【感想・ネタバレ】我関わる、ゆえに我ありのレビュー

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Posted by ブクログ

地球を一つのシステムとしてとらえ、それを宇宙から俯瞰することによって地球や文明について語った一冊。人間が「生物圏」から分化して「人間圏」を作ったことによって現在のエネルギー問題や人口問題を引き起こした、など一見すると難しい話を平易な言葉で語っているので、いちいちストンと落ちてくる。また、惑星物理学の第一人者であるという著者は哲学にも相当深く言及していて、その博学ぶりがよく分かる。
ところで、ワタシは以前から、宇宙から地球を俯瞰する機会を持った人類が増えれば、いま地球上で起きている内紛や紛争の多くは消滅するんじゃないか、と真剣に思っている。本書を読んでその思いを新たにした。

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2018年11月18日

Posted by ブクログ

養老先生もそうなんだけど、東大の先生ってやっぱりすごいなあ。地球物理学と文明論、哲学までこんなふうにシンクロさせて論じられるとは。目からウロコだった。
でも、私にはまだ読みこなせてない部分がある。もっと知識を入れてから改めて読み直したい。つくづく、読書とは筆者との知的格闘技戦だと思った。松井先生のファンになりました。

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2017年04月11日

Posted by ブクログ

松井先生の本は何冊か読んでいるのだが、簡単なようで難しい。
宇宙とは何か、地球とは何か、生命とは何かなど知っているようで、まだまだ未知な事が多いテーマだと学者の探究心には驚かされる。
世界の中で自分も極々小さい構成要素でありながら、外(宇宙)からの視点で改めて世界について考えてみるのも面白いなと感じました。

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2014年07月08日

Posted by ブクログ

人間を超俯瞰的に見つめ直すことで、それをあらゆる思考の柱とすることができる。こういう視点で物事を考えられる人を天才と呼ぶのだと思いました。
このような視点を意識するだけでも、これからの生き方が変わるような、そのようなことが学べる、哲学書(実際は、科学書に近いと思いますが。)だと思います。

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2013年10月07日

Posted by ブクログ

2013年06月29日、“久米宏ラジオなんですけど”という番組の、スポットライトのゲストだった松井孝典の本です。話題は番組で話した内容とかなり重なっていました。

ラジオの方が、(久米宏のインタビューが素晴らしいということもあるのでしょう)話が明快で、本書の方は、色々と興味深い話題がちりばめられているものの、全体としてもやっとした感じがしました。

たぶん、筆者の思考の流れに私がついていけなかっただけだと思います。orz

ともあれ、人間圏という概念を考え付いた筆者は天才だなぁと思いました。

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2013年07月26日

Posted by ブクログ

地球史に興味があったため(休み休み読んでいる本も・・)、読み始めた。「宇宙、地球、文明、における歴史をまとめた本」と(著者は)述べているが・・・読み進めていく毎にいろいろなことを考えさせられた。(人間とは?人間と他の生物との差って?地球と他の星との違いって?などなど)
その中でも特に印象に残ったのは、資源・エネルギー問題も環境問題も人類の(共同幻想により成り立つ)世界を変えないと解決できないということ。そのために新たな文明の創造というが、(その)答えは見えてない(ように思える)。スケールが大きすぎてイメージはつかめないが行動しながら考えていくしかなさそう。(それが誰かが考える解への鍵になるかも)

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2012年09月16日

Posted by ブクログ

グローバルな視点で物事を捉えるというレベルを更に超えて地球や人類というレベルでの物事の捉え方から、現在の地球環境変動の要因等について話をしており、まず視点が非常に斬新的。

我々が“自然に帰る”という言葉を使う時点で、人類は自然ではない生活圏を作り上げているという点。そして、地球誕生から現在に至るまで、狩猟→農耕生活→産業革命という中で、地球の資源を人間が無計画に使った結果が、現在の環境問題につながっている点。非常に考えさせれれる内容です。

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2020年07月24日

Posted by ブクログ

宇宙の中の地球、という視点でみたときに地球の事が分かる。
人間も同じで、地球人だけでは人間の事を理解したわけではない。

歴史、科学、天文、色んな切り口で新鮮な情報を得ました。

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2014年11月30日

Posted by ブクログ

宇宙のシステムから世界や社会を捉えなおすという壮大な内容は、新書では済まないものだとわかったのだけが収穫。

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2012年08月31日

Posted by ブクログ

昔松井先生の本はよく読んで、全体を捉える視点に感動した。
今はそうした視点が薄れて自分のことで精一杯の自分がいる。もっと自分を楽しくして欲しいと思う自分がいる。人も変わるものだ。

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2012年04月09日

Posted by ブクログ

 『地球を俯瞰すれば人間が分かる』という帯の言葉に惹かれた。
内容は...今までにない視点で面白かった...んだけど。後半が分かりにくい。文系の私には科学的な考察は難しいらしい。
最初の方は参考になることが書かれてました。人間というものの見方をどうするか、という話がメイン。『外から見ることで自分のことを知ることができる』。これ。この本では、いわゆる人類とはなにで、地球とはなにで、というのを解いてるわけだけど、こういうのは案外単なる個人である自分の自己分析に使えるよね。
後半の私が理解できなかったあたり...は、自分に応用できるところが無さそうだから、あまり興味が持てないのだろうな。
自分をもう少し外側から見てみるかな。うーん。やっぱりナルシストなのかしら。自分研究大好きっぽいね(笑)

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2012年04月08日

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