中原圭介のレビュー一覧

  • 2025年の世界予測

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    奴隷を連れてきて、安い賃金で大いに働かせて富を生み出したローマ帝国でしたが、版図を広げ過ぎて奴隷の供給が先細りになるとともに、その繁栄は急速に失われていったのでした 人々の幸福度を測るには、物価を考慮に入れた一人当たりの実質所得を見ていくほうが大切です 第一のイノベーションは、シェール革命。第二のイノベーションは、自動車の省エネ技術の発達 中国、インド、ロシア、ブラジルなどの大都市では、深刻な大気汚染が進み、健康に暮らせる状況ではなくなっている 圧倒的に安い天然ガスが日本にやってくる 2025年に日本と欧州は水素大国になる 大阪ガスは水蒸気とガスを反応させて水素ガスを取り出す触媒の開発で世界に

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    2016年03月31日
  • 石油とマネーの新・世界覇権図

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    7世紀にアラブ人が支配したウマイヤ朝は異教徒に重税を課したため、征服されたペルシア人はイスラム教に改宗したが、反体制派のシーア派を選んだ。改宗した非アラブ系のマワーリーは重税を強要されたため、シーア派による反政府運動によってウマイヤ朝は倒されてアッバース朝が成立した。

    イギリスから独立したエジプトでは、軍部が王政を打倒し、1956年に第2代大統領に就任したナセルは、汎アラブ主義を提唱し、アラブ人が国境を越えて連帯することを訴えてイスラエルと対立した。イスラエルと隣接する他の国々でも、中東戦争が繰り返されたことによって軍が肥大化して権力を握り、ナセルを真似て独裁的な手法を用いるようになった。

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    2018年10月31日
  • 格差大国アメリカを追う日本のゆくえ

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    ☆☆☆☆
    外を見つめれば、現在の覇権国アメリカ、時間軸を据えて歴史を見つめれば、ギリシャ、ローマ、中国の唐といった国家が衰退していった大きな要因に、中間層の衰退があった。
    ピケティの『21世紀の資本』が読まれた一昨年から昨年、‘中間層’という耳慣れない言葉がその、理解を妨げていたようにも思える。
    だが、こうやって様々なステージの上にこの言葉をのせ、自らもこの‘中間層’の一部だとシミジミと実感すると、この言葉が実態を伴って感じられてくる。
    そして、日本という国が、欧米とは異なる雇用文化を持っていた故に、格差の拡大が急拡大しないで来られたという件は、この特異な‘中間層’という感覚を私にもたら

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    2016年01月10日
  • 中原圭介の経済はこう動く〔2016年版〕

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    来年は円高とする筆者。

    第4章の日本の現状については強く同意。にほんの今をちゃんと見ずしてバカみたいにインフレを追いかけるのはやめるべし。

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    2015年12月01日
  • 中原圭介の経済はこう動く〔2016年版〕

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     中原圭介氏の近著の中で一番まとまっている。
    各国の2016年以降の経済状況を予測。
    米国の利上げで唯一経済状況の良いアメリカも、経済状況が悪化する。ヨーロッパ、中国、新興国ももちろん状況悪化。
     それにつられて日本も株安となると予測。
    2016年以降、世界的に世界の実体経済が大いに減速する可能性が高いと予測。
     

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    2015年11月20日
  • 石油とマネーの新・世界覇権図

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    1.アメリカとイランの和解で世界情勢は、大きく変わる
    2.イランの制裁解除は、シエール革命並みのインパクト
    3.原油価格が安くなると資源価格、農作物の価格が安く
      なる
    4.先進国は、インフレ率が0に経済成長は加速するが
      途上国、新興国は成長が見込めなくなる

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    2015年11月20日
  • 格差大国アメリカを追う日本のゆくえ

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    現在の世界経済を的確に捉えている本。
     途中、古代西洋史を中間層の視点から振り返っている部分は、背景知識がないと読みづらいと思う。

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    2015年05月05日
  • 2025年の世界予測

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    主にエネルギーの観点から将来について書いています。
    エネルギーの進展によりあらゆるコストが下がり、給料が下がっても豊かな生活ができるというシナリオ。
    エネルギーはインパクトの大きな要素なので、すごく勉強になりました。

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    2014年08月16日
  • 2025年の世界予測

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    帯を見る限り、これまでの予測とは違う内容が記されている模様。さらに言うと「世界予測」と謳っているけど、日本のことにもしっかり触れている。

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    2014年08月18日
  • シェール革命後の世界勢力図

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    シェールガス・オイルの発掘方法が開発されて、アメリカが資源大国となることで、その製品ができること中東からの石油の輸入がなくなることが、中東、EU、資源大国ロシア、経済成長が見込めない中国などを絡めて世界勢力図が変わるだろうということを予想している本。

