松井孝典のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
あるサイトで紹介されていたのを見て興味を持ち読むことにしました。
これは、宇宙の誕生から、人類が誕生し、今の環境に至ったポイントを、12の偶然としてまとめられています。
ジュニア新書ということで、もう少し簡単な内容を想像していましたが、表現は柔らかいものの、なかなか読み応えがあったと思います。
私自身、この手の話は詳しくないので、非常に楽しく読めた気がします。
今のこの社会が生まれたのは、本当に多くの偶然が重なった結果だということが分かります。ただ単に、太陽との距離だけで成立したものではないということ、例えば、月や木星・土星の存在が非常に大きかったこと、などを知ると非常に不思議で奇跡的なことだと感じます。
この広い宇宙では、地球のような偶然とも言える存在の星がどこかにあるのかもしれません。もしそうだとしても、今こうやって生活できるのも、ものすごい確率で存在しているのだと思うと、小さな悩みなどは、吹っ飛んでしまいそうです。
そんな地球にいる私たちは、その奇跡的な偶然を噛み締めて生きていく必要があるのではないでしょうか。
<この本から得られた気づきとアクション>
・地球の成り立ちは全ての人が知るべきだ。そうすれば、環境の問題にも真剣に取り組めるし、自分も含め、命の大切さもより自覚できるような気がする。
・これまでの地球の歴史を見るように、地球上の生物は大絶滅を繰り返し、いずれこの地球も消滅してしまうかもしれない。そのことをしっかり心に刻みたい。
<目次>
第1章 この宇宙が誕生した不思議
第2章 生命を守り育てた太陽系
第3章 地球を変えた月
第4章 地球に起きたさまざまな偶然
第5章 不思議な液体「水」
第6章 地球の生命に起きたできごと
第7章 文明誕生を後押しした気候
第8章 人類が誕生した「偶然」について考える -
Posted by ブクログ
『地球を俯瞰すれば人間が分かる』という帯の言葉に惹かれた。
内容は...今までにない視点で面白かった...んだけど。後半が分かりにくい。文系の私には科学的な考察は難しいらしい。
最初の方は参考になることが書かれてました。人間というものの見方をどうするか、という話がメイン。『外から見ることで自分のことを知ることができる』。これ。この本では、いわゆる人類とはなにで、地球とはなにで、というのを解いてるわけだけど、こういうのは案外単なる個人である自分の自己分析に使えるよね。
後半の私が理解できなかったあたり...は、自分に応用できるところが無さそうだから、あまり興味が持てないのだろうな。
自分をもう少し外側から見てみるかな。うーん。やっぱりナルシストなのかしら。自分研究大好きっぽいね(笑) -
Posted by ブクログ
相当に面白い本である。
人類が滅亡した後の地球生態系の変化を科学的に類推し、そこに生息する生物達に名前をつけて生態を記述するという試みは、それがどれほど科学的に疑問符がつく試みであったとしても面白い。
個人的には、空を飛ぶ魚、昆虫に飼育される最後の哺乳類といった辺りも印象に残ったが、2億年後に地上を闊歩する知的生命体がとして、イカの子孫があげられたのが、印象深い。
すごく好きな小説である山田正紀さんの「宝石泥棒」で、人類滅亡後の地球の支配者としてタコ の子孫が描かれていたのを思い出す。地上の動物がいなくなった場合、やはり地球を支配するのはその辺の動物なのだろうか....