川上和人のレビュー一覧

  • 無人島、研究と冒険、半分半分。

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    もはや、冒険物語だと思います。そのうち、ドラゴンを捕まえるのではなかろうか。ドキュメンタリー映画にしてほしい。
    安定の、川上和人さん!この本はレイアウトにも凝っていて、全ページ楽しめます。自然や野鳥を学びたいとかだけでなく、本で緩みたい時にもお勧め。

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    2025年08月20日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

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     「鳥類学者の半分は、鳥類学ではできていない」のタイトルの意味は、果たして。

     1. 鳥類学者と名乗っている人の半分は、鳥類学はやっていない(成果は出していない)

     2. 鳥類学者と名乗っている人は、半分は鳥類学の仕事をしているが、残りの半分は学者の仕事ではないことをしている

     どちらも違っていて、著者は自分のことしか語っていない。「鳥類学者を名乗っている著者の半分は、鳥類学ではできていない」。

     その半分が面白い。小笠原諸島、西之島での調査研究。絶滅危惧種の保護や、自然環境保護へ。著者はこう書いている。「幸いにも自分には別の能力があることに気づいた。それは文章力と口車である。高度な分析ができなくとも、私は発見した事実を物語に仕立て、文章を紡ぐのが得意である。」

     前野ウルド浩太郎の「バッタを倒すぜアフリカで」と同じ匂いがする。

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    2025年08月09日
  • 鳥類学は、あなたのお役に立てますか?(新潮文庫)

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    なんだか古き良きブロガーの匂いがする、と思ったけれど、世代は割と上の方なんだな。

    とにかく、鳥の話と同じくらい、スルスルとお笑い要素が入っていて、不思議なリズムを刻んでいる。
    いい意味で、読みやすい。
    悪い意味で、本題が頭に入ってこない(笑)

    火山が噴火するような島での調査の難しさ。
    山の危険性を最近ひしひしと感じているので、滑落なんて言葉を見ると、ゾッとするのだけど、なんだか明るく進んでゆくのはなぜ。

    人間が場に入ることで環境が乱れる危険性もある。
    自身の行動が「絶滅」を進めることにも、救うことにもなる。

    けれど、それさえ、もっと大きな時間の流れから考えると、一過性のもの、でもある。
    何のための調査か。
    でも、「文化」としての科学があると思う。

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    2025年08月08日
  • 鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない

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    まず 冒頭のこんにゃくの話からしてすごいです!
    科学的に物を考えるというのはこういうことなのかって すごいくだらなくて面白いんですけども 感銘を受けます
    川上さんの本っていうのは やっぱりこういうネイチャー分野で 普段 触れられないような学識の高い人の話を 分かりやすいところまで下ろしてきてくれるっていうのがいいと思います
    読みやすい し 近づきやすい。そういうことで自然とか環境とかに意識を向ける人たちが増えてくれるといいなと思うので、こういう人の活躍はとってもありがたいなと思います
    ただ ご本人がすごい しゃべるのが好きなだけなのかもしれないですけど

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    2025年08月04日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

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    This is 鳥類学者の楽しい生活。

    周りに鳥が好きな人はいても、鳥類学者はなかなかいないに違いない。そんな皆様のために鳥類学者とはどんな者かを詳らかにするエッセイ。古今東西のネタを引っ張ってくる語り口についつい夢中になって読めば、いつのまにか鳥類学者が友だちにいたような気がしてくる。そして研究って面白いな! という気持ちになる。キョロちゃんの考察は声を出して笑いそうになった。大変高度なお遊びである。ほかにもリンゴジュースの裏切り、吸血鬼、回し車などインパクトのあるツカミから研究の日々へとつながる文章は次へ次へとページをめくる手を止めさせない。

