永濱利廣のレビュー一覧

  • 就職氷河期世代の経済学

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    就職氷河期世代の社会的影響が分かりやすく解説された本。第三次ベビーブームが来なかったことによる少子高齢化問題は現状の問題。そして今後その世代が高齢化したときに本当の危機が訪れそうな予感。それに備えて十分な貯蓄が必要と再認識。

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    2025年05月25日
  • 給料が上がらないのは、円安のせいですか? 通貨で読み解く経済の仕組み

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    よくある経済の解説本だけれども、読んできた中でもかなりわかりやすい。少し内容は古いけれども、大部分は今でも通じることばかりなので、とても参考になった。

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    2024年08月28日
  • 日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか

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    気になるポイントを明確に回答してくれた本。読めば読むほど、これだけ分かりやすく方向性を示せるなら、その道筋で舵取りができれば良いのだがと感じた。MMTの論点整理は、今までで一番分かりやすく感じた。以下は少し編集したが、メモ書きと抜粋。

    ー インフレには良し悪しがあるが、良いデフレは無い。物価が下落しても借金は実質負担増になり、賃金も、あがらない。物価が上がらないと賃金が上がらない。

    ー 国内の経済主体は家計、企業、政府の三つ。日本は、家計と企業がお金を貯め過ぎているが、政府はお金が足りない。三つ合わせると国内全体では異常にお金が余っていて、中立金利は大幅マイナスになる。

    ー 現在の金融緩

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    2024年07月06日
  • 日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか

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    一読で全てを理解することは出来ないが、何故給料と物価が安いままなのかがデータに基づいて解説されてたので、再読してでも理解したいと思った。

    経済に関するニュースや、日常の経済活動のロジックを読み解く力が付いたような気がする。

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    2023年08月19日
  • 日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか

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    日本の慢性的な低賃金や低成長について「病」という表現が面白かった。
    ただ「病」という表現には「治せる可能性がある」ということを含んでいる。
    著者である永濱さんは厳しい現実を捉えながらも悲観はしていないように感じた。
    ダウンサイジングしていく日本の現状に合わせてひとりひとりご出来ることを考えさせられる一冊。

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    2023年01月20日
  • 日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか

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    日本経済はバブル崩壊以降、30年間、成長を止めたままだ。それを、筆者は4低、「低所得・低物価・低金利・低成長」と呼び、本書の中でその実態と原因を探っている。
    バブル崩壊の後に大量の不良債権が取り残され、各経済主体が借金の返済等の対応に追われるうちに、すっかりとデフレマインドが定着し、そのままデフレから抜け出せない状態、デフレスパイラスの中にいる。企業や家計が金を使わないため、モノやサービスの値段が上げられず、そのために企業や店舗の売り上げが減り、働く人の給料も上がらない、あるいは減ってしまう。そうなると、ますます人は消費をしなくなるという悪循環に落ち込んでいるのだ。それは、「明日は今日よりも良

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    2022年07月15日
  • 経済危機はいつまで続くか

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    2020年10月初版。敢えてやや古い「予測本」を読んでみた。
    ウクライナ危機という想定不可能な事象の発生により、本書の予測(例:円高進行)はあたってはいない。しかし、「通貨の信任云々」といった言葉で誤魔化さず、エビデンスベースで語られる予測は説得力があり「この人の今の見立てを知りたい」と思わせてくれた。
    「日本病」という新著が出ているようなので、読んでみることにする。

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    2022年06月25日
  • 日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか

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     日本経済が低迷し続け、平均賃金は韓国よりも低くなってしまったという事実に対して、日本人は耳を塞いでいる。
    ネットでは日本が素晴らしくて韓国がどうしようもないという人たちが大声をあげているのだが、このままではますます日本は二流国になってしまう。
     本書は日本経済の現状分析についてはとてもわかりやすく、類書も多い中で簡潔に原因を明らかにしている。その一方で、どうすればいいのかという点については抽象的でツッコミが足らない。
     韓国との比較で言えば、日本の労働慣行があまりにも硬直かしているため、転職が不利、起業が困難、など産業の新陳代謝が進まないことが問題である。この状況を打開するために何ができるの

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    2022年05月23日
  • 経済指標はこう読む

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    経済指標を自分の生活や人生に活かすには、どうすればいいか?
    GDPを知って、果たして何の意味があるんでしょう?
    数字を知るだけでは、あまり意味がありません。
    ただ、その数字の意味や機能、役割、他の数字との関連性に着目すれば、
    その数字は、意味のある数字になり、私たちが、何か経済活動を行う上での、
    貴重な判断材料となります。
    自戒の念を込めて言うならば、それを、他人からの受け売りで行う場合、何も責任は生まれず、
    真に主体的に生きることは、できないのかもしれません。
    ただ、ただ、なんとなく、誰かに操られながら、不自由を感じ、
    勘で生きるようになってしまうかもしれません。

    そうならないためにも、経

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    2019年12月02日
  • 男性不況 「男の職場」崩壊が日本を変える

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    研究発表の文献に使用した,数少ない男性不況の書籍。データを中心にわかりやすく述べられており,他のジェンダー関連の本に比較して客観性が高いものの,論文集ではないため男性に対する主観的偏見も混ざっている。どの書籍でもそうだと思うが,表やグラフを読み取るときの批判的思考は必要であり,本書もそれに相当すると感じた。ミクロからマクロまで,幅広い観点から考察されていて興味深い一冊だった。

