石塚真一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
粒ぞろいの作品が揃った奇跡の巻。特に「形見」は最後まで描いてはないが、亡き父親の「山はいいぞ」という息子への無言のメッセージを感じさせて深い。
▼第0話/形見▼第1話/似た者同士▼第2話/意志の宴(うたげ)▼第3話/牧の山と空(1)▼第4話/牧の山と空(2)▼第5話/牧の山と空(3)▼第6話/雪のお宿(やど)▼第7話/花笠道中▼第8話/丼めし▼第9話/ふつうの女房
●主な登場人物/島崎三歩(海外の山々を登り、故郷に戻り民間の救助ボランティアをしている)、野田正人(長野県警の警察官。山岳救助隊チーフで、三歩の幼なじみ)、椎名久美(野田の部下で山は初心者。今ひとつ山を好きになれずにいる)、ザック -
購入済み
ありがとう
三歩の世界観にグイグイ引き込まれます。
彼の存在感の大きさは、胸いっぱいに広がるほどです。
まるで自分が山にいるかのような感覚にもなります。以前、遭難しかかってなんとか生還したものの、かなり紙一重だったことを思うと、すべてのストーリーが身に染みます。
そういう人、結構いるんじゃないでしょうか? -
ネタバレ 購入済み
どこにいても三歩は三歩だ
自分の登山を終えて、まるで長野にいた時みたいにスッと救助の姿勢に入ってる。彼はどこにいても健在なんだ。
この先をレビュー見て知ってしまってるから、今回は買わない。永遠にお気楽三歩のままでいて欲しいから。
※2度目。
16巻で三歩はナオタに帽子を預けた。
クミちゃんには荷物を。やっぱり先は読まない。
素敵な三歩が胸の中で生きてる。 -
購入済み
音にしたい気持ち
分かるなぁ!!
音楽って内面に表現したいものがある時に鳴ると思うから。
ひたすら音楽まみれだった時代に「表現したい気持ち」がなくて、音楽が鳴らなかったことを思い出した。
作者、すごいなー。 -
購入済み
ありがとう
だけど最後にこの4人が別れることを明記されちゃうのはビックリなんだ。
全ての巻の最後、作品の余韻が残ってるうちにいきなり現実に引き戻されてしまうかのような。
だから何度も読み直して飽きるくらいになってから読もうと、2巻以降の終わりは読んでなかった。
…のにうっかりこれは読んじゃった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ今回も面白かった!!
まずこのシチュエーションの設定のワクワク感が半端ない。
大たちのバンド、名前改め「Dai Miyamoto NUMBER FIVE」と、大のライバルであるアニー(アーネスト)のバンドが、ジャズを率いて、イギリス最大級のロックフェスのステージに立つのである。
「ブリティッシュ ロック」と言われるように、イギリスはロックの聖地だ。ビートルズもストーンズも、かつての三大ギタリストを生んだヤードバーズもみんなブリティッシュなのである。
今回のロックフェスの原点を彷彿させる、あのモンスターズ・オブ・ロック発祥の地もイギリスである。
ロックフェスは、ロッカーにとってはフェス -
購入済み
ライバル
あんまり嬉しくないけど時にはこういうこともあるのかな。
完璧なライバルの出現。
サムの、ラファエルは鍛えられるべきで大は負けの経験を積むべきという話が実現してしまうんじゃ?? -
購入済み
異文化の主張、ぶつかり合い
大はステレオタイプの日本人ではなく、もの言う日本人だ。
国籍なんか関係ない1人だ。
相手がどう思うのかを考えるより先に己に対してとことん誠実だ。
全力を常に出し切り続けるから、恐れずに言えることがあるんじゃないか?
チンタラしてる人間は太刀打ちできない強さがあるように感じる。
今、読んでることに感謝なのだ。 -
購入済み
作者…
あなたの心が素晴らしい演奏を紙上に編み出してるのか?
アツい想いがどんどん磁力を増していくよう。
本気で真剣な人は絶えず成果も引き寄せることを思い出させてくれている。
ありがとう! -
購入済み
音が心の中で鳴った
なんだかとってもいい感じに。
ひたむきに一流を目指す辺りが最高!
若い頃の正しい情熱の使い方っていう感じ。
彼を育てたお父さんも、師匠も、偏見がなくてとても良く。
冷たい東京だけど、お金ないとどうにもならない東京だけど、何か役に立つとご飯のようにお金が貰えるから、この先もがんばれ!
と。
帰京したばかりで暇こいてる自分にも喝っ