    小笠原の島が噴火するのに一喜一憂する。なぜなら、島が誕生して生態系がどうなるのか観察するチャンスだから。鳥類学者とは名乗るが鳥だけを見ているのではなく、植物やほかの動物たちもひとつなぎで観察し、必要に応じて保護する。生態系という奇跡のバランスを知ることの大切さや喜びが詰まっている。鳥類が好きでたまらなかったから鳥類学者になったのではなく、ちょっとしたきっかけから鳥類学の道に踏み込んできた著者。受動的とはいえど目標を持って進む著者の姿は、ひとつの人生のモデルにもなりえる。

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    2025年07月28日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

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    ジョジョ、ガンダム、デビルマンネタなどが話に織り交ぜられていて、世代だったら余計面白く読めるんだろうなぁ。
    文章は個人的には‘文を読んでる’というより‘話を聞いてる’感覚に近かった。

    鳥について知らなかったことが書かれているのはもちろんのこと、カタツムリが植物でいう果実と種子のはたらきをしていることや鳥類学者なのに植物の話が多いのが驚きだった。

    鳥類学者という仕事の内面的なことまでわかると思う。

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    2025年06月30日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

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    挑戦的なタイトルが面白いだろうな、を予感させて読んでみる。

    文体が結構異質なのとちょいちょいある飛躍した調子が、わからない人も多かろうとヒヤヒヤしながら読み進む。

    2度訪問したことのある小笠原が多くのシーンの舞台だったが、私が行ったことのあるような人が住むエリアではなくて掛け値なしの原生林だったり、自然そのもののエリアなので、見てきたところは「整地された」自然だったのだなと思い返す。
    「美しい大自然」「母なる自然」のようなイメージは、自然の光の側面だけの綺麗事である、という行は、行ったものにしかわからない真理なのだろうと思った。
    生まれるものがあれば朽ちて行くものも同数あるのだ。

    学者はタフでなければ務まらない、を強く感じる本。

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    2025年04月07日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

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    バード川上の本。何年か前に聞いた子ども科学電話相談室でのダイナソー小林とのやりとりが好きすぎて興味を持った。

    失礼ながら鳥類学者って鳥だけ調べているのかと思ったら、植物にも虫にも長けてらして驚いた。自然を研究する人たちは幅広い生態系の知識が必要なのね。
    そして表題とのギャップ。なんだ鳥オタクじゃんという。オタクも推しだけじゃなくて、推しを取り巻く全てのことを知りたくなるもんね。分かる(?)。

    キョロちゃんの考察でワクワクしたり、耳の中に(自己規制)が入った話でゾワゾワしたり、フィールドワークの話が沢山詰め込まれてて面白かった!

    次はダイナソー小林読むぞ!

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    2025年03月15日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

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    面白おかしく描かれているけれど、チョコボールのキョロちゃんの生態についてまで考察(こじつけ?)できてしまう、鳥類学者ってすごい!

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    2025年03月03日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

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    ラジオの子ども科学電話相談で軽快な語り口を披露した、バード川上こと川上和人さんの本。
    ダイナソー小林(快次教授)と並ぶ、界隈の二大アイドルの片翼・川上さんであります。

    その川上さんの本が面白い、というのは、この数年きいていたけど、なかなか機会がなかった。
    ようやく機会を得て本書を手に取った。

    不思議なタイトルだけど、中もけっこうすごい。
    サブカル例え話は私には半分ほどしか分からず。
    バッタを倒したウルド前野さんとか、土屋さん(哲学屋さん)の本を思い出した。

    もう少し学術話が見たかった気もするけど、これは一般人向けに敷居を低くした入門書なのかも。

    読み終わると、カールが食べたくなった気がします。
    うちは西日本なのでまあいつでも食べられるわけですが。
    そんな特権階級だったことを思い出させてもらいました。笑

    余談
    哺乳類はもともと夜行性だから、地味な色の生き物が多いとのこと。へーへーへー。

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    2025年04月17日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

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    独特のノリの文章のお陰で、楽しみながら各項を読めました。島への上陸や調査はロマンというのか?とにかく読んでてワクワクしました。キョロちゃん考察も面白かったです。

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    2024年12月30日
  • 鳥肉以上,鳥学未満. Human Chicken Interface

