天野明のレビュー一覧

  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 19

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    ロンにとっての禁断推理に始まり、トトにとっての禁断推理に終わる。少し駆け足だった気がしないでもないが、ロンとトトの物語を綺麗にまとめ上げる見事な完結巻だった。

    思いがけない助っ人の暗躍もあって、ようやくアリス・モリアーティを出し抜くことに成功。最後の最後まで容赦のない無慈悲な展開にハラハラさせられたけど、トトが無事に帰ってきてくれて本当に好かった。

    探偵として完成した今……必ずしも相棒が必要という訳でもないのだが、やっぱりトトがいてこそのロンだし、ロンがいてこそのトトなのだと強く思ったね。ロンだけの探偵業は、キャラ的にも物語的にもどこか味気ない。いつの日か、あの”シャーロック・ホームズ&ジ

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    2026年06月20日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 18

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    ”刻の島”が舞台になっているだけあって、どの事件も時間を巧みに利用した不可能犯罪を成立させてきやがる。謎解きに必要な情報なら、これまでのストーリーでフェアに提示されているはずなんだけど……悔しいかな……正直、自分には解決の糸口すら見えてこない。

    凡庸な自分は、ロンの推理をおとなしく待つとしよう。この盤面をどうひっくり返すつもりなのか、作品のトリを飾る最高のフィナーレを期待してる。

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    2026年06月20日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 17

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    ついに幕を開けたアリス・モリアーティ主催のラストゲーム。

    提示されたルールを読んだ限りでは、米澤穂信先生の『インシテミル』に人狼ゲームの要素を掛け合わせたような感じかな……デスゲームに”心理戦”と”ミステリー”を盛り込ませた印象を受ける。とはいえ、実際にゲームが始まってみないことには、まだ何とも言えないね。

    凶器は自分で調達する必要があるのか、自分の役職を故意に公表してもいいのか、そして各役職に何人のプレイヤーが配されているのか……気になるところは間々あるが、個人的な気持ちとしてはラストゲームに相応しい推理ショーであってほしい。

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    2026年06月20日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 16

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    世界探偵連盟の監視で”安楽椅子探偵”にならざるを得なくなってしまったロン。トトがもたらす情報だけでトリックを見破るロンはさることながら、殺害現場に残った些細な違和感を見逃さないトトの観察眼も凄い。

    アリス・モリアーティに利用されたナイトくんは気の毒だったが、罪悪感と葛藤している様子を見る限り、まだ更生の余地はありそうで安心した。トトも警察官というより、教官として彼を教え諭しているのが好いね。「父は自分に関心がない」って言ってたけど、愛情に飢えてたりするんだろうか……

    何にせよ、助っ人に駆けつけてくれたBLUEの生徒たちの協力もあって、東京キメラ連続殺人事件は無事に解決。2人の絆とこれまでに

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    2026年06月19日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 15

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    世界探偵連盟の実態が笑えないレベルで酷すぎる。

    アリス・モリアーティという共通の敵を見据えておきながら、体面を保ちたいばっかりにロンの足を引っ張ることしかやってない。しかも、選りすぐりのメンバーで編成した特別チームが造反したにも関わらず、貴重な人員を割いてまで真っ先に実行したことがロンの監視って……あまりの体たらくに呆れてしまう。

    ロンほどの推理力があるわけでもなく、トトのような強い信念も感じられない。現場で働く人たちの士気を下げるような上層部の姿にイライラしちゃった。

    アリスの目的も気になるところではあるが、個人的な今の気持ちとしては、一刻も早くアリスを捕まえて、世界探偵連盟の鼻っ面を

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    2026年06月18日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 14

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    やっと日常(※殺人事件付き)に戻ってこれたのもあって、今巻はライトなミステリーが多めに収録されてた。ずっとシリアスな殺人事件が続いていたから、箸休めには丁度よかったかもしれない。

    それにしても……カバー下にいるカワセミさん、右手にピンセットを持ちながら、左手にアイス持ってるけど……まさかピンセットでアイスを食べるつもりなのか?