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    2019年05月06日
  • 知識ゼロからの経済指標

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    索引がしっかりしているので、ふと行き当った経済指標の意味を調べたいときに便利だと思い手元に置いている。

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    2016年10月10日
  • 日本経済 黄金期前夜

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    まぁ~、ずいぶんと大盤振る舞いなタイトルで(笑)。
    と言いつつも、大変わかりやすくポイントがまとめられていると思います。

    日本経済の現状について、基本的な部分を理解したい方に向いています。ビギナー向けに大変わかりやすく、お勧めです。


    2016年を、官も民も、本腰入れて地盤固めの1年にしなければいけませんね。

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    2015年12月26日
  • 『狼と香辛料』で面白いほどわかるお金のしくみ

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    通勤中にさっくりと読みたくて、デジタル書籍で購入。
    分かりやすく、もっと続編でもあれば読みたい内容だった。
    狼と香辛料もまた読みたくなった。

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    2015年05月02日
  • 90分でわかる! 日本で一番やさしい 図解「アベノミクス」超入門

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    リフレ政策とは、緩やかで安定的なインフレ
    金融政策、財政政策、成長戦略
    インフレ目標2%
    バーナンキFRB議長
    現金決済は、日本が6割、アメリカ欧州は2割
    投資家は理論ではなく、期待で動く
    CPI 消費者物価指数
    CPIコア 天候など経済とは関係のない要因で価格が変動しやすい生鮮食品を除いた指数
    CPIコアコア 輸入品の影響を受けやすい食料とエネルギーを除いた指数
    健全な財政状態とは、基礎的財政収支を黒字にするとこ、名目GDP成長率がその国の長期金利を上回ること
    名目GDP470兆を530兆まで引き上げたい
    日本の高い法人税率38%は、企業の海外流出を誘引し、海外からの流入を妨げる

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    2014年08月05日
  • 90分でわかる! 日本で一番やさしい 図解「アベノミクス」超入門

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    「大きな声では言えませんが【アベノミクス】て本当はよく知りませんでした。」

    図解 90分でわかる! 日本で一番やさしい「アベノミクス」超入門
    永濱 利廣 (2013/4/5)

    2012年12月26日、第二次安倍晋三内閣が発足。
    「失われた20年」などと言われるほど長きにわたって低迷を続けてきた日本で、なぜ、安倍内閣が発足する前、実際には何の政策も行っていないうちから円安・株高が進み、日本経済がにわかに活気づいたのか。

    その重要なきっかけが、安倍首相の一連の経済政策「アベノミクス」である。
    本書では、この「アベノミクス」について、経済の知識がない方にもその本質を理解できるように、かみ砕い

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    2014年01月19日
  • 90分でわかる! 日本で一番やさしい 図解「アベノミクス」超入門

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    アベノミクスって何?
    アベノミクスはどのくらいで効果があるの?
    反対意見もあるけど、結局のところどうなの?

    そういった疑問に、丁寧にわかりやすい言葉で向き合ってくれる本だと思います。
    少し「ん?ホントに?」と思う部分もありますが、とりあえず言葉しか知らなかった僕にとっては大事な一冊だったと思います。

    それにしても今は、知らなきゃ損、知らなきゃ悪い、という感じだな。
    もう少し知的好奇心にくすぐられたい。

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    2013年08月31日
  • 90分でわかる! 日本で一番やさしい 図解「アベノミクス」超入門

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    タイトル通り、約90分でアベノミクスの概要が理解できるので、入門書としてはオススメ☆ これからの日本は「デフレ脱却」に向けてどうするべきなのか、わかりやすく解説されているものの、この本だけでニュースを読み解くのは考えもの。その他の方のアベノミクスに対する意見を読んで今後の日本について考えてみたい。

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    2013年06月28日
  • 90分でわかる! 日本で一番やさしい 図解「アベノミクス」超入門

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    猫も杓子もアベノミクスなので、とりあえず概要だけでも知っておきたくて購入。
    アベノミクスで円安・株価上昇は嬉しいけど、書店の売れ筋の多くが投資本で、経済本があまりないところに違和感を感じる。

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    2013年05月31日
  • 90分でわかる! 日本で一番やさしい 図解「アベノミクス」超入門

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    アベノミクス云々の前に、デフレがなぜ起こり、なぜそれが良くない状態なのかという部分の解説がわかりやすかった。
    情報量としては非常に少ないが、新聞等の内容を理解するためのベースとして良い入門書。

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    2013年05月06日
  • 男性不況 「男の職場」崩壊が日本を変える

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    この数十年の労働市場における日本の男性の価値は相対的に大きく低下している。男性の雇用が100万人以上減少し、平均賃金が下落し、家族を養うことのできない男性が増加している一方、女性の雇用は増加し、男性の賃金格差が大幅に改善されている。男性の雇用を支えてきた製造業や建設業が不振である一方、女性が多く働く医療・福祉の雇用が増えている。このような労働市場の「女性高・男性安」傾向により、少子高齢化や格差の拡大、家族のあり方や消費市場の変化が起こっている。男性不況発祥の地アメリカでは、自国通貨安を容認しつつ製造業の輸出拡大策により雇用者数が改善に転じている。

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    2013年01月20日