河合克敏のレビュー一覧
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前巻で、笠置亜紀子先生に断られてしまった鈴里高校の部員達だが、三浦清風先生の教え子の中でも一、二を争う実力と言われる縁(ゆかり)のおばあちゃんにお願いし、いよいよ本格的にひらがなを学ぶことになる。
ひらがなの成り立ちや蘊蓄が丁寧に語られていて面白い。なかでも、いろは歌と折り句、赤穂浪士のくだりには感心しきり。日本語の奥深さを改めて知る。やっぱ日本人ってすげーや!自国の文化にもっと自信持っていいな。今回も縁の恋は全く進展していないが、そろそろ一波乱ありそう!
次回は、鈴里高校VS鵠沼高校「かな対決」最終決着!
縁のおばあちゃんがキュートである。 -
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ドラマからのポロロッカじゃないよ。
文化部ドラマなのに、「全国のライバル登場」のノリが帯ギュと一緒だ(笑)
あと、望月さんの「別の分野ではツワモノなのに!」っていう余裕あるダメっぷりが好き。
こういう成長ものの主人公って、未熟である必要があるじゃないですか。未熟っつーか端的に「下手くそ」ってゆーか。
でも、今どきの読者は単に未熟な主人公にはついてきてくれないんじゃないの?実は天才だったり、才能があったりしないと。
その点この望月さんってうまいこと考えたなーと思うの。ド素人で未熟者で、強豪校には鼻で笑われたりするんだけど、この子実はスゴイ子なのよって。 -
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だんだん河合克敏らしさというか、薄〜い恋愛模様が浮き出て来ました。そして、ヒロインに次々訪れる「イケメン書道生との出会い」(笑)
ちょっと、縁が可哀想なんですけど〜〜(苦笑)
地味にスキル上げててってるけど、まだまだ彼がみんなに「おお〜☆」って言われる日は遠いかなぁ。
んでも、恋愛よりもメインテーマを大事にする(しすぎる)作者なだけに、書の道はどんどん深くなっています。あー、マヂで読んでると習字したたくなるよ、習字!!
祖母とその同門生との、時を超えた「しがらみ」も発覚したし、今後の流れが気になるトコで続き……ああ、早よ読みたいよーう。 -
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書道部員たちによる、どこまでもゆるい文化系青春コメディも第5巻。
NHKでドラマ化もされるそうで、んー、どこまでマンガのゆるさを出してくれるのか楽しみです。
この巻では、掲載雑誌休刊の影響か尻切れ感のあった夏のイベント話が補完された。スッキリスッキリ。
書道部なのに、甲子園があって。
書道部なのに、他県の強豪校の生徒が顔出ししだしちゃって。
書道部同士で他校の生徒が顔合わすって、なかなか普通はないだろう。
別に会ったところで戦いが始まるわけでもないし。
まあ題材は書道とは言え、部員の中には血気盛んな奴がいることはいる。
でも肝心の主人公がとことん、ゆる〜〜〜い。そこがいい。
三輪ちゃんと -
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高校柔道漫画。柔道:青春(?):ギャグ=5:1:4(たぶん)。
ギャグと言っても、あからさまというよりは明るいノリツッコミみたいな・・・。とりあえず、スポ根もののはずなのに自然に笑わせてくれました。
スポーツものは、試合展開中のページをパラパラ飛ばして読む(おそらく描くのは大変だろうに)のが癖である私も、何故かきっちり読んでしまったくらい、試合と周囲の様子がうまく盛り込まれています。
素直に笑えるスポーツ漫画。
コミックの方では表紙カバー折り返しのところに漫画があって、それが非常に面白かったんですが、文庫版になって、アレ、どうなったでしょう。 -
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カナダからの帰国子女、主人公・大江縁は私立鈴里高校に入学したての高校一年生。
入学して1週間、日本の学生生活にうまく馴染めずに悩んでいた縁だが、雑用で訪れた廃部寸前の書道部に成り行きで入部することに...
同じくある事件をきっかけに入部した女子柔道部のホープ・望月結希と共に、書道初心者の2人が部の先輩に教わりながら日々精進していく。
学園コメディは多いが、本作は書道という珍しいテーマ。技術・知識を織り交ぜつつも、明るいコメディタッチでわかりやすく描かれているので非常に読みやすいです。
書道経験者はもちろん、自分のようなド素人にもオススメします!
作中に登場する作品を募集しているそうなので、