松井優征のレビュー一覧
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購入済み
ヒューマンドラマ
前作のようなミステリーというわけではないのに、この作者特有のぐっと引き寄せてくる何かを感じる。ストーリーとしてはギャグのように思えて実は感動系のヒューマンドラマだと思う。
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Posted by ブクログ
ネタバレ断捨離で処分するため再読。
4年前に読んだときとはまた感想が違ってきた。
中学生×暗殺という組み合わせを思いついた先生に脱帽。なおかつその枠組みを全21巻で綺麗にまとめたのが素晴らしい。
SFチックな漫画は割と好きなのだが、いつもラストがぶっ飛びすぎたり納得いかなかったりでエンディングが苦手だった。
だが暗殺教室は違った。
あきらかにスケールは規格外だし、SFに分類されるはずなのに、一歩引いて読むということがあまりなかった。
なぜかといえば、「中学生の成長」という誰しも共感し得るテーマを軸に作品ができているからだろう。
この漫画はSFの皮を被った青春漫画だ。教師と生徒の友情、教師によっ -
Posted by ブクログ
宇宙ステーションで殺せんせーを助ける方法を探そう計画。
満点の結果を持って帰ってきた渚&カルマ。しかし、人類の最先端で体張っている人帯の肝の太さときたら。仕事人のかっこよさです。
中学3年の3学期を迎えているE組の面々。進路に季節イベントにてんやわんやです。ただ暗殺期限が近づいてきてる中、今の状況は貴重な日常の時間なんでしょうね。
バレンタイン甘酸っぱいなぁ。クールなプロポーズもかっこいいなぁ。あんなに真剣に進路に向き合ってこなかったなぁ。やりたいことを見つけるより、やりたくないこと列挙して進路決めている気になってたなぁ。
一方、日常の裏側で静かに進行している大人の思惑。殺せんせーの暗殺期 -
Posted by ブクログ
殺せんせーの過去。初代死神が人体実験で触手生物になるまで。
ただtだ、非人道的実験のなれの果てが殺せんせーになったのでなくて、人間同士のふれあいがあったからこそ、自分自身の失敗があったからこそ、今の殺せんせーがあると気づいてしまいます。
暗殺のターゲットが、血肉を持った存在であるということ。超生物という人知を超えた存在だったから、ゲームクリアの感覚で挑んでこれた暗殺教室。
ターゲットとの間に、人と人との感情があふれたとき。その絆を自らの手で断ち切ることが、この暗殺教室のエンディングと実感させられたとき。
「殺す」という言葉の重みと、殺せんせーの思い出が、二重の鎖となって渚たちE組を縛ります。
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Posted by ブクログ
やっと全巻読み終えました。映画版の感想の時に、私は概ね以下のようなことを思いました。
「(略)これを書いているマクドナルドの隣の席で、やはりここに出てくるような落ちこぼれな学生が会話の中に「死ねよ」とか「殺す」とかの単語を使っていた。年寄りにはにわかに信じられないかもしれないが、いまや子供たちは日常的にそういう「言葉」に囲まれて生活しているのである。「保育園落ちた、政府死ね」と言葉に「刺激的な言葉」と感想を漏らす若者と年寄りとの間には実は大きな隔たりがあるのである。正にそういう世相だからこそ、こういう作品が成立したのである。
(略)しかし、1番フィーチャーされている主役の山田涼介のクライマ