松井孝典のレビュー一覧

  • 巨大隕石の衝突 地球大異変の歴史を読み解く

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    先日読んだ『異貌の科学者』(小山慶太著)にアルバレス親子に関する記述があり、恐竜絶滅を引き起こした「巨大隕石の衝突」について知りたくて本書を読んだ。
    著者の松井孝典氏は惑星科学の第一人者であり、東大名誉教授である。2023年に77歳で亡くなった。
    本書のテーマは「隕石の衝突」。テーマが狭いのであまり期待していなかったが、読み終えて唸った。「学者というのは凄いものだ」と。あまりに専門的なところは割愛しながら、必要十分な内容を大衆向けに分かりやすく説明していることに驚嘆した。
    6500万年前、ユカタン半島に巨大隕石(小惑星か彗星のいずれか)が衝突した。その後の地球の擾乱は数万年に及ぶもので、恐竜を

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    2024年11月15日
  • 地球外生命を探る 生命は何処でどのように生まれたのか

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    「生命は如何にして産まれ得るか」「地球生命に匹敵する知的生命体は産まれ得るか」という問いを追求していく本。NHKのラジオ講座をまとめたもので、各章で内容が重複したり前後したりはするが、データを元に深い考察が成されていて納得度も高く、面白く読めた。

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    2024年03月17日
  • フューチャー・イズ・ワイルド

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    出てくる生き物が気持ち悪くて、本当に大好きです。世界の説明も分かりやすく読みやすい。忘れた頃に繰り返し読んでいます

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    2020年05月03日
  • フューチャー・イズ・ワイルド

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    ネタバレ

    子供に返って楽しめる。舞台は500万〜2億年後の地球、まじめに奇抜にその時の地球を考察する。イカがスーパーでっかくなってのしのし歩いたりする。ヤバイ、2億年後まで生きてたい。

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    2019年02月07日
  • 銀河系惑星学の挑戦 地球外生命の可能性をさぐる

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    よくある話しかと思いきや、様々な興味深い脇道を通って、生命探索への途を指し示す。講演を元にしただけあって、かなり読みやすい。惑星学が惑星科学に。そして銀河系惑星学へとパラダイム転換を遂げる過程に知的な興奮を覚えた。包括的な惑星にかんする知識が得られる。

    ・1日を24時間に区切り、7日で1週間という単位をつくり、日曜から土曜までの名前を付けたのは、紀元7世紀に新バビロニア王国を建国したカルデア人。
    ・太陽の勢力圏は、重力ではなく、磁力が優勢な領域。そちらのほうが広い。
    ・降着円盤の材料を全て使い切って星が完成するのではなく、重力と内側からの圧力が釣り合い、静水圧平衡の状態になったときが恒星の誕

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    2016年04月28日
  • 天体衝突 斉一説から激変説へ 地球、生命、文明史

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    隕石衝突とは一体どのような現象で,これまで地球と生命の歴史に何をもたらしてきたか。そして科学はその謎をどのように解き明かしてきたのか。本書は豊富なデータに基づいてこれらの問いに答えつつ,斉一説→激変説という地球史・生命史のパラダイム転換についても論じている。科学に少しでも興味のある人なら,刺激的な読書になるはずだ。
    13年2月,ロシアのチェリャビンスクに落ちた隕石は,多くの映像とデータを残した。記憶に新しいこの事象を皮切りに,ツングースカ大爆発やクレーターの科学など興味深い話が続く。クレーターの成因は天体の衝突だという説が確証されたのが比較的最近(アポロ計画)というのは意外だった。以前は,隕石

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    2015年01月26日
  • フューチャー・イズ・ワイルド

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    ポケモンに出てくるモンスターを全部覚えて、どういう技をもっているかとか、ぶっちゃけ人生にほとんど役に立たない知識を、頑張って勉強する、みたいな、なんというかどうでもよい事って感じがする本で、でもそういうのだからこそ本当に楽しいのでした。

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    2014年11月30日
  • 天体衝突 斉一説から激変説へ 地球、生命、文明史

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    地球の歴史の考え方がここ50年で大きく変化したことを詳細に解説している好著だ.小生がこの激変説をある教授から実際に聞いて興味をもったのは、1990年の半ばだったと記憶している.従って、第6章から第8章で述べられた科学者たちの活動は非常に読んできて面白かった.ただ、天体衝突が実際におこる確率は小さいにせよ、危機感は持っておく必要があると思っている.

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    2014年10月09日
  • フューチャー・イズ・ワイルド

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    「人類が死滅していること」「筋肉や骨の強度といった生物の構造そのものには変化がないこと」「光合成の速度や進化の速度は現代と同等であること」を前提に、500万年後、1億年後、そして2億年後の地球にはどんな生物が繁栄しているかについて、あくまで科学的な知見と推測に基づいて描かれる、未来の地球の姿。最初はギャグかなぁーと思いながら読み始めましたが、読み進めると「意外にこんな世界が本当に有り得るのかもしれない」と思えてきました。空を飛ぶ魚も陸上で生活するようになったイカも、なくはないだろうなぁという印象です。

    ただしカオス理論を考えると、何か一つの要因が違っただけで、この本で推測された未来は絶対に来

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    2013年01月31日
  • フューチャー・イズ・ワイルド

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    新書購入

     サイエンス本。資料用。
     遠い未来(2億年後)に地球にいる動物たちの予想。

     はっきりいって、このカラーイラストの多さと、このネタの豊富さは、お得感いっぱい(笑)
     陸上生物となったイカとか、鳥のように空を飛ぶ魚、巨大化した昆虫、牧畜する蜘蛛。ジャンプして移動するカタツムリ。
     魅力的な動物がいっぱい。

