藤井咲耶のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレなんていうか……これほどまでに、私のM的な快感を引き出す話はないと思う。
結構ね。
どうなるのかよくわからない二人の話が永遠と続いていて……両思いのはずなのになかなかお互いに言い出せなくて、すれ違って、決定打がなくて……という、じれったさ、が快感(黙れ)
何でケイが戻ってきたのか、というところをケイ自身は、きっとわかってなくて……。
でも、読んでる人間には、そんなの決まってるじゃねぇかっ!! と、つっこんでるのにくっつかない……。
くっつかないのに、イライラするから、さっさとくっついて欲しいのに、くっついてくれなくて、次の巻に手を出す……というような悪循環に陥るんです。
でも、それって僕、Mだから、結構快感なんだよねー(黙れ、変態)
すっごい好きです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレケイの禁断の過去はそんなに、許されざるものなんだろうか……?
とか、思ってしまった僕は。
恐らく、一般的な価値観から大分ずれてる。
そんな恐ろしいまでの執着さえも超えてしまうほど、ダメな事……?
いや、ほら。
倫理的・生物学的には間違ってるのはわかるけど。
何か事情があったのかもしれないし。
もう、片方は死んでしまってるのだから、過去のことなんだし。
その咎から、不幸な存在が生まれたわけでもないんだし。
人間誰しも間違いは起こすし。
相手がいないんだから、もう、二度と間違えは起こしようがないのだから。
いいんじゃね?
って、思う僕は駄目なんでしょうか……?(爆)
いや、まぁ、自分に置き換えたらありえねーっ!! と思うのは、倫理的な問題とかではなく、個人的な問題からなのでその場合は除外。
まぁ、きっとあれだ。
榛原とケイが惹かれあうのはきっと、その辺りが関係してることなんだろうな……と、うっすら見えてきた気がする。
どいつも、こいつも、愛情表現ひねくれすぎててよくわかんないんだけどさ。
響生が煮詰まりすぎて、ぷっつんしちゃったところで、終わってます。あがが。
思いとどまって響生!!
それは……それだけは……
よっぽど、ケイのやったことより、他人を傷つけることになるのだから。
他人を巻き込むことになるのだから。
響生がやろうとしてることの方が個人的には許せないと思うのは、僕の倫理観が崩壊してるせい……?
やばい。
人生に不安を覚えてきた……(そっち?)
生きてた響生が次の話では思いとどまってくれていることを望みます。( * ̄)m 〔十〕 アーメン -
Posted by ブクログ
ネタバレ鬱になるってわかってるのに、ついつい読んでしまう。
個人的には、鬱っぽくなってる時に読むのはお勧めしないシリーズです(苦笑)
前作を読んだのが、随分前で、本を開いたら、いきなり響生さんが大暴走! してて、かなりびっくりしたんですが……。
その暴走が、響生さんにいい方向の何かを渡しそうで、その点だけはほっとしました。
いえ、全然、何にも動き出せてはいないんですが。
それにしても、相変わらず、食えない奴と、煮え切らない奴のオンパレードで。
この本は一体なんなのか、教えて欲しい……と、思います。
登場人物の行動にはそれぞれちゃんと、作者さんの頭の中では、意味があって動いてくれてるんだと思うんですが、全然、それがわからない。
この人達は、一体何を考えているのだ……? と、なる。
行動原理は割とわかりやすいと思うんですが、そっから先がこっちが思いつかないようなへんてこな行動をとったりする……。
でもね、だからこそ、面白いんです。
煮え切らない、何考えてるかわからないような人間が主人公だから、ついつい、最後まで見守ってあげたくて、「次ー!」「次ー!」ってなってしまうんです。
まぁ、切り方も結構生殺しだったりするせいもあるんですけどね。
ただ、この本のラストは、今までで一番、いいラストだったと思います。
ようやく、幸せの兆しが見えてきてほっとしました。
ただ、あの二人のことなので、このまま丸く落ち着くとは思えない辺りが何とも言えません……。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『メデュウサ』対決は後半戦に突入。
昏倒した榛原は意識不明に陥っていた。
藤崎は舞台上のケイに、かつて藤崎を追い詰めた榛原の姿を見出して、舞台崩壊を予言する。
戦慄する連城の前で、だが、全能感に酔うケイは着々と破局への道筋を辿っていた。
そしてついに最強の<共演者殺し>が牙を剥いた。
共演者は次々と餌食になり、降板を申し出るものさえも出た。
そんな中、響生は驕り昂ったケイを連れて、榛原の稽古場へと二人きりで籠る。
あらすじはそんな感じなんですが……。
個人的には、「終わってしまった……」という感慨の方が大きくて、もう呆然としてしまった(苦笑)
この人たちの逡巡に付き合う事数ヶ月……。
これが最終巻だってことは知ってたけど、正直、これで本当に終わるの……? という気持ちと、これで終わってほしくない気持ちがごちゃごちゃとないまぜになってました。
煮え切らない感じにいらいらして、早くくっついてほしくてむきー! ってなってたのに、くっついたらくっついちゃったで「くっついちゃったのか……ってちょっとショックを受けるんだから、勝手ですよね!
