永濱利廣のレビュー一覧

  • 就職氷河期世代の経済学

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    まぁ、なぜ氷河期世代が生じることになったのか、どのような苦しみがあるのかは分かるが、バックグラウンドをどう生かすのかまでは正直よく分からなかった。

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    2025年12月05日
  • 就職氷河期世代の経済学

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    就職氷河期世代がどれだけ「割を食って」いるのかをとくとくと解説した本。

    もっと早い段階で政策支援があるべきだったこと、リーマンショック後の経済政策等に至らない部分があったことなど、環境不備は否めないんだろうと思う。

    個人的には3章の最後の
    「安定した就職をすることができずとも、経済的に「自分でできることは何か」と考え、できることをやるのも大切なこと」
    が、響いた。

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    2025年11月21日
  • 就職氷河期世代の経済学

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    話題の本なので読んでみた。

    氷河期世代といっても、転職してうまくいった人、それまでの価値観ではダメだった人がパーソナルスキルで成功した人もいるが、他世代に比べて割合が低いと思う。

    氷河期世代は可哀想と一貫しているが、本書を読む氷河期世代は勝ち抜いてきた人だと思われるし、この乖離をどうしていくかが気になった。

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    2025年11月20日
  • 「エブリシング・バブル」リスクの深層 日本経済復活のシナリオ

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    日本の株価はまだまだ上がるぞ!というエミンに対し、反対はしないが少し冷静な永濱氏の構図。果たして、その根拠は?というのが、本書の面白さ。

    日経平均は2024年3月ごろに一度4万円をつけて最高値を更新。少し下がったが、最新の情報では4万円超えとその辺をうろちょろ。これは日経平均にありがちなパターンで、3万、4万という「大台」に乗ると、利益確定売りが出て、しばらく相場が横ばい状態になるらしい。

    振り返ると、日経平均が2万円に乗ったのは、アベノミクス開始後の2015年。日経平均が3万円に乗ったのは2021年。そこからの4万円台なので、割高感が懸念される。「日経平均が4万円は高い、バブルだ」と思っ

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    2025年08月31日
  • 新型インフレ 日本経済を蝕む「デフレ後遺症」

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    新型インフルをもじったようなタイトルだが、同様に、社会現象である。

    本書からインスピレーションを受けて、自分なりに少し頭の整理をしてみた。
    一般的にインフレは好況でデフレは不況を示し、失われた30年といわれる日本は、デフレやディスインフレの状態だった。インフレは急激じゃなく、かつコントロールできれば良いものだと思われている。だが、これは本当だろうか。

    緩やかだが、持続的なインフレを仮定する。インフレで物価高になれば、生活が苦しくなる。これに賃上げが付いてきている状態が好ましいインフレだ。しかし、賃上げは先に行われるのではなく、物価高が先に起こるために、持続的なインフレの場合は、必ず「生活苦

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    2025年08月29日
  • 「エブリシング・バブル」リスクの深層 日本経済復活のシナリオ

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    エミン・ユルマズさんの解説は相変わらずわかりやすいですね。日本株、上がるといいのですが・・(あんまりそんな気がしない・・) 米中対立の中、日本にとってもよい環境が訪れるかも知れませんが、米国がくしゃみをしたら日本は集中治療室送り・・とかちょっと心配。世界がブロック経済に移行する状況ではいかに自前で生きのびられるかが大事だと思いますが、政治家にその覚悟はあるのでしょうか。
    日本の世帯の1/3がすでに年金生活など無職世帯になっているそうで、これからは「投資をしなければ飢える」世の中になりそうです。格差が広がる先にあるのはファシズム、だけは避けてもらいたいものです。

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    2025年08月02日
  • 新型インフレ 日本経済を蝕む「デフレ後遺症」

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    日本もアメリカのように「高圧経済」により、新型インフレ時代を生き抜くべきだ。

    「高圧経済」=財政・金融政策によって景気を過熱気味にしておくと、労働市場で弱い立場にある層の雇用にも恩恵が及ぶことなどにより、経済全体の生産性向上が促進され、結果として供給力が高まる

    今までの日本では「供給力を高めるためには、まず構造改革」との考えが主流だったが、高圧経済はその逆をいく。

    アメリカでは「長期の成長のためには、マクロ経済政策によって総需要を拡大し、高圧経済にする必要があるある」との見解から
    1、インフラ投資(インフラ整備による経済全体の効率化)と人材投資(教育や職業訓練)に重点を置いている。

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    2025年07月28日
  • 就職氷河期世代の経済学

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    いろいろと言葉の定義が甘く、著者の都合によって使い分けられていたり、グラフを多用している割には、読み取りにくいグラフやわかりにくいグラフが多かったりして、ツッコミどころは多いです。
    が、就職氷河期世代が背負わされてきた苦労を、マクロな視点で理解するための入門書としては、読んでもよいかもしれません。

    要するに、
    ・1995年くらいから2010年くらいまでの15年間ぐらいに、大学の新卒として就職活動をした人たちを、就職氷河期世代と呼ぼう。
    ・就職氷河期世代は、バブル期に大量採用した反動で求人数が非常に少なくなった状況下での就職活動を強いられた。
    ・それゆえ、就職氷河期世代は、正規雇用の割合が低い