     この話は昔、テレビでやったから、見た人もいると思う。
     資料本として最高。

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    2011年05月28日
  • フューチャー・イズ・ワイルド

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    「人類滅亡後の地球には、どんな生物が現れるか?」
    これが本書のテーマです。
    人類滅亡を規定の事実としているところが凄いですねw

    実はこの本、じっくり熟読してません(汗
    文系人間の私には、理系の科学書は苦手なんですよねw
    しかし図入りで判り易く解説しており、科学の素人でも楽しめるでしょう。
    大陸移動と気候の変化、そして過去の生物進化の過程から予想される未来の生物進化について綴られています。
    「魚が空を飛ぶ」、「イカが陸上を歩く」、とかいうのは、あくまでも可能性の話ですが、しかし生物がどのように進化するのか?ということを学べます。
    本書で"ニッチ"(1つの種が利用する、あるま

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    2009年10月04日
  • フューチャー・イズ・ワイルド

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    2億年後の地球上にはびこる生物を、科学的かつ大胆に予想。
    魚が空を飛び、哺乳類は虫の家畜と化し、巨大なイカが地を歩く。

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    2009年10月04日
  • フューチャー・イズ・ワイルド

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     地球誕生から46億年間を描いた本は沢山あるが、未来の地球を描いた貴重な本である。 現時代は人間が繁栄し美しい地球を破壊し続けた。そして6回目の大量絶滅は、人類が原因で起こるとされている。
     そして、人類がいなくなった後の地球はどうなるのであろう?山を切り崩しコンクリートジャングルにした場所は?原子力発電所の周りはどうなるのか?
     長い地球の歴史からみれば人類が繁栄た時間なんかあっという間なんだよね。何万年もの長い歳月をかけて人類の痕跡を消し去り、美しい地球に戻っていく。
    そして、環境に適応できた種のみが独自の進化を遂げることが出来る。
     象の様な巨大イカが陸を歩き、魚類が空を飛び、蜘蛛は哺乳

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    2009年10月04日
  • フューチャー・イズ・ワイルド

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    5000万年後、1億年後、2億年後の地球の姿とそれに適応する様々な動植物をCGでリアルに(略)。ここまで予測できる学問の偉大さを痛感。

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    2009年10月04日
  • フューチャー・イズ・ワイルド

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    過去・現在の生物について書かれた本はたくさんあるけど
    未来について書かれたというのに引かれて本書を手に取りました。
    本書に登場する生物は空想上のものではなく、生物学と進化論の
    基本的原則に則って描かれています。最新のCGで描かれた未来生物は躍動感たっぷりの迫力で
    こんな生物がいそうだなと思わせてくれます。私には想像もできない世界と生物を見せてくれる
    一冊でした。

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    2009年10月04日
  • フューチャー・イズ・ワイルド

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     5千年、1億年、2億年後の壮大な地球図鑑!!
    元はNHKで放送されていたものを、本にしたらしいです。
    これをリアルに未来ととらないで、1つの物語として読むと楽しさ倍増しました。
    カラーで様々に進化した動物がいて、一種の図鑑みたい。(妖怪図鑑とかの類を思い出す...)

     でもでも、大好きな一冊です!見ていて楽しい、読んで「へぇ〜」と思える。動物たちも、可愛いのからツッコミどころ満載の笑えるものまで数多くあって、めっちゃ楽しいんです♪

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    2009年10月04日
  • フューチャー・イズ・ワイルド

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    物凄い未来に生き物たちはどういった進化を遂げているのか?魚が空を飛ぶ。未来はすごいことになっている。

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    2009年10月04日
  • 地球外生命を探る 生命は何処でどのように生まれたのか

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    アストロバイオロジー 宇宙生物学
    パンスペルミア説:地球生命は宇宙から来た

    火星 2012年 キュリオシティ着陸 水の痕跡 有機物 メタン
       2014年 日本 MMX 衛星ファボスのサンプルリターン 2029年帰還
    木星 衛星エウロパ 熱水噴出孔 氷の下には厚さ100kmの海
    土星 エンケラドス ガス噴出
    系外惑星 5009個発見(2022/3/28) 地球型惑星59個 ハビタブルゾーン21個
      天の川銀河1000億個の恒星=1000億個の惑星

    生命とは 細胞=生きているいちばん単純な物体
    生命=水+脂質:細胞膜+炭水化物:糖)+核酸:DNA、RNA+タンパク質:代謝
     電子の流れ、

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    2023年03月19日
  • 138億年の人生論

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    自分にとって何が一番大事なのか、何が好きなのか、どういう人生を送りたいのかをしっかり考えることの重要性を感じた。

    安定=停滞であり、常識が覆されとされ別のものに変わることが進歩である。これまで積み重ねられてきた知識を学ぶことはもちろん重要だが、それで全てを理解した気になり思考が硬直化する事は避けるべき。という意識を普段から持っていられたらいいなと思った。

    松井さんの天才っぷりについていけないなと感じる所もありつつ、やっぱり極めてる人の言葉は説得力があり、勉強になった。

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    2023年01月17日
  • フューチャー・イズ・ワイルド

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    2億年後、そこにはもう人類もAIも存在しません。人類が滅んで1000年後に現れるナウシカたちも既にいないようです。
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    そこはまるで原始時代。
    2億年後、地上では体重8トンの巨大なイカ[メガスクイド]が闊歩しているのだそうです。
    イカに支配されている!!(((;゚Д゚))))
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    こうして1億年単位でみてみると、地球って結局、生物が繁栄して滅んで、また繁栄して滅んでを繰り返しているだけのようにも見えてきます。
    だとすれば何のためにそんなことをするのでしょうか。何のために地球は存在するのでしょうか。
    答えはきっと出ないと思いますがそんな不思議を考える本でした。

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    2022年09月26日