カルロ・ゼンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
共和国を相手取るライン戦線での大勝と、それゆえに泥沼化していく大戦が描かれた3巻である。
この辺を読んでいると、やはり史実から採っているところが多くあるのだなと、そう感じるところはある。ド・ルーゴにロメールなどは、あちらの歴史に疎い自分でも元ネタがすぐさまわかるレベルであるのだし。
共和国から脱する勢力を食い止めることができず、対戦における憂患を除ききれなかったところで、すでに帝国の命数は決まった感がある。勢力図としては、まだ帝国と関係する勢力の存在は(大きなもので)二つ存在することを思えば、史実に詳しくなくとも、その未来が明るいものとは到底思われないだろう。
今回も星四つで評価して -
Posted by ブクログ
近代的魔法戦争物の第二弾である。
物語的にはかなり展開し、500ページ超(それも600ページ近いほど)の分量に相応しい程度の内実を揃えている。徐々に悪魔的な役割を果たし始めた主人公の行く先も気になるところだ。
ただ、全体的には、それでも話のテンポが悪い。単純に文章量が多すぎる。現代のライトノベルにおいて見られる悪弊だが、もっと省略できる部分があるし、簡素にできる表現も多い。
結局小説も文章表現であり、内容を伝えるための一手段・メディアである以上、シンプルさが望まれるところである。味わいと言うには、いま少し(ニュアンスにおいて)精確さを欠いているところも気になる。
とはいえ、引きと最 -
ネタバレ 購入済み
複雑
もうダメだ、メアリーの顔をみただけでイライラするようになってきた。既刊で帝国が破れることは知っているし、近代の史実どおりにことが進むんでしょう。それは理解するし、物語として帝国が無双して勝つエンディングを望んでいるとは言わない。ただ…あの女…ダメだ。なんで、なんで、敵役の中核が生粋の軍人ではなく、世間知らずの宗教バカなんだ…
敵や味方に無能がいることで主人公の有能さが際立つというのはよくある手法だとは思うが、それがライバルだとシーソーゲームが成立しないだろ!
今回は最後の紳士的な決闘シーンが良かっただけに、あの女の民間人への発砲が許せない。
悪魔だ悪魔だうるさいんだよ、おまえの方が悪魔だろ。
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無料版購入済み
無料で5巻まで読んだ感想
「幼女戦記」とタイトルにある通り、10歳そこそこの(オッサンが転生した)女性指揮官が部隊を率いて華々しい活躍をするというもの。
中身がオッサンだけあってか、内容に「少女らしさ」は皆無。
というか、「幼女」の設定すら必要ないのではないかと思う。
人目を惹きつけるために「幼女を主人公にしました」というだけだろう。
内容は非常にシリアスで、かつ現実的。
そもそも部隊が完全に第二次世界大戦と被っており、3巻あたりからは国名や都市名、地図なども現実とダブる。
このあたりがちょっとね、という感じ。
全く違う世界観なんだから、完全オリジナルですべきだったのではないだろうか?
ただし、主人公の「帝国」は