でも最後は、それなりにすっきりしてちょっとほっとしました。
ただ、一つだけ言わせていただけるのだとしたら。
『赤の神紋』見たかった……!
いやねー、この話。
メデュウサが終わって、メデュウサを演じる役者が決まって。
ケイと響生がくっついて。
それぞれがそれぞれの道を歩み始めて。
そんな中、『赤の神紋』の稽古が続いていて。幕が上がる! ってところで終わってるんですよ。
そして遂に『赤の神紋』の幕が上がる! ってところで終わってるんですよ。
見たかった! 見たかったです!
実際に見る訳じゃないですけど、選ばれた方が演じる『赤の神紋』がどれだけすごいのか感じたかった!
作者さんの文章で感じたかった!
あー……残念です。
タイトル、赤の神紋なのに、結局赤の神紋は見れなくてすっごく残念でした。
見たかったなー……
そして、ケイと響生の後日談も知りたいです。
くっついたのに、そんなに距離が縮まらない二人がその後どうなっていくのか見たい……。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『赤の神紋』のオーギュスト役を賭けた十日限りの舞台『メデュウサ』の幕が開いた。
先方はケイ。
けれど、ケイのハミルは悪意さえも感じさせる出来映えで、常識を超えたケイの演技。
そして初日の夜の部・後攻になったのはワタル。
ワタルは榛原憂月が想像した「完璧なハミル」を体現してみせた。
響生も榛原もそれぞれ舞台に呑み込まれて行こうとするケイをそれぞれがそれぞれの方法で守ろうとするが、ケイの演技は見た人をも、熱狂的な崇拝者とするか、あるいは嫌悪感を抱かせるか、の二択で。
次第に共演者も含めて、恐怖へと巻き込んで行く事になる……。
そして、響生はケイを守るために、榛原の胸に刻印された十字架の秘密に向き合う事になる……
という話。
修羅場も修羅場でいいところ。
もう、皆が皆、鬼気迫っていて、恐怖感しか覚えない。
正直、この本を読んだ段階では、ケイの勝ちはほぼないとしか思えない。
後、あるとしたら、ケイにはこの本の主人公が守ろうとしている人であるという利点だけ(主人公は響生だと思っているんですが……)
それにしても、いつもこのシリーズを読むたびに思うんですが。
演劇に関して、素人の作者さんが書いたとは思えない、舞台の演者に対する情熱だなー……と思います。
何せ、迫力が違う。
舞台上の鬼気迫った様子を見事に書き上げるって、この人、本当にすごいなー……と。
肝心のケイと響生、榛原と響生、榛原とケイとかの人間関係の部分においては。
「もういいよ!」
ってこっちが先に匙を投げたくなるくらいのレベルでじれったいのですが……。
その読者がじれったく思える部分を書き続けてる作者さんってすごいなー……ってまた思ったり。
普通は、いくらそれが、自分のアイデンティティに関わる部分だとしても、これだけずっと自分と葛藤したり、人と葛藤したりし続けたりする事ってできないと思うんですよね。普通、忍耐力が続かなくて諦めちゃうと思うんですが。
この小説に出て来る主人公は、誰一人そんなことせずに、自分の葛藤と向き合い続けて、「まぁ、いいや」っていう結論を出さない。
なんかもう、感心するよね。
普通、こんなにエネルギー続かない。
そして、そんな登場人物と付き合ってる作者さんのエネルギーが一番怖かったり。
こんなにこんなに葛藤ばっかりと向き合い続けるのって本当に辛いと思うんですけど、この人はそうでもないんだなー……ってことが、怖かったりなんだり。
恐らく、後一冊で終わりだと思うんですが。
この長い長い葛藤の物語に、作者さんがどんなピリオドを打つのかが楽しみだったり、楽しみじゃなかったり……。 -
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ネタバレ天才演出家・榛原憂月との確執で役者生命を絶たれた藤崎晃一が、ケイの指導役として、榛原憂月に闘いを挑んで来た。
前日、ケイをオーギュストから外した後だっただけに驚愕を隠せない。
ケイにかつての藤崎の姿を重ねる榛原は勝負の行方を感キャックに委ね、ワタルとケイ、オーギュスト役の最終決定権を争う事になった。
ケイに向かって「自分を倒せ」と言った榛原の真意は……?
ヒートアップするケイとワタルの舞台決戦の行方は!?
という感じの物語です。
どんどん物語はあんまりいい方向に進んでないような気がして、ちょっぴり辛いターンです。
この巻では結局、ケイが響生に遺言めいた言葉を残すところで終わります。
このまま行ったらこれは絶対にケイに勝ち目がなさそうな気がするんですが……どうでしょうか……?