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    題名にある通り、鶏肉の各部位を話の導入として、主に鳥の筋肉や骨格について解説していくというもの。内容は興味深いものが多く、知識が増えて嬉しい。例えば、鶏肉は薄いピンク色だが鴨は赤色、この両者の違いは如何に?など。普段何気なく食べている部位も割と重要な役割を担っていたりと、これから鶏肉を食べる時意識することが増えそうな本であった。

     著者の癖なのかわからないが、洒落た言い回し風の文章が多すぎて鼻につく。慣れれば気にならないが、最初の30ページぐらいはかなり読みづらかった。世代の違いからか、比喩もわかりにくい部分がある。しかし、知識量には脱帽。

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    2024年12月05日
  • 鳥肉以上,鳥学未満. Human Chicken Interface

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    (相変わらず)不思議な本。ムヅカシイことを、わかりやすく伝えようとしているのだが、偏り激しい(これも、いつものことだが)
    嗚呼疲れた

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    2024年05月01日
  • 無人島、研究と冒険、半分半分。

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    鳥類学者のフィールドワークを面白おかしく描いた本。本当は、もっとアカデミックでキツいだろうが、多くの人に興味持ってもらうためか楽しそうに書かれてる。無人島生活も経験したいなぁと一瞬頭をよぎった。

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    2024年03月12日
  • 無人島、研究と冒険、半分半分。

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    内容以前に、ものすごく読みにくい。
    著者の責任ではないと思うが、目次のフォントはまる文字を模した手書き風だし、余白には無駄なペン書きの着色線画が描かれている。
    それがパラパラ漫画になってようがなんだろうが、書籍を読むということは文字を読むのであって、余白のうるささやふざけたフォントに読みにくくされるのは迷惑である。

    内容はとても興味深い。
    文章であればすっと頭に入ってきそうな内容が、まるでそこで面白い先生の話を聞いているように、口語である。
    学校の講義であれば、難しい話をくだけた口調で冗談を交えながら行なっていただくのはとても結構なことであろうが、書籍としては好き嫌いがあると思う。

    扱っている内容は面白い。
    書かれているエピソードもそれなりに面白い。
    ちゃんとした本なのに、研究と冒険と冗談の三位一体に思えた。

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    2024年01月29日
  • 無人島、研究と冒険、半分半分。

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    本当の無人島は、過酷なところなんだと想像できる。そんな過酷な状況に身を置くのは、好きじゃないとできない。ワクワクしたい、ワクワクを探したい。そんな気持ちにさせてくれるかもしれない。

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    2024年01月05日
  • 無人島、研究と冒険、半分半分。

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    《色んな意味でドラマチック》
    人の手が殆ど入っていない南硫黄島の研究調査の過程を著者なりに面白くした本。(もちろん、著者もしっかりした鳥類研究者。)調査期間の島での生活の苦労も分かり、読んでて面白い。(著者のギャグがどこまで本当が分からないが。)

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    2023年12月26日
  • 無人島、研究と冒険、半分半分。

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    環境保全のための調査が、少なからず環境に影響を与えてしまう、というジレンマを抱えながらそれでも長い目でプラスの成果をもたらそうとする姿勢が良かった。
    もう少し冒険の要素が多いほうがエンタメ作品としては面白かったかも。

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    2023年11月05日
  • 無人島、研究と冒険、半分半分。

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    小笠原諸島にある南硫黄島を七転八倒、抱腹絶倒、紆余曲折しながらも研究者目線で調査するお話し。

    耳慣れない島での生活を送るためには、用意周到な準備が重要であることは元より、調査に必要なアイテム類をどのように扱うかなどなど面白おかしく書かれていて、他には類を見ない一冊なのかなと感じた。

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    2023年10月06日
  • 鳥肉以上,鳥学未満. Human Chicken Interface

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    鳥の体の構造や進化の過程にはあまり関心が無いんだけれども…。そういうわたしでも楽しく読ませてもらいました。

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    2023年06月02日