    アメリカに資源があるということは、アメリカが資源国になることになり、その上ではアメリカの復権、それによる日本の復調なども考えられる。今までは、「化石燃料=石油(一部 天然ガス)」という考えであったが、これからは脱石油社会となりガス社会になることも考えられる。

    本書ではデフレになる理由、そしてデフレが経済成長にとって悪くないことも含めて、経済的

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    2013年07月28日
  • これから世界で起こること 正しく時代を読むためのヒント

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    不況が長引くという予測、その根拠はとても説得力があった。足ることを知り、同時に自分を高めることの重要性を再認識。ただ、ネットを情報源とすることを批判し、新聞の薦め、アナログ人間が強いと論じる部分は認識が数年遅れていると自分には思えた。

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    2013年01月30日
  • 日本経済大消失 生き残りと復活の新戦略

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    歴史を踏まえた視点と、僕みたいな素人にもわかりやすい語り口が好きだ。タイトルと表紙が軽薄な点が惜しい。

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    2012年12月15日
  • 2013年大暴落後の日本経済

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    日本は破綻する、しないの話をよく耳にするようになった。
    筆者は破綻派かと思いきや違う。

    このままだと破綻する。だから消費税を大幅にあげ、年金の削減を思い切ってと主張している。

    とにかく先送りはもうやめにしないといけない。

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    2012年11月05日
  • これから世界で起こること 正しく時代を読むためのヒント

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    金融のコンサルタントの著者が、現在の世界経済問題を平易な言葉で解説してくれている。マネーが過剰となり、実体経済ではなく、金融経済が幅をきかせていることや、経済学や資本主義の限界があることなど。そして、まともな経済感覚を身につけることを勧めている。仕事に専念し、自己投資を怠らず、求められる人間たれ、という主張は常識的な内容だと思う。

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    2012年10月10日
  • これから世界で起こること 正しく時代を読むためのヒント

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    昨年の震災以降、世の中が劇的に変わった。今までの価値観や経済の常識を見つめ直す必要があり、世界の経済状況と今後の行く末を知るにはこの本はシンプルにまとまっていていいと思う。自分と価値観が近いのでとても共感。若手のビジネスパーソンは読むべき。

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    2012年09月15日
  • これから世界で起こること 正しく時代を読むためのヒント

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    経済予測の精度が高いエコノミストが、今後の世界経済とそこから導き出される今後の我々の生き方にまで言及した作品。

    先進国の金融緩和による金融資産の増加に加え、新興国の成長鈍化による金利引き下げからのマネー流出により、ばぶるは再び繰り返されると予測しているが、かなりの確率でこれは起こるのだと思う。

    「その日」に備えてできる準備に尽力したい。

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    2012年09月01日
  • 2013年大暴落後の日本経済

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    タイトルは扇情的だけど、中身はクール。そういう本が続いてるな・・・
    理路はクリアで、読みやすい。EUの経済危機の読み方とその後日本が狙われる流れがわかる。
    素人なので論旨の正しさまでは検証できないので☆4つ。

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    2012年02月09日
  • 2013年大暴落後の日本経済

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    中原圭介:金融・経営コンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」エコノミスト兼ファイナンシャルプランナー。
    初版:2011年11月。245ページ。

    文章が平易で、難しいことが書いてないので、非常に理解しやすい。
    タイトルが「大暴落後の日本経済」とあるので、悲惨な社会の状況を列挙したようなことが書かれた本かと思っていたが、
    その逆で、むしろ、そうならないようにするためには、という視点で書かれている。

    「2011年の貿易収支が、31年ぶりに赤字に転落」というニュースを受けて円安に触れ始めた本日としては、
    筆者の予想よりも、事態は早く進行していると思わずにはいられない。

    指摘され

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    2012年01月25日
  • 2013年大暴落後の日本経済

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    日本の現状と今後の予測、対応など
    とても勉強になりました。

    最悪の道を歩まないように、国民も
    勉強し、正しい選択ができるように
    ならないといけないです。

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    2012年01月21日
  • 2013年大暴落後の日本経済

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    『第1章 欧州財政危機の未来』
    ・OECD加盟国の年金所得代替率ランキング。①ルクセンブルグ101.9%、③ギリシャ84.0%、⑰日本50.3%。
    ・OECD加盟国の公的債務残高。日本218%、ギリシャ160%。
    ・経常赤字比率(対GDP比)ワーストランキング。①ギリシャ-10.43%、③ポルトガル-9.71%。
    ・国際の海外投資家依存率。日本1割以下、ギリシャ7割、ポルトガルとアイルランド8割、スペイン5割、イタリア4割。
    ・統一通貨のユーロには、ユーロ域内の国々の経済格差を拡大させる悪い仕組みが内包されています。経済競争力の強い国では為替レートが割安になる。ドイツやオランダの経常黒字はユー

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    2012年01月16日