中原圭介のレビュー一覧
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中原 圭介
1970年、茨城県生まれ。慶應義塾大学卒業後、金融機関や官公庁を経て、現在は経営・金融 のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。大手企業・金融機関への助言・提案を行う傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・経済教育の普及に努めている。「総合科学研究機構」の特任研究員も兼ねる。近著に『AI×人口減少』(東洋経済新報社)、『日本の国難』 (講談社現代新書)などがある。ヤフーで「経済の視点から日本の将来を考える」、マネー現代(現代ビジネス)で「経済ニュースの正しい読み方」を好評連載中。
しかしながら、これからどれ -
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■大量消費社会は今や終焉に向かい、今後は少量多品種生産に向かいつつある。人々の多様化する価値観に合わせながら矢継ぎ早に新しい商品やサービスを生み出していかなければならない昨今、同じ会社内で同じように育てられ同じ知識と経験しか持たない会社員などほとんど役にたたない。
■るーるどおりに働いている仕事のおよそ半分はなくなる。
■新卒社員をはじめ若い世代が心掛けるべきは転職社会に身を置いていることを自覚して、一つの会社内のみで通用するスキルではなく社外でも評価されるスキルを身につけること。
■雇用は中途採用が標準になる背景
①世界でビジネスモデルの変化が目まぐるしい中、新卒の社員を時間をかけて育ててい -
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世界を視野に経済を説明する、グローバル時代のエコノミスト ようやく巡り会えた
異常な金融緩和が世界経済を好況にしているが、積み上がる債務は持続可能ではない現実
世界経済は、米国の消費拡大、それはローン急増による クルマ・クレジット・学生
中国の対米輸出拡大 世界からの輸入拡大 日本もこの恩恵
米国経済好転のツィンクル効果が実現している
問題は米国経済・中国経済の拡大が持続可能なのかどうか
中国経済は巨額な民間債務の処理ができるかどうか、90年代の日本のようなへまはしない
日本経済も巨額な公的債務問題は大きくのしかかる 若者を萎縮させる最大の課題
1.世界金融危機の再来
積み上がる金融債務 -
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自分の読書の範囲が本当に狭い。95%が技術書。残りの5%は話題になった本。
技術書も範囲が狭い。フロントエンドとサーバー関連の本だけ。
これから、いろいろなジャンルの本と新聞をたくさん読んでインプットする情報量を増やしたいと思う。
それに加えて、インプットした情報の背景、影響、結びつきを考えて、分析して、自分なりの結論を出したり、新しいアディアや改善策を考えたり、いろんな人と意見交換を通じて、アウトプット量も増やしたい。
これを根気強く繰り返せば、インプットとアウトプットの質が徐々に良くなるはず。つまり、視野が広くなって、物事の本質を見極めるための洞察力が鍛えられる。
TOEICのスコアが9 -
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前半でのエネルギーコスト低下によるアメリカ経済の優位性から、中盤ではデフレでも成長できるという主張にはいるが、世に蔓延るデフレ=悪という風潮への攻撃に妙に熱が入っているように思える。
それはそれとして、内容は非常に論理的であり、まさしく筆者の見通すとおりに世の中が動いて行きそうな気もするが、この本で触れられていないファクターもある。例えば、エネルギーコスト低下で損をするプレイヤーがいて彼らが政策に大きな影響を持つことと、エネルギーコスト低下によって環境破壊に拍車がかかる可能性など。これらがどのように今後の展開に影響してくるのか、見極めたいと思った。 -
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現在は自動車部品関連、以前は石油会社に勤務していたこともあり、将来の自動車やエネルギーについて興味があります。
現在アメリカで進行中の「シェールガス革命」や、日本で実用化にむけた「メタンハイドレード」について、私はこの本の著者である中原氏と長谷川氏から多くの情報を得ています。
今回の本で両氏の完全な差異が見られたのは、メタンハイドレードの将来性に関する見解でした。長谷川氏は2018年より実用化が早まるとする一方で、中原氏は現在の技術では無理だろうとしています。
その根拠は、ハイドレードを採取する際に同時に吸い込んでしまう「砂」を処理できないと、かなり現場の取材をしたからわかるような内容も -
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・バタフライ効果
どこかで蝶がはばたくと、どこかの国のぞうが倒れる。みたいな話。
ウオールストリート経済とメインストリート経済。経済の中核を担っているのは、中小企業。なぜなら、中小企業が雇用の大半を担っているから。経済の実情をみるには、中小企業を見なければならない。
シェールガス。今後のアメリカは石油社会からガス社会へシフトする?
EU本来の目的はWW2以降の平和維持。欧州の歴史は争いの歴史。その長く深い歴史は、EUを継続に導く?ドイツが牽引しているが、そのドイツがWW2の敗戦国でありところに、歴史の奥深さと、単純に面白さを感じた。
資本主義の本質。
日本人の「足るを知る」という美徳は欧米に -
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日本から定年が消滅する。他国に比べて平均寿命が高いのに、年金受給は他国よりも早いため、それだけ国の負担になっている。さらには働く世代も減少傾向にあるため、どう考えても高齢者に働いてもらう+年金受給年の引き上げがないと日本は潰れてしまう。
では高齢者が働く場を得るためには、自身が希少な存在でないといけない。それはなにもトップレベルの知識や技術を持てということではなく、複数のスキルを保持することで掛け算方式で希少な存在になり得るのである。
また、今後若年層もスキルがないと仕事がないということが十二分に考えられるため、思考力が極めて重要になってくる。しかしそれはITの進化の代償に失われているとされる