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    2025年06月18日
  • 新型インフレ 日本経済を蝕む「デフレ後遺症」

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    良くも悪くもエコノミストからの視点。日本経済が良くなるために具体的な提言をされているところは非常に誠実だと思うが、社会保険料の増加や財政赤字についてはかなり楽観的な印象を受けた。

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    2025年05月16日
  • 就職氷河期世代の経済学

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    就職氷河期世代です。
    バブル後の金融政策の失敗が、全ての元凶の様に感じた。他の世代と比較し、非正規の割合が高く、就職も就職後も苦しんでいて、節約志向というのは、強烈に共感。
    日銀総裁は国民総選挙で選ぶようにしてほしい。

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    2025年02月07日
  • 「エブリシング・バブル」リスクの深層 日本経済復活のシナリオ

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    面白かった

    二人の対談を文章化した形式をとっているので、章ごとの焦点が散らかった感じもするが、
    雑誌のような発刊スピードで今現在の世界情勢や日本経済の課題を語り合っている。

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    2024年12月07日
  • 日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか

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    給料は上がってほしいけど、物価は安いままがいいなと随分とわがままな自分に気づきました。

    経済も学ぶながら、適正を知れるようになりたいと思います。

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    2024年07月17日
  • 日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか

    匿名

    購入済み

    議論を重ねるための一助

    日本の「失われた30年」と長く続く日本病について、原因と解決法を示そうとした、本来は意欲的な本だ。しかし全般的に、重病の患者を前にして、原因をあげることはしているが、どうやったら病状が改善するか、という、政策を打ち出す点では、しりつぼみの感じがある。

    財政出動が急務だという著者の指摘はもっともだ。しかしアベノミクスを掲げた前首相は、東京オリンピックの誘致にみられるように、経済先般の底上げに利するような出動はしていない。どういう財政出動をすれば、経済の底上げにつながるか、(税)金の使い道に関して触れていない。さらに雇用の流動性を高めることの重要性も納得できるが、年金の二重構造や、薄い社会保障を

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    2023年09月11日
  • 日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか

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    2023年25冊目。満足度★★★☆☆

    日本経済の現状について、広く一般の読者にとって、明快かつ簡潔に解説

    個人的には「おさらい」の域を出ない内容であるが、特に経済に詳しくない人が薄い新書で「日本病」を理解できお勧め

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    2023年05月10日
  • 日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか

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    ネタバレ

    あまり頭に入ってこなかった。
    日本病(日本化 ジャパフィニケーション)
     低所得・低物価・低金利・低成長を指す。
    この現象は2008リーマンショックの際に世界中で見られたが、欧米は大規模な量的金融緩和政策・大規模財政出動によって長期化をさけた。なぜ各国は長期化を避けられていたのか、それはバブル崩壊後からの日本病を研究してたからだ。各国が日本化を恐れたのはデフレの長期化による自殺者の増加、低出生率など、人口を含めて大きな影響があったから。日本はショック後慎重な態度を示したため異常な円高・株安を招いた。起業は拠点を海外に移し産業の空洞化を招き、バブル以降冷え込んだ地方経済を完全に疲弊させた。
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    2023年01月03日
  • 日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか

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    我が国の失われた30年について、とても平易に解説されている。

    処方箋としてはデフレスパイラルを抜けるまで金融緩和と財政支出を続けること。
    少子化、労働力現象は表面的に見えるほどの懸念は必要なく、世の中の元気を盛り上げることが必要。
    将来の注力領域は農業、漁業などの第1次産業。
    とか。

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    2022年12月02日
  • 日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか

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    経済用語は馴染みがないけど、何となく分かった。気がした。
    家計簿は得意だけど、経済政策を家計簿と同列で考えてはいけないですね。国家予算は毎年過去最大になるのが当たり前なんだ。へえ。
    終章、日本の第一次産業の可能性に希望を感じました。確かに日本の農産物はレベルが高いと思う。オランダやノルウェーの先例があるということなので、何とかして一億総貧乏な未来からは脱却したい。

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    2022年11月06日
  • 日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか

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    ネタバレ

    わかりやすい各国との比較を元に、財政出動が不十分なことが日本の低成長の原因とのことが説明されている。日本のデフレから各国は学んでいるんですね。
    政府純債務の増加率を横軸にしたグラフが何個かありましたが、あれは元の債務の多い日本の数字が小さく出るので、それを根拠に経済政策が不足しているとは言えないのかなと思いました。単純な額での比較ではなく何をすれば良いかまでより踏み込まれているとなお面白かったと思う。

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    2022年10月26日
  • 日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか

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    「低所得・低物価・低金利・低成長」の4低状態を「日本病」というらしい。かつての「イギリス病」を模してのもの。
    結局、日本はバブル崩壊以降立ち直れていない。特にリーマンショックに臨んでは、諸外国は「日本のようになってはいけない」と政策を繰り出したのだそうな。日本の無策っぷりが際立ちますわな。またそれを許す国民も、あきらめがいいと言うか、聞き分けが良すぎるよね。

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    2022年10月14日
  • 日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか

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    よく言われている内容をまとめた本。目から鱗という感じではない。資本主義社会の限界を説いた本も多い中では、やや浅めに見える。分かりやすくはある。

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    2022年07月10日