインと洋食だった。
    そこに、山岡が 日本酒の美味しさを
    料理と合わせて 説明する。
    この 料

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    2016年03月22日
  • 美味しんぼ 3

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    ウナギの蒲焼き
    その場で割いて、炭火でウナギの蒲焼きをつくる
    って大変面倒なことだよ。
    でも、美味しさは、そういう手間は省けない。

    和菓子の創意
    和三盆をつかって美味しい和菓子を作っていたが
    新しい美味しさ。新しい味 を作ることはむつかしい。
    吉野葛をつかっての 新作が 評価された。

    土鍋のチカラ
    金で作られた鍋で 美味しいを演出するが
    30年 つかった スッポン鍋の方が美味しかった。
    ふーむ。金鍋で美味しいを作る方法もあるはずなのだが。

    料理のルール
    海原雄山は 鴨肉を ワサビ醤油で。
    山岡は、カツオを マヨネーズで。
    美味しさとは同じ手法や既成概念だけではない。
    日本人の味覚のもつ 

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    2016年03月22日
  • 美味しんぼ 29

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    フランス料理とラーメンライス
    食については、あまり見栄をはるなと言うことか。
    それにしても、社会人になってもラーメンライスとは。
    学生から 成長していない 食生活。

    アジの干物
    天然、養殖、輸入冷凍アジの違い。
    絵でかき分けているのが 偉いねぇ。
    天日で干した味でなくちゃダメだという 贅沢な猫の話。
    天日によって 味が変わる。そして風味がよい。なぜ?
    強制乾燥とどう違うのか?
    石油臭のするものもあるとか。

    関西と関東の味
    関東のうどんは、味がコク、黒い。
    美味しくないと関西人はいう。

    遺産相続の暗号が 毎年 誕生日に作る料理 
    アワビのシャブシャブ。
    ふーむ それが 暗号になるって無理だ

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    2016年03月22日
  • 美味しんぼ 26

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    タイのタイ
    正月のおせち料理。
    社主の家で行なわれたが、幼なじみが金持ちに。
    そこに 大きなタイをもってくる。
    頬肉を食べるのだ。
    山岡は タイのタイを紹介する。トリビア。

    つわりで食べることができない三谷の妻。
    山岡が においがなくて おいしい料理を作る。
    フカヒレとタピオカ。

    料理評論家 が 美食•グルメブームで、
    なんのために 料理評論をするのか?悩む。
    東京では バブルの影響で
    フランス料理、中華料理。が食べることができる。
    そんな浮かれた状況に 落込む。
    山岡は ゴマ豆腐を すすめる。
    本当に必要なことは、食文化を伝えること。
    →これは、1990年のこと。時代背景がバブルに浮かれ

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    2016年03月22日
  • 美味しんぼ 8

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    中国の要人の面子。
    海原雄山の美食クラブでの食事をしたいというが、
    政治的なことで使いたくないという。
    美味しいがわかる人でなければと断る。
    そこで、飲茶が でてくるのであるが。
    中国では オトコが料理するというのは 普通の話。

    ジャズ喫茶とバターソルトピーナッツ。
    美食づくしのオトコがたどり着いた美味しいものは
    素食だった。それが、結びつく。

    納豆のアンモニア臭はなぜできるのか?
    わらで作った納豆。

    アユの天ぷら。
    長良川、保津川、紀ノ川。
    山岡は 保津川を選ぶ。
    食通の京極さんは、四国の出身。
    海原雄山は 四万十川のアユを天ぷらとする。

    本当に美味しい冷やし中華とは。
    スープは化学

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    2016年03月22日
  • 美味しんぼ 25

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    スパゲティ カルボナーラ。
    この頃は、パスタと言っていない。
    タマゴの使い方がポイント。黄味だけを使用する。
    「炭焼人 (Carbonara;カルボナーラ) が、もしも仕事の合間にパスタを作ったら、手に付いた炭の粉が落ちてこんな風になるのではないか?」というイメージから黒コショウを絡ませ創られたパスタ。
    日本人好みのスパゲティ対決。
    海原雄山は ニンニクスパゲティ、トマトスパゲティ。
    山岡は 生ウニといくらスパゲティ、アワビスパゲティ。
    山岡は コンセプトがズレていますね。
    麺の美味しさが、基本だよ。
    それにしても、ナポリタンがでないのが寂しい。
    山岡は ナポリタンにすべきだった。

