時雨沢恵一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
"何十キロ続いているのか分からないほどの、端が見えないほど長い長い砂浜だ。始まったばかりの夕暮れに照らされる砂の海岸線は、とても美しい。
「これが……、海……。これが……、これが……、これがっーー、うみーっ!」
フォトは海を見るのが生まれて初めてで、まあ、他の連中もそうだが、その光景に感極まって泣いていた。まあ、他の連中も泣いていたが。
フォトは自分のために、風景を撮りまくっていた。それから、
「錆びるから止めようぜ?」
「こんな景色の中で走らないなんて、ソウはそれでもモトラド?」
甲板から下ろされたオレは、硬く締まった砂の上を走らされた。"[p.151_助けに来た国]