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本書は、2020年の東京オリンピック以降の日本経済や国民生活がどうなっているのかについて、日本の企業や雇用、賃金にスポットをあてながら、冷静に述べたものです。2020年前後から世界経済の大きな流れが変わるなか、少子高齢化が世界でいち早く進む日本は、ITやAIといった技術革新によって本当に国民生活を豊かにできるのか――。経済の常識がはらんだ根本的な誤りも含めて説明していきたいと思います。
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Posted by ブクログ
日本企業、ひいては日本全体がここまで凋落したメカニズムを、特に雇用•賃金の面から論じており、今後の地方財政への話とスムーズに繋がっている内容でした。
世界を視野に経済を説明する、グローバル時代のエコノミスト ようやく巡り会えた 異常な金融緩和が世界経済を好況にしているが、積み上がる債務は持続可能ではない現実 世界経済は、米国の消費拡大、それはローン急増による クルマ・クレジット・学生 中国の対米輸出拡大 世界からの輸入拡大 日本もこの恩恵 米国経...続きを読む済好転のツィンクル効果が実現している 問題は米国経済・中国経済の拡大が持続可能なのかどうか 中国経済は巨額な民間債務の処理ができるかどうか、90年代の日本のようなへまはしない 日本経済も巨額な公的債務問題は大きくのしかかる 若者を萎縮させる最大の課題 1.世界金融危機の再来 積み上がる金融債務は持続不可能 しかし専門家はそれを指摘しない リーマンを上回る家計債務 人々の実質賃金を引き下げたアベノミクス 2.人口減少問題の先送り 出生率 1.26(05年) 1.44(16年) cf 結婚率50%では、子ども4人産まなければ 生産年齢人口 95年8,700万人 15年7,600万人 Δ1,100万人
特に印象に残ったのは、将来的にはAI+ロボット化の進展により、医者さえも淘汰の対象になるという点。第四次産業革命がそれ以前の技術革命とは異なり、労働者を必要としないという事は、ほかの文献でも見聞きしていた。しかし、医者まで淘汰されるとは、盲点だった。 人が人(生身の労働者)を必要としない、そんな...続きを読む時代が益々進んでいく。
2018年刊行の、経済評論家による近未来予想図。 人口減、少子化、見せかけの経済成長、その裏での債務財政悪化、技術革新と社会の変容(脱炭素と車、AI) 等々、正直日本に明るい未来はあんまり見えない… けど日本に限った話でもなく、欧米もアジアも発展途上国もどれも明るい未来があるとも思えない。グロー...続きを読むバル化のおかげで金融破綻も環境破壊も世界は一蓮托生。 技術が進めばみんな豊かに幸せになるはずだった未来物語は一体どこに?ディストピアが口を開けて待っている? 良い物、良い考え、良い未来像があったとしても、今のままでいいとする惰性慣性がどうしても働くのでなかなかサクッと変化は起こらない。 中原氏は現政権には歯に衣着せぬ態度で断罪するし金融分析の専門家として、数値やバランスを冷徹に判断する。 唯一中原氏が前向きな希望として例に挙げるのは、創業地石川県に本拠を広げ、社員の生活と地域社会の幸福な発展を目指すコマツである。 個人的にも、日本はかつての藩くらいのサイズでの行政、経済を構築した方が国民は幸せになれるのではないか?と感じている。
文字通り、日本の今後を見据えた一冊。 冷静に現状分析をし、基本的には悲観的ながらも、その中で解決策を見出す姿勢は勉強になった。