確実に、ケイと響生の距離は近くなっているのに、それ以上が進まない。
というか、お互いに他に大事なものが多すぎるんですよね(苦笑)
これからどうなるのか、楽しみ……という意味で、期待点の評価をしておきます。 -
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ネタバレなんだか勝手にちょっと丸くなった響生とケイの話。
藁をもすがるような思いで、かつてハミルを演じ、その後、舞台を遠ざかった藤崎晃一に会うことを提案する。
というのが今回のメインのところ。
藤崎晃一には、藤崎晃一なりの考えがあって、それが榛原と合わなくて結局ああいうことになってしまったんだな、というようなところが明かされました。
相変わらずケイに付けられる稽古は半端じゃなくて、これは一体大丈夫なのか……?
と思わないこともないですが、まぁ、小説だからね、となんとか納得しているような状況(苦笑)
今回の巻の見どころは、何となく落ち着いてしまったケイと響生の関係。
響生が内面の葛藤を何とか抑えて、ケイのために、と思って動いてるのは、それはそれでいい関係なんだろうな、と思います。
ただ、響生は仕事、大丈夫なのか……? と、思わないこともないですが。
なんていうか、響生が思うように、響生は響生の仕事を捨ててしまえば楽になれるのに、それをしてしまえば終わりのような気もするんですよね……
このまま、二人が穏やかに結びついてくれればいい、と思うような巻でした。
まぁ、これだけでは終わらないと思うんですけど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最後にワタルにもう一度帆津羅のセリフを言ってもらうところから始まったこの巻。
結局、響生がどんな判断を下したのか、は謎のまま物語は中盤まで進みます。
この巻の見どころは、ワタルが演じる帆津羅を見た響生がケイとワタル、どちらを選んだのか、ということと。
ケイとワタルの舞台での直接対決。
響生は「言葉を天に上げられる」という基準で結局は選んだのですが、一方の榛原は「それはまやかしだ」と言う。
本当、この物語はそのまま通せばすっとするところを、素直に通さないんですよね。
あぁ、またひっくり返されたー! ってなる。
ものすごくフラストレーションがたまる!
でも、だからこそ面白いんですよね。
まぁ、本当のところ、人間って迷いながら進んでいくもんだから、リアルな小説にしたらこうなっちゃうのかもしれないけど、それにしても迷いすぎだと思うよ……(苦笑)
そして、ケイとワタルの直接対決。
本当に面白かったと思います。
読み応えがあるなー、と思うのはこんな時。
本当に演じる人じゃないのに、どうしてこんなに丁寧に描けるのか、すごいと思いました。
読みごたえは十分な小説ですが、後は優柔不断な登場人物たちにイライラしないか! ってことだけがポイントになると思います。
すっきりケリをつけたければ、最終巻まで買い揃えた上でじくり読んでもらえれば……と思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ久々に読んだので、一瞬、話の入り口がわからなくなったけど、相変わらずしんどい話でした。
どっちもが優柔不断すぎて、ちーっとも前に進まないです。
今回の見どころは、ついにケイが響生に対して、告白するシーン。
「オーギュストを演じ終わったら……」と響生に乞うシーンに響生はまさかケイからそんなことを言われると思わなくて、あっけにとられる。
ケイだって響生に嫉妬するんだというのが前面にようやく現れて、少し前進……かと思いきやそうはいかない。
せっかくケイが響生に「抱いてくれ」って言ったのに、響生は「それじゃダメなんだ」って泣くし。
もう、一体全体、何がしたいのか! と、怒りたくなってしまいますよね。
そんな感じでこの二人は相変わらずな感じの二人。
普通、こんなに回りくどい関係だったらとっくの昔に、お互いに諦めてしまうと思うんですけど。
それでも諦められないのが、この二人の業の深いところなんだろうな、と思います。
もう、相当じれったいので参ってしまいそうなレベルなんですが。
ここまで来るとラストがどうなるのか、どうしたら二人が納得いく形になるのか、最後まで見届けなきゃ気がすまない! って半分くらい義務みたいになってます。
相当じれったいので、全部読破する覚悟がない人にはオススメできない話だと思います。
その代わりハマったら吸引力がすごいです。 -
Posted by ブクログ
いつになくほんわ〜と始まった第9章は、青薔薇少年とやらが登場のミステリー。犯人を追う名探偵(?)新渡戸新大活躍(?)の巻・・・怪しいどろどろキャラの印象だった彼も、すっかり頼れるおにーさんになってしまって・・・。そして連城との年齢差が感じられないくらいに大人になったケイちゃんに、寂しさっていうか、大人にならざるをえなかった彼が悲しいっていうか、あまりにも連城が子供っぽいように感じられて・・・
運命に翻弄される主人公と一緒になって泣いたり笑ったりしながら励ましたりするのと違って、主人公に翻弄させられてぐったりする読者って・・・だからいまだに連城が主人公という部分に若干の違和感が残ってんのかな。いっそ榛原さんにどうにかされちゃえばいい。
20080407〜20080416