    カモの美

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    2016年03月22日
  • 美味しんぼ 110

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    福島の真実
    それは 放射能によって、土地を奪われる。
    耕してきた土を破壊され、
    長い間つちかってきた 伝統的な食が
    断絶されることを意味する。

    一体 放射能がどの程度蓄積し、
    また軽減していくのか
    さらに 農作物にどのような影響があるのか。
    そして、測定値で 影響がない農作物も
    福島産であると言うことで うれない現実。

    福島と言っても 意外と広く、
    海岸線側 そして、山側の会津などがあり
    それぞれの特徴を くわしくつかもうとする。

    雄山は 怒り 涙する。
    山岡も 同じように 同調する。
    これが、福島の真実の(2)につながっていく。

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    2016年03月15日
  • 美味しんぼ 23

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    美味しいと言うことが、なぜそれが美味しいのか?
    と言うところまでなく 美味しいと感激している。
    なぜか、以前引き込まれた 物語が 平板に見える。
    自分なりに 美味しいとは何か を考えることで、
    ちょっと、違った視点が生まれたのかもしれない。

    仁木の美しいおばさんの 上から目線。
    おしつけることをいとわない性格。
    それを、土鍋茶碗蒸しとキャベツロールで納得させる。
    結局は オトコにリーダーシップをとってほしいと願っている。
    キャラクターの弱点を 食べ物で知らせる。

    財界の大物 大溝社長に ケンカを売る 山岡。
    外国人を採用しない姿勢を 改めさせるために。
    ふーむ。世界的な企業であれば、
    そん

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    2016年03月10日
  • 美味しんぼ 22

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    タイ料理は ハーブと香辛料を使う。
    野菜を美味しく食べることがポイント。
    オトコたちは、発展途上国で、タイ料理をバカにする。
    日本の経済は世界一であり、科学技術が進んでいることを自慢し
    日本の野菜が 美味しいことを強調する。(飛躍だね。)

    そして、山岡は
    野菜の成分表で 40年前の野菜と比較して
    ビタミンや鉄が減少していることを指摘する。
    それは、農薬と除草剤の多用が原因という。
    40年前がよかったという。
    →ハウス栽培と品種改良も背景にある。

    豆腐料理。
    豆腐百珍。
    豆腐を美味しくいただくには
    くみ出し豆腐とざる豆腐。
    豆腐のおいしさを引き出すには。

    韓国料理で対決。
    カルビを食べる場

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    2016年03月10日
  • 美味しんぼ 21

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    家には 1からあると思ったら、21からしかなかった。
    山岡は あいかわらず グータラだった。
    なぜ、これだけ グーダラなのだろう。
    いつも、眠っているのだ。
    そして、ポイントだけ 確実に外さない。
    プロセスではなく、結果だと言いたいのだろうか。

    社主にしても、局長も実に寛大なのである。
    局長も、身体の調子が悪く、おいしいお粥の食べ方で
    満足する。ふーむ。食品会社でもないのに、
    そんなことで、満足したりするのか。
    あくまでも、トッピングの方法。
    ちょっと、小手先過ぎる。

    グラビアの取材で 仁木という女子が登場して
    実は 仁木は 大きな銀行の創始者の孫らしい。
    それで、山岡と言うおとこに興味を

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    2016年03月10日
  • 美味しんぼ 5

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    ・味噌も昔からの作り方が一番うまく完成に1年かかる。味噌を焼くと化学調味料が破壊されるので見その残骸
    が残る。
    ・鰻の上に熱い油をかけ、音とにおいを楽しむ。
    ・青竹の香り、豚の網脂で包みスズキを焼く。
    ・魯山人風のすき焼き、シャブスキー。
    ・サラダに向くのはヒマワリ、線実、コーン、オリーブ脂がよい。ドレッシングは食べる前に作ること。
    ・3回よりも2階の食事の方が太る。もてなしの心。米粒の大きさを合わせて炊く。シジミも同じ大きさに合わせ
    て調理。完成時間が同じになり村が無くなる。

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    2015年12月25日