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    2026年06月18日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 13

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    被害者の足跡しか残されていない中庭の他殺体、屋上(最上階)で発見された謎の転落死体、金属製ロッカーと水の組み合わせによる溺死を狙った殺人未遂……どの事件も初見のインパクトに負けない巧妙なトリックが仕込まれていて、なかなかに読み応えのある面白い推理劇だった。

    エピローグで明かされた衝撃的な事実を含め、第2部の幕開けに相応しい見事なエピソードで、これからの展開がめちゃくちゃ楽しみ。順当に考察するなら、ウィンターやマイロあたりが味方になってもおかしくないけど……アリスの言動を見る限り、一筋縄ではいかなさそうな予感。

    リボーンとかツナがゲストで出演してくれたりしないかな……。

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    2026年06月18日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 12

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    今度の被害者は、まさかのエメ校長先生。第1部の被害者たちとは違い、ずっとロンのことを信じ続けていたキャラクターなだけにショックが大きい。その後に発生した不可解な見立て殺人の被害者も生徒だからか、これまでの事件とは違って安心して読み進められないでいる。

    おまけに舞台となる探偵養成学校「BLUE」は外界から完全に隔絶されたクローズド・サークル……その外側でも新勢力が不穏な動きを見せているから、シュピッツやDr.ヒルシュも安全といったお馴染みのメンバーも安全とは言えなさそう……せめて、フィン・フェネックには最後まで生き残っていてほしい。

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    2026年06月17日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 11

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    いつの間にかトトの推理力も驚くほど成長していて、思わず胸がアツくなっちゃった第11巻。まさか1巻のアレが伏線になっているとはね……。

    ロンのメッセージに気づくトトも凄いが、決死の覚悟でロンをアシストしてみせたエルマーも最高にカッコ良かった。ビジュアルといい、言動といい、天野先生の描くキャラクターは本気で読者を沼らせにくるから困る。

    反対にこれまで絶対的な強者として振る舞っていたマイロ・モリアーティは、劣勢になった途端……あからさまに狼狽してて滑稽だった。元ネタとなった”ライヘンバッハの滝”をオマージュしているのかもしれないが、マイロの悪あがきを見せられても元祖モリアーティほどのカタルシスは

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    2026年06月16日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 10

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    逆転に次ぐ逆転で脳汁が止まらん。

    決定的な証拠で一度はエルマー・スティングレイに注目を集めさせておきながら、解決編の盤面ではフィン・フェネックを追及……だが、それすらも真犯人を炙り出すためのミスリードに過ぎず、最終的にはロンの推理で真犯人を見事に特定。序盤から綿密に散りばめられていたピースが次々とハマっていく快感は、まさに鳥肌モノだった。

    ロンの機転で第三の殺人を未然に防ぎ、真犯人も見つかったことで大団円を迎えるかと思いきや……モリアーティの策略はさらに上を行っていて、あっという間に形勢再逆転。最後の最後にとんでもない置き土産を残してくれたよ……。

    絶望的なあの状況を一体どう切り抜けるつ

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    2026年06月16日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 9

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    ついに始まったマイロ・モリアーティとロンの大勝負。

    その舞台となるのは、外界から完全に隔絶された豪華客船(クローズド・サークル)。富裕層の客もいれば、密航者(シュピッツ)もいるし、何者かに脅されている職員もいたりと……大長編を彩る土台の設定は申し分ない。争点となるポイントや疑惑を事前のエピソードで丁寧に整理してくれたのもあって、こちらも心の準備を十分に整えて臨むことができた。

    あとはこれらの素材をどう活かすかだけど……のっけの殺人事件から不可解な謎だらけで、めちゃくちゃ面白い。ミステリー初心者の自分では、犯人はもちろん、トリックすら分かりっこないものの、かつてないスケールで描かれる長編ミス

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    2026年06月16日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 8

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    ノラ君もDr.ヒルシュもキャラが濃ゆい。

    ”見えない血文字事件”で捜査を引っかき回してくれたノラ君は、序盤こそ頓珍漢な推理でイライラしたものの、能力を発揮してからの観察眼は凄まじかった。探偵というより、その助手とかに向いてそう。今後の活躍に期待が持てるキャラクターだった。

    次エピソードの”硬貨と刻印殺人事件”で登場したDr.ヒルシュは、敵でも味方でも精神を削ってくるような性格してて、個人的な好感度はそんなに高くない。ただ、言動はどうであれ、被害に遭った遺体の状況からトリックを看破する能力に関しては、認めざるを得ないかな……仮に敵なのだとしたら、あの鼻っぱしを折ってやりたい。

    ついでに言え

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    2026年06月15日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 7

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    風船の中に生首が混ざっていたことから始まる”風船生首殺人事件”。

    開幕のインパクトは強烈だったが、ミステリー初心者の自分でも「あれ?」と思う部分が所々にあって、ちょっとばかしのモヤモヤ感が残るエピソードだった。被害者の遺体をどれくらい細かく解体したのか、運送中に滴るであろう大量の血液はどう処理したのか、弓なりに曲がったロープウェイでパーツ(人体)を上手く運ぶことは出来るのか……本格派を謳うのであれば、もう少し細部のリアリティを詰めて欲しかったかな……。

    ただ、その次の密室殺人事件は、そんなモヤモヤ感を払拭するくらい濃密で面白いミステリーだった。事件現場に残された物理的な証拠から機械的にトリ

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    2026年06月15日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 6