世界と日本のここ20年ぐらいの経済分析、これからやってくる数年~十年ぐらいの経済状況と、数十年にわたっての日本の未来の予測、その対策について冷静に述べられています。特に、雇用や所得に対してAIとITの組合せがもたらしてきた、そして今後もたらすだろう影響について警鐘が鳴らされています。これからはAIや...続きを読むITの組合せによる「労働生産性の向上」が労働者の「賃金」を上げずに「株価」を上げるだけだ、という指摘は鋭いと感じた。日本の人口についてはほぼ計算通りに動くのであって、多少の変動はあっても、数十年規模の長いスパンではここで述べられている通りになりそうだし、止めることはできない。それに対する著者の提言は、環境問題に対する炭素税のような”「AI」への課税”や、「コマツ」を見習った大企業の本社機能の地方移転による出生率の引き上げというもの。東京圏に住む女性の出生率は低くなっているので、若者が東京に吸い取られていてはどう頑張っても出生率は下がるようです。どちらも時間稼ぎであるが、何とか変化をゆっくりにして、その間に人間側が対応して不幸を解消できるようにしていくしかなさそうです。その後にはベーシックインカムなども目標にすべきかもしれない。
自分が抱いていた疑問にマッチしていた。 お金をジャブジャブにしたらお金の価値は下がるだけで、株価が上がっても儲けるのは資産家だけ。トリクルダウンなんて起きないことはもう明らか。なのにまだリフレをやってるなんて理解不能。 社会的にも格差が広がって不寛容社会、〇〇ファースト、になってきたのではないか。 ...続きを読むそういえば、最近、手取り減ったような気がしてたが、やっぱりそうなんですね。実質賃金、可処分所得は上がってないんですね。 危機をしっかりと共有することが必要ですね。コマツさんの取組みは一縷の光だと感じました。
AI同士が会話して、工場を運営するようになる。 航空機エンジンや医療機器にAIを搭載する。 インダストリー4.0=AIによる工場自動化で、製造業の労働者が不要になる。 銀行生保損保もAIで人員削減可能。 流通、小売の無人化。 弁護士公認会計士などの専門職、医師も代替できる。 手術ロボット「ダヴィンチ...続きを読む」 人手不足より、AIによる失業が早い可能性がある。 第2次産業革命は、産業集積を必要としていたため、大量の雇用を生み出した。設備の更新も必要だった。 第4次産業革命は、既存の産業だけでなく雇用も破壊している。 購買力平価には、代替できない非貿易財が入る消費者物価指数より、企業物価指数のほうが適当。 ギグエコノミー=請負エコノミー=ギグとは、バンド一夜限りの演奏のこと=単発の仕事。 コマツのほうな地方重視の会社。広がらないのは、海外移転に目が向いているから。 秋田県の国際教養大学は卒業が難しい。 ITの技術革新では、ひと握りの人々だけが高額な収入を得る仕組み。=経済成長に比べて、実質賃金の伸びが少ない。 今の技術革新の問題は、雇用情勢が悪化するジレンマを解決できない点。 生産性が上がって賃金が上がらず、株価だけが上がる。 AI、ロボットへの課税。
2020-6 金融緩和で経済成長するにはいろんな条件があり、今は投資する先が見当たらず不動産やリスクマネーがバブルになっている、というのはよくわかる話。AI、IT の活用が非労働集約のデジタル企業に利する一方、雇用を産み出さず、格差を拡大させている。かといって労働集約型産業に戻る選択肢はないわけで特...続きを読むに人口が減っていく一方の先進国のソフトランディングな行末がなかなか見えない、とそんなに特別な話はしていないけど危機感は正しく煽られます。
金融緩和、債務問題、労働数と上場企業株価は比例しない、といった現在の世界経済を整理するのには良かった。 結局、技術革命により労働集約型ビジネスに株式市場は興味がなく、少数の人数で利益をつくる企業に魅力を感じる。Nが利くビジネス。 結果、特定の人が儲かるシステムなのだと改めて感じる。 一方で、人口増加...続きを読む=経済発展という常識はまだ健在していると感じるが、これも結局は、特定のステークホルダーにお金が集まる。自分で稼ぐ以外の方法も、結局はそういった企業に投資して利益を分けてもらったほうが、資本主義の時代には理にかなっている。。。
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日本の国難 2020年からの賃金・雇用・企業
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中原圭介
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