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    ロンの出生と父親の秘密に迫るオーベルジュ編。

    限定的な活躍だったとはいえ、へっぽこ刑事だったトトが探偵役のロンに代わって推理する展開は好かった。今までトトのことは物語における”ワトソン役”くらいにしか思ってなかったけど、ロンがシャーロック・ホームズの血縁者であるならば、どこかにジョン・H・ワトソンの血縁者がいてもおかしくないわけか……まだ推測の域を出ない妄想に過ぎないが、トトがワトソンの子孫なのだとしたら大分アツイ。

    そのうち、アイリーン・アドラーのような存在も登場しそうで今後の展開が楽しみになってきた。

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    2026年06月14日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 5

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    類まれな才能を持つ天才たちを誘拐し、何故かすぐに解放する謎の誘拐犯・ハミングバード。

    善悪の是非はさておき、犯人側が掲げる矜持は、これまでの敵の中でも群を抜いてカッコ良かった。彼の語る信念が嘘偽りのない本物であることを願いたいけど……表情とか瞳が悪役のそれでちょっとばかし不安。

    理想を言えば「コナン&怪盗キッド」や「ルパン&銭形」のような距離感でいてほしいかな……何にせよ、ハミングバードのさらなる活躍に期待したい。

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    2026年06月14日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 4

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    まずは、モリアーティ家 第四子・ウィンターとロンの推理対決。

    これまでの事件とは一線を画す規模の劇場型犯罪ということもあり、中々に読み応えのある推理劇だった。いつも飄々としているロンが珍しく焦りを見せ、少しずつ追い詰められていく姿には、ハラハラさせられたね。最終的に勝ったとはいえ、敗北感がやたらと色濃く残る幕引きだったから、爽快感とかはないかな……。

    次なる刺客との対決が待ち遠しい。

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    2026年06月13日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 3

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    前巻から続くクローズド・サークルの謎を華麗に解き明かしたところで、物語における真の黒幕が登場。ミステリー初心者の自分でも分かるくらい有名な名前が出てきて、ちょっとビックリしちゃった。初対面でトトの職業や行動を言い当てていたのは、シャーロック・ホームズのオマージュだったわけね。

    何にせよ、ロンの奇行はシャーロック・ホームズの子孫だから……そして、犯人を死に追い詰めちゃう超能力(?)は、犯罪王ことジェームズ・モリアーティの血も受け継いでいるから……ってことで説明は付きそう。

    これから明かされていくであろうM家の陰謀と因縁の対決が楽しみ。

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    2026年06月13日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 2

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    これから物語に関わってくるであろう名前付きのキャラクターが登場したことによって、各事件のミステリー要素がさらに濃ゆくなってきた。少なくとも慧眼のカワセミ刑事と卯咲もふ先生、それから前巻登場したシュピッツ・ファイアに関しては、キャラ付けが強烈だから、今後も登場してくれそうな予感がする。

    後半の孤島天文台殺人事件に登場したグリズリー教官も生きていれば、もっと物語に関われてたんだろうけど……BLUEの関係者だから、殺されちゃったのかな? あまり類を見ないイケオジだっただけに早々と退場してしまったのが残念でならない。

    ロンとトトがどんな真実に辿り着くのか……次巻へ持ち越された解決編に期待。

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    2026年06月12日
  • 鴨乃橋ロンの禁断推理 1

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    へっぽこ刑事と超優秀な”訳アリ”探偵が織り成す本格派のミステリー漫画。

    「家庭教師ヒットマンREBORN!」が大好きな自分としては、ダメツナ&リボーンのバディシップを彷彿とさせる名コンビの誕生にワクワクが止まらない。美麗な作画をはじめ、天野先生が生み出すキャラクターは自分の癖に刺さりすぎる。改めて、自分は天野ワールドが好きなんだと実感できる1冊だった。

    天野明先生のファンはもちろん、ミステリー初心者の方でも十分に楽しめる作品だと思う。ただ、純粋に本格的な謎解きを求めるコアなミステリーファンの方には、おすすめしにくいかな……テンポよく押し寄せてくるコメディ要素やギャグの応酬は、人によっては謎

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    2026年06月11日
  • 家庭教師ヒットマンREBORN! モノクロ版 29

    購入済み

    最強の桔梗が見せる修羅開匣の圧倒的な力に、雲雀やヴァリアーといった猛者たちが次々と敗れ去る光景は、もはや絶望そのものです。頼りになるはずの仲間たちが力及ばず倒されていくなか、唯一残されたツナたちがこの圧倒的な戦力差をどう覆すのか、胸が締め付けられるほど過酷な状況ですね。

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    